航空機、特に爆撃機、攻撃機など、まれに気球や戦闘機などを用いて空から陸上あるいは海上に向け爆弾や焼夷弾(攻撃対象を焼き払うために使用する内部に可燃性物質を含んだ爆弾)等を落としたり(空襲)こと。ミサイル(特に地上攻撃用の対地ミサイル)、ロケット弾などの発射もこれに含まれる。
または車両や艦船などから発射した巡航ミサイル(飛行機のように翼とジェットエンジンで水平飛行するミサイル、通常遠隔操作が可能である)等による遠距離からの対地攻撃もこう称することがある(たとえばFi103や大陸間弾道弾によるものである)。
手法に関して
通常急降下爆撃(目標に近づく際急降下を行い、爆弾を投下する方式、命中率を上げることができ、特に海戦において使用されたが、現代においては他の兵器の進化も有り余り用いられなくなっている)などで狙って落としたり、誘導兵器の使用などを行わず、ただ爆発物等をばら撒くだけの場合、兵器の利用者の腕によって異なるものの、たいていは目標から外れて落ちることが多く、外れた場合は落下地点の住民および施設を無差別に破壊殺害する。特に絨毯爆撃(無差別爆撃とも呼ばれ宅地や商業地を破壊して敵国民の士気の喪失を目的とした戦略爆撃であり、対義語は精密爆撃)の場合は狙うことすらせずに面制圧を行う為、付随被害は非常に大きくなることから悪質とされることがあり、他の方法があればそちらを用いるべきであるとされる。
なお航空機や兵器等の進歩により比較的精密な爆撃が可能となってからは、軍隊、特にアメリカ海軍では狙わない爆撃を行なうことは「無能」と呼ばれるようになったり、これを行い無関係な相手を傷つけ、敵対国あるいは第三国に無用な敵対心を植えつけることがあるため、方法がない以外は爆発物をばら撒く形式のこの行為はあまり行われなくなっている。