概要
バーザムと言えば「機動戦士Ζガンダム」の登場MSだが「作中で殆ど活躍が無い」「ネームドキャラが搭乗したわけでもない」「ガンプラとして出せるバリエーションが乏しい」と散々ネタにされ続けたMSである。
そんなバーザムが、爆売れしたのだ。
それはファンならずバンダイの企画部にも大きなに衝撃を与えた。
詳細は親記事に譲るがバーザムはオリジナルデザイナーのデザインを踏まえた上でしっかりとバランス良くデザインされており、色分けもほぼ完璧、可動域もHGの中でもトップクラスであるといった具合に、HGUCバーザムはHGUCシリーズを代表する傑作キットとして、モデラーの中で人気キットとなった。
これを踏まえ2019年『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』スペシャルトークショーにてバンダイの企画担当者は
「ラインナップがHGUCバーザム以降どんどん斜め上になってきている。バーザムは兎に角売れ、バンダイ社内でも(アクシズショックに準え)バーザムショックと呼ばれている」とコメントした。
バーザムのようなマイナーであり且つバリエーションも少ない機体でも売れた実績が、他のマイナー機・量産機の光明となり企画が通りやすくなったらしい。
これ以降、明らかに商品化の兆しが見えなかった機体のキット化が進むようになり、
この「バーザムショック」はガンプラの転換期として、ガンプラの歴史を語る上で外せない出来事となった。
その後は「リーオーショック」 が起き、最終的には「30ミニッツミッションズ」というプラモの新シリーズが誕生するにまで至った。
「バーザムショック」はガンプラだけでなく『バンダイのプラモ自体の転換期』へとなったのであった。
その影響を受けたガンプラ達
HGAC リーオー
HGUC ガンダムTR-6 ウーンドウォート
HGFC デスアーミー
HGAC マグアナック
HGCE ウィンダム
HGAW ドートレス
HGUC ディキトゥス
HGCE ダガーL
HGCE ストライクダガー
HGUC バーザム(A.O.Z RE-BOOT版)
HGCE デストロイガンダム