ここでは、テレビアニメ版について紹介する。
原作漫画及びフラッシュアニメ版については「北城睦実」の記事を参照。
概要
夏美達の通う吉祥学園の3年生で名前は「サブロー」だが苗字は不明。「サブロー」の名前からでは「四方の風」の共通部分が見当たらない(「西」澤桃華・「東」谷小雪・「北」城睦実・アリサ=「サザン」クロスと、方位を表す言葉が入っている。アリサは、サザンクロス→「南」十字星から)ため、こちらでは四方の風の設定が反映されない部分もある。
普段から学校をさぼっており、後輩にも(いろんな意味で)広く認識されている。また、非常にミステリアスなため「かっこいい」と思っている生徒も多く、夏美もそのうちの1人。
そんな夏美とは「宇宙人を知る者同士」として、時々日向家にお邪魔しに来る仲となっている。
芸能人の623として活動する時があるのは原作同様だが、こちらでは本名や素顔を他人(夏美や冬樹、さらにはケロロたちにも)に隠している(ちなみに名前の由来は623(ムツミ)を逆から読むと326(サブロー)と読めることから)。そこまで隠したがる理由は不明だが、顔バレされるのは彼と正体を知るクルルにとって死活問題であるらしく、彼の跡を狙うパパラッチも多かった。
なお、サブローの時でもたまに歌を作ったり、詩を書いたり詠んだりすることがあるので、趣味を隠すためではないと思われる。
そんな謎の多い彼だが、298話Bパートで普段から異次元を行き来していることが判明した。本人曰く「現実に縛られていないもう一人の自分が、自由な翼を付けているかを見に行っている」らしい。
なおこちらは中学生だからか、原作より顔がやや幼く感じられる。また中学生であるため、バイクではなくスケボーを使っているが、何故かバイクに搭乗した描写もある。
原作からの変更
原作との違いから、原作よりも身近に感じられるキャラとして作られるようになった。原作よりも比較的多く登場し、同じ学校に通っているからか、日向姉弟との距離もより短くなり、パートナーであるクルル曹長との絡みも多くなったりしている。
また、上記の設定変更の理由から一部エピソードが修正されているものもある。
- 原作と違って住んでいる場所ですら不明であるため、周りの人間から不思議に思われるなど原作以上にミステリアスなキャラクターになっている。
- 冬樹や夏美たちの出会いのストーリーでは、対象が冬樹だったものを「同校の後輩である夏美に声をかけ、それから日向家に侵入する」という設定に変更された。
- 原作におけるアリサ騒動にてその4人が集まるシーンにおいて、アニメ版ではサブローがその中に入っていなかった。
ゲーム作品での出演
基本的には「サブロー」という名前でゲームに出演している。
ケロロ軍曹メロメロバトルロイヤル / メロメロバトルロイヤルZ
コマンド | ボタン | 技名 |
---|---|---|
必殺技1 | △+→ | マニュビレーション |
必殺技2 | △ | インビジブル |
超必殺技 | R2 | 出会いには必ず別れがある BYサブロー |
全体としては遊び心のある面白キャラ。他のキャラにはない「アイテムでの攻撃」が通常攻撃でできる唯一のキャラであり、ジャンプ回数も3回と意外にも身有能な性質。空中必殺では某赤帽子の配管工ゲームのごとく相手を踏むことができる(もちろんあの演出もある)。ただし極端に足が遅いので近距離戦には向かないキャラとなっている。
通常攻撃で出現するアイテムは「まくら」、「スタンガン」、「ガチャモン」、「小槌」、「ガスボンベ」のうちランダムで1つ。最も攻撃力が高いのはガスボンベだが、一番出やすいのはガチャモン。
通常必殺の「インビジブル」には相手から見えなくなる効果がある。発動の瞬間に無敵効果も付いており、うまく使えば超必殺技のダメージも無効化できる。横必殺の「マニュビレーション」では「紙飛行機」、「木馬」、「爆弾」のうち1つを出すことができる。中でも爆弾はガード不可で大ダメージを与えられる。超必殺技は自分の周りに攻撃ユニットが増え、ダメージが大幅にアップする。精神力ゲージも一瞬で溜まるため、もはやチート技に近いものと化す。ただし素手による攻撃でないとユニットも追撃してくれないので使う際は注意。
ゲーム版『超劇場版ケロロ軍曹4』
クルルのサポートとして登場。出現すると実体化ペンでステージ攻略の手助けをしてくれる。
効果は様々で、基本は「大きいクリスタルまたはコインを五個出現」「シールド展開」などをしてくれる。目の前に針や落とし穴などがあるとブロックで埋めてくれることもある。
完全ランダムなのでどの効果が出てくるかは分からないが、後者のブロック埋めは落とし穴などがあると必ず埋めてくれるので、かなり便利なサポートとなっている。
ただし一度の使用で発生する効果は一個だけ。対象のものがなくなったり時間切れになるまでは再び使うことはできないので、ハズレの効果を引いてしまい、ゲームオーバーになる場合もある。使う際は注意しよう。