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バージム

ばーじむ

バージムは、漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』や『機動戦士ガンダムF90FF』に登場するモビルスーツ(MS)。
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…しかし、こんな骨董品改造機しかないとはなぁ


機体データ編集

型式番号MSA-008 / RGM-87
所属地球連邦軍エゥーゴカラバ
開発ブッホ・エアロダイナミクス、ナムスド研
生産形態量産機
全高19.4m
全備重量58.9t
固定武装バルカン・ポッド、ビーム・サーベル
携行武装ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、シールド、ミサイル・ランチャー(シールド内蔵)、他

※諸元はC2型のもの。


概要編集

型式番号MSA-008 / RGM-87

漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』に登場。


エゥーゴカラバ仕様のバーザムで在り、後に地球連邦軍にも正式採用された。

MSA-008はエゥーゴとカラバ、RGM-87は連邦軍における型式番号である。

バーザムがティターンズを含む当時の連邦軍が大量生産可能なモビルスーツ(MS)の中では最上位クラスの性能を有していた事も在り、ネオ・ジオンの戦力へ対抗可能な機体として生産と部隊配備が進められた。

改設計はブッホ・エアロダイナミクスサイド2のナムスド研が担当している。

第1次ネオ・ジオン抗争に投入された後も、宇宙世紀0091年には所謂「カラード事件」の際にサイド2駐留軍の機体が実戦に参加している。


バックパックが変更された他、「ティターンズ色」を薄れさせるべく頭部アンテナの換装やゴーグルセンサーの搭載が行われ、見た目の印象はバーザムから大きく変わっている。

ゴーグルセンサーへの仕様変更は、後年のアンクシャバイアラン・カスタム等、バージム以外のティターンズ系MSの後継機や改修機にも施されている。

但し、モノアイが排除された訳では無く、内部構造が可動式のモノアイからジェガン系統のモノアイと同様のバイザータイプ複合ツインアイへと変更されている事が確認されている。

武装は、カラード事件の時点ではビームサーベルに加えてジムⅡあるいはジムⅢのものと同型のビーム・ライフルを装備している。

なお、バーザムでは解釈の分かれる股関周りのディテールは、バージムの場合は開口部と解釈する形で統一されている。


サブタイプとして、バーザムの頭部を小改造したのみのA型(従来のバージム)と、ジムⅢとパーツを共用化したB型が在る他、第二次ネオ・ジオン抗争中には、運用が簡便な後方向けの量産機として再設計機のC型が登場した。

C型の開発にはナムスド研に加えてサナリィが参加し、TR計画由来の要素も取り入れられたという。

なお、C型に至るまでの段階でジェガンとのパーツの互換性も獲得している。


元は、カラード事件について描かれる『ダブルフェイク』が初出の機体で、小説・アニメ『機動戦士ガンダムUC』に登場したアンクシャバイアラン・カスタムと言った「モノアイ系からゴーグル系に発展したMS」の先駆者とも言える存在で有った。

だが、初出作品でも数コマにしか登場しなかったのが災いしてか、『ダブルフェイク』と連動した雑誌企画『MS90'S』以来、長らく僅かな設定しか存在しないという不遇な状態が続いており、「余剰に成ったバーザム改造した」という非公式設定がまことしやかに語られる事も在った。

しかし、21世紀に入っても、Web企画『A.O.Z Re-Boot』のVol.78にて、バーザムの系譜についての説明の中でバージムに関する設定が追加される等、決して忘れ去られた機体とは成っておらず、ガンダムエース掲載の雑誌企画『月刊モビルマシーン』のVol.02にて、後述するC2型のデザインと共に、バーザムがバージムに改修された経緯や派生型などの詳細な設定が定められ、再び日の目を浴びる事に成った。


バリエーション編集

バージム(C2型)編集

バージム(F90FF)

形式番号RGM-87C2

漫画『機動戦士ガンダムF90FF』に登場。

オールズモビル戦役期に登場したバージムの発展型。C型をベースに、ジェガンJ型とパーツを共用化する近代化改修が施されている。

外見上の特徴としては、『A.O.Z Re-Boot』版バーザムをベースに、頭部がアンテナの無いバージムもしくはジェガン系のものに成っている事が挙げられる。

C型と同様にコロニー駐留軍などの2線級部隊に配備されており、新生ファステスト・フォーミュラ隊の隊長ギデオン・ブロンダン大尉がNSPと交戦するディル・ライダー准尉の援護に駆け着ける際に、サイド2アメリア・コロニー駐留軍のものを借りる形で搭乗している。

この際の装備はジェガンのビーム・ライフルとハイパー・バズーカ。

一方、サイド1の107バンチ「バーラト」ではエゥーゴのOBがバージムに搭乗して暴動を起こしており、この際にはガンダムTR-1[ヘイズル]が用いたXBR-M84aビーム・ライフルにロング・ヒート・ブレードを取り付けて装備していた。

劇中では「骨董品」と呼ばれているが、後方は何処も似た様なものらしく整備されているだけマシとのこと。

なお、初登場話の雑誌掲載時には「RGM-89C」とジェガンのC型に当たる形式番号が割り振られていたが、『F90FF』の単行本において現在の型式番号に振り直されている。


バージム・マハウス編集

形式番号RGM-87CR

漫画『機動戦士ガンダムF90FF』に登場。

ブッホ・コンツェルンの私兵部隊「バーナムの森」で運用されるカスタム機。

C2型をベースとして、ジェガン(バーナム所属機)と同様のビーム・ランスや頭部へ外付けされた強化センサーアイ等、既存のバージムとは印象の異なる装備を有している。

これらの改修により、ジェガンA型と同等まで性能が引き上げられたとされる。


関連イラスト編集

MSA-008(RGM-87) バージム


Ver.Ka編集

RGM-87 バージム


関連項目編集

ダブルフェイク・アンダー・ザ・ガンダム 機動戦士ガンダムF90FF 福地仁

バーザム ジムⅡ ネモ(ガンダム) ジムⅢ ジェガン


近代化改修 アンクシャ バイアラン・カスタム

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