CV:桑島法子
概要
とある理由により従者であるマールと共に地球の海に長い間住んでいた宇宙人の男の子。
その正体は「マロン星」という海の惑星に住む種族・マロン人の1人。
無邪気で子供っぽく寂しがり屋な性格をしている。
普段は無邪気で可愛らしいところもあるのだが、自身にとって邪魔な存在が現れた際にはその障害を事ごとく排除しようとする一面もある。
容姿
軟骨魚類を思わせるような姿をしており、全体的には出っ張り部分が多いのが特徴。
額とお腹にはマールと同様専用のマークがあるが、ケロン人と異なり全員同じマークをしている。
体の体色は濃いアクアブルーである。
劇中ではメアボールによって変身した姿も登場している。
(↑左が第二形態、右が最終形態)
また原作では冬樹に擬態した姿も登場している。
作中の動向
元々は彼らが幼かった頃にマロン星の宇宙船が南太平洋の海域近くに落ちてしまったことが彼とマールの地球生活の始まりである。
その事件の経緯を彼らは知らなかった(この頃の彼らはまだ幼くて記憶になかった)ため、真相を知るべくマールと一緒に南太平洋の深海に暮らしていた。
そして自身のプリンセスを迎え入れる形でケロロたちの元から日向夏美を連れ去ってしまう。
ケロロが第二のキルルを倒した人物と彼の関係を知って彼の元へ直接接近しに来た際には、自身を王子と称した上で協力を拒否し、自身が作り上げた深海帝国から追い出すように仕向けるのだが、実はこれらの目的も自身の孤独感を埋めるために行っていた行為であったことが夏美と2人きりの時に明かされる。
その真の理由を知らないまま夏美を取り返そうと再び自身の元へやって来たケロロたちの動向を知った彼は、彼らに力で分からせようと激闘を繰り広げる形でメアボールを使用する。しかしその途中で怒りの感情を読み取り過ぎたメアボールがバグを起こし、彼と共に暴走をしてしまう。
自身の怒りの感情によって制御ができないほどの苦痛に陥ってしまった彼はそのSOSを聞いて助けに行こうとしたマールまでもを取り込んでしまうまでに暴走。その姿を目の当たりにしたケロロたちは彼の本当の気持ちを夏美から教えられ、その気持ちを汲み取って彼らを救出ようと決心する。
最終的にはケロロや夏美たちよってメアボール消滅の直前で間一髪ながらも救出され、これまでの行いを反省。物語最後は夏美に代わってプリンセスとなったマールと共にマロン星へと帰ることを決心して地球を去っていった。
次回作『超劇場版3』では直接の関与こそしないものの、ケロロたちの代わりに"第二のキルルを倒した人々"(本作冒頭に登場するキルルであり、物語冒頭で彼らが倒した)として夏美の口からマールと共に名前が言及された。
原作では
当バージョンでは劇場版と物語の世界線が異なり、マロン星から地球に来た経緯を彼は最初から知っている。
夏美が連れ去られるところまでは映画とほぼ同じなのだが、それ以前の生い立ちなどは映画と異なるため、上記以降の展開が大幅に変更されており、その経緯で夏美を取り返しに来たケロロたちには第二のキルルを使おうとする他、幼い頃に冬樹と出会っていたということが判明する。
後の第190話では、夏美にプレゼントした自身ティアラが本エピソードのゲストキャラであるイルカの生活できるための重要アイテムとして登場しており(映画版ではそのティアラはマールに渡ったため、そちらで換算すると矛盾が生じる)、その時の回想して彼も姿のみ登場した。
余談
メールを演じる桑島法子氏は後に二代目の日向冬樹を演じることになる。
ちなみに本作の漫画版に当たる原作20巻はメールが冬樹と関わっている設定となっており、事実上桑島法子が演じる2キャラが共演する形となった(映画版時は初代である川上とも子氏が演じていた)。