現在、戦闘機にも多用途化が著しい。
開発費用が高騰し『どうせ資金をかけるなら空戦にも空襲にも使える方が便利』とされたからだ。
呼んで字の如く「空戦にも空襲にも使える戦闘機」ではあるが、実際にはどちらか一方しか一度に行えない。これは爆弾とミサイルは同時に(十分な数を)搭載できないという、実に物理的な理由によるもの。
なお、代表的な機種にはアメリカのF/A-18があるが、この機は本来同じ機体から戦闘機と攻撃機に派生するものだった。冷戦終結による軍縮でふたつは統合されてF/A-18戦闘攻撃機となったのだが、「戦闘攻撃機」を最初から名乗っているのはこの機くらいだったりする。(F-22も一時期はF/A-22となっていたが、現在はF-22となっている)
(他はマルチロールを名乗り、多用途性を強調することが多い)