概要
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、通称こち亀にて、劇中劇の「超機動戦隊ガムダン」(言うまでもなくあの作品のパロディ)のバリエーションに驚いた秋本・カトリーヌ・麗子のセリフである。
元々は「二世会」の会長に麗子が選ばれたが、会に参加するジュニア社長が皆ガムダンに詳しいため話に乗れるよう知識を得たいと両津勘吉に頼んだのが事の発端。
しかしロボットアニメ自体に興味のない麗子が両津の説明についていけるはずもなく、結局両津が歴代の1263体の機体から会話に取り上げられやすい88体だけを絞り込んだ一覧を見た反応がこのセリフである。
ちなみにその一覧、2ページ丸々使うという徹底ぶりであり、実在するロボットアニメをパロった機体も混じっているなど抜かりない。
あらゆる方面に造詣ある秋本治先生だからこそ成せる業であろう。
ザムコラ
このセリフは元ネタ以上にふたば☆ちゃんねる発祥のバーザムのコラ画像(ザムコラ)の方で有名になってしまった。
バーザムとは、1985年に放映された『機動戦士Ζガンダム』に登場するメカ(モビルスーツ)の一つである。
これによりガンダムモドキが由来のはずのネタが本家ガンダムのコラに使われるという何とも皮肉な事態となってしまっている。
コラ画像を見た閲覧者なら思ったであろう「なんで吹き出し悲鳴あげてんだよ?」という謎は、元ネタが非オタな麗子の反応だったため、というわけである。
そして、バーザムは2017年5月についにHGUCバーザムとしてガンプラが発売されてしまい、ザムコラで冗談のように作られたネタモビルスーツの立体化が改造により現実的なものとなってしまった。
しかもバックパック接続を共通規格の3mmジョイントにしている事から、他モビルスーツのパーツを無改造で付けられるため、というかすでにいくつかは立体化され始めている。
ちなみに立体化なら過去に何度かあったが、素材がPVCだったり、価格帯など気軽に改造できるものではなかった。
そのようなミームの影響を受けてHGUCバーザムは品切れをたびたび起こすほどの人気商品となり、バーザムショックとしてガンプラ界隈に革命を起こしてしまった。