驚異のスケールで描く大海洋アドベンチャー!
家族の絆が地球(ペコポン)を救うであります!
概要
2007年3月17日に公開された『ケロロ軍曹』の劇場アニメ第2作。
前作『超劇場版ケロロ軍曹』の正式な続編となっており、前作で重要なカギを握っていたキルルが本作でも登場する。
舞台は南太平洋にある1つの無人島であり、その海底にある巨大な城がメイン。もう1つの舞台として創造の東京都も登場する。前作が陸を舞台にしていたのに対して本作は海を舞台としているためか前作よりもスケールが大幅にアップしており、上映時間も18分拡大の1時間18分となった(以降の作品でもこの70分台がケロロ劇場版の上映時間のベースとなっている。ただし今作の次のみスケールアップの拡大試験中だったのか90分台にされている)。
前作は"仲間との友情"を主としていたが本作は"絆"というものをメインテーマとしており、離れ離れになってしまった家族の絆が一体どのくらい強いのかという「家族の絆」を強く描いた作品となっている。またゲストキャラクターの面々が一部の記憶しかない異星人とされており、ケロロ小隊とパートナーとなる地球人たちは「彼らと共存できる道があるのか」を出会いを通して奮闘しつつも確実に探し出すため対峙するというのが主体となっている。
同時上映は『ちびケロ ケロボールの秘密!?』。
あらすじ
蒸し暑い夏のある日、南太平洋沖で再びキルルが覚醒した。暴走したキルルは西澤家の調査船を襲おうとするが、突如現れた2つの小さな光により瞬く間に封印されてしまう。
桃華はその際に入手した謎の小生物をダシに冬樹を南海の調査に誘おうとするが、案の定ケロロ小隊やいつもの面々も一緒についてくることに。束の間のバカンスを楽しむ一行であったが、突如現れた怪生物ナイトメアにより、夏美が攫われてしまった。
ナイトメアを操るのは、キルルを一瞬のうちに倒した深海の王子メール。彼は夏美を花嫁に迎えようとするのだが…?
登場キャラ
ケロロ小隊とその周辺人物
- ケロロ軍曹(CV:渡辺久美子)
- タママ二等兵(CV:小桜エツ子)
- ギロロ伍長(CV:中田譲治)
- クルル曹長(CV:子安武人)
- ドロロ兵長(CV:草尾毅)
- 日向夏美(CV:斎藤千和)
- 日向冬樹(CV:川上とも子)
- 西澤桃華(CV:池澤春菜)
- サブロー(CV:石田彰)
- 東谷小雪(CV:広橋涼)
- アンゴル=モア(CV:能登麻美子)
ゲストキャラクター
用語
ちなみに、テレビ東京系列各局のアナウンサーが一人ずつ出演している。
担当者とキャラクターは以下のとおり↓
- テレビ北海道:大藤晋司(シャチ形ナイトメア)
- テレビ東京:松丸友紀(松丸オペレーター)
- テレビ愛知:相澤伸郎(サメ型ナイトメア)
- テレビ大阪:藁谷麻美(藁谷オペレーター)
- テレビせとうち:中島有香(メイド型ナイトメア)
- TVQ九州放送:立花麻理(立花オペレーター)
漫画版
原作単行本20巻に相当する第164話で、本劇場版の草案にあたる長編ストーリーが展開された。
設定は概ね劇場版と変わらないが、細かなキャラの経歴とストーリー展開が劇場版と大幅に異なっており、劇場版メディアミックス恒例のパラレルストーリーとなっている。
ただし劇場版で一瞬の登場に終わっているキルルがこちらでは本格的に登場するなど過去の劇場版シリーズの設定を完全補完するような描写も多数出てくる。ケロロ軍曹という作品を深く知りたい人にとっては必読のストーリーといえるだろう。
詳細はこちら。
関連タグ
超劇場版ケロロ軍曹 → 本作 → 超劇場版ケロロ軍曹3