プロフィール
生年月日 | 7月7日(蟹座) |
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年齢 | 23歳(31巻「夏便り…の巻」) |
出身地 | 兵庫県神戸市(東灘区御影(両津が自宅を訪問した際に、近所の酒蔵『剣菱』を見学しているため)。生まれはフランス・パリ) |
身長 |
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体重 | 46㎏ |
スリーサイズ |
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血液型 | O型 |
最近のマイブーム | 両ちゃんの勧めでプラモ作り(ゲルググをピンクで塗装してしまい両津に叩かれる)(週刊少年ジャンプ2008年31号/164巻8話「キャラに一文字の巻」より) |
演者 | 森尾由美・アニメ版CV、香里奈・ドラマ版&2011年実写映画、土井美加・1985年、ジャンプ・スペシャルアニメ・大行進イベント時のアニメ |
なお、基本的にロングヘアだが、扉絵などではツインテールになっていることもある。
経歴
神戸の貿易会社「秋本貿易」の社長である父の秋本飛飛丸(あきもと ぴゅんぴゅんまる)とフランス人でファッションデザイナーである母フランソワーズ(デザイナーネーム:マリィ・ローラン)の長女としてフランス・パリで生まれる。小さい頃は男の子が好むようなおもちゃで遊び、モデルにもスカウトされていた。
5歳の時に有名菓子店のマスコットガールに選ばれフランス中に注目を集めるが、有名になりすぎてしまい、誘拐事件まで起こってしまった。しかし逆に自分で犯人を捕らえ手柄を立ててしまう。6歳の頃には別荘から抜け出して、一人で列車に乗ってパリからドイツにまで行ってしまうほどで、男勝りの行動力は幼少時代から発揮されていた。両親は落ち着く暇もなかったといわれている。
15歳でスイスの名門女子学校に入学する。この女子学校は寄宿舎制度で、世界中からお金持ちが集まってきていて、礼儀作法・しつけ・教養などを始めとして、実に厳しくハードな授業内容であったようである。この頃は幼少から得意だったピアノコンクールで優勝したり、ヨーロッパケーキコンテストで入賞したり輝かしい成績をおさめた。また、寄宿舎に入った泥棒を、友人の女学生が動揺している中、追いかけて捕まえてしまったこともあった。
17歳で卒業してフランスの両親のもとに戻るが、その後父親の貿易業の地盤を築くために日本へと渡り、国立大学へと入学する。卒業後、父が決めた就職先を蹴り、警察学校へと入学、翌年に公園前派出所に配属され、現在に至る。
現在でも500社以上の会社を経営する大富豪である。中川によると母・フランソワーズの会社は年商が日本円で約7兆円という超巨大企業らしく、麗子と飛飛丸の財力を合計してもフランソワーズの足元にも及ばないらしい。どんな世界だ。
なお、東京では同じく高級住宅街で大使館が多い、渋谷区広尾の高級マンションに自宅を構えている。
原作では第1話から登場した中川に対し、連載途中から登場した人物である。一方、アニメでは中川が第2話から登場したのに対し、彼女は第1話から登場している。
人物
優(ゆう)という妹がおり、イギリスのオックスフォード大学に通っている。
妹は日本に遊びに来た際、雑誌のカメラマンに写真を撮られたことがきっかけで本人の知らぬ間に芸能界デビューしてしまうが、途中からそっくりさんと密かに入れ替わったことで元の生活に戻っている。
同じ派出所メンバーの中川とは共通点が多く、当初はハチャメチャだったものの、やがて常識あるスーパーレディーとなっていった。両津に多額の借金をされていることも同じだが、彼女の場合は『本気で怒らせるとヤバい』と両津から認識されている。後に徐々に壊れていった中川に比べてまだ彼女は良識的だが、『金持ち感覚』という点では中川の側に立つことも。
スポーツはどれもプロ級の腕前で、細腕に見合わず両津をぶん投げるほどの怪力を有する。また、高度数百mのパラシュートの紐だけをライフルで撃ち抜くなど射撃の腕も超人的であり、オリンピックで金メダルを獲ったこともある。車の運転も得意で、愛車はポルシェ。
なお、当初は犬が苦手だったり泳げなかったりといくつか弱点が存在したが、いずれも克服している。
一応両津は彼女の上司にあたるのだが、『両ちゃん』と呼び互いに気安い関係となっている。
しかし、両津の言動に本気で怒った際は実力行使に出ることも多く、部長以外で唯一両津への武装おしおきを行使した(戦闘ヘリで空爆を仕掛けるというもの)人物でもある。
登場後から両津に気があると思しき描写がちらほら見られる、少なくとも中川からは『両津に気がある』と認識されているが、麻里愛(マリア)や磯鷲早矢のように直接的に好意をぶつけたり、擬宝珠纏のように結婚寸前までいったり(結婚話が出たことはあるが)といったことはない。
ただし、初期からのメインヒロインとして活躍した功績もあってか、両津とのカップリング候補として挙げられやすいキャラでもあり、読者アンケートで両津の理想の結婚相手ランキングでトップを飾ったり、両津の江戸時代のご先祖様の妻が麗子そっくりだったり、168巻の簡易的な両津家紹介で親戚キャラ&嫁候補に相応しい纏(たち擬宝珠家)を差し置いて登場したりと、マリアや纏等と言ったライバルが多い中、公式側では両津×麗子を意識している部分も多く見られる。
また、男性トラブル・盗撮・盗聴・セクハラ親父などの被害に合うが、その度に両津に助けらている。麗子自身も両津に助けをよく求める。
セクシーポリス
後期になるとマリアとコンビを組むことが多くなり、ミニパトの運転はもっぱら麗子が担当している。マリアとは扉絵などで一緒に描かれることが多く、セクシーな格好とポージングを披露している。
ジャンプヒロインと言えば中高生のヒロインが多いため、下着も地味な物が多いが、麗子はしっかりと大人の女性の下着を身につけている。
なお画像の衣装は、実際に単行本の表紙として使われたものである。この時小学生の読者は恥ずかしくて買えなかったという逸話が残っている。
番外編では占い師に扮装した両津だと知らずに「両津勘吉という人が好きなんですが」と相性を占ってもらった。これを聞いた両津は脈アリとみて必死で「結婚するべし」と勧めたが、結局正体がバレて軽蔑されるというオチ。
意外な初登場シーン
今や超のつく古株な彼女だが、派出所のレギュラーメンバーとしては初登場が第11巻と割かし遅かった。
こち亀がまだ劇画風で女性キャラも少なかった頃のキャラクターであり、元々両津に対抗できる女性として誕生したこともあって(実際部長程ではないが嫌味を言うことも多い)、当初は非常にわがままで気が強かった。そんな彼女の初登場シーンは何とミニパトで派出所に突っ込むという過激なものだった。この流れを汲んだのか、後の女性レギュラーは大体が男勝りで並以上の身体能力の持ち主である。
また、初期設定では初登場時19歳であったが、前述の設定(大卒)により無かったことになっている。