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概要

売りスレ用語。

1クールもしくは1年間の間で、DVDブルーレイディスクといった、映像ソフトを最も売り上げたとされる比較的出来の良いアニメ。

それぞれ、クール覇権と年間覇権と呼び分けられる。


クール覇権は「冬」「春」「夏」「秋」の4作品。

年間覇権はクール覇権の中で最も売れたアニメという事になる。


中でも年間覇権アニメは大題的に宣伝され、その年を代表するアニメとして後々まで記憶される事に成る為、年間覇権とクール覇権には社会的に大きな格差が存在する(報道等でも、クール覇権は単なる人気アニメに対し、年間覇権は一世を風靡する国民的・社会現象アニメと扱われる)。


なお、あくまでオリコン集計が参考にされているため、累計売り上げの評価とは必ずしも一致しないという点に留意する必要がある。

覇権アニメではなかった作品が、数年後には同期の覇権アニメをはるかに超える売り上げを得ているという状態もかなり存在するのである。


例えば

作品A:初動売り上げが2万枚で覇権アニメとなり、その後1年間で1万枚を売り上げ

作品B:初動売り上げが1万枚で非覇権アニメ、その後1年間で3万枚を売り上げ

つまり、作品Bは覇権アニメではないが累計売り上げは作品Aより上という状況になる。

この現象は初アニメ化によるジワ売れ効果で起こる事が多い。

売りスレの売り上げ数値はオリコン集計外のジワ売れが加算されないため、この誤差が生じる。


また、覇権常連の作品が覇権を逃した場合を「覇権落ち」と呼ぶ。


2000年代前半までの作品については言及されることが少なく、どれが覇権かというような話題もあまり出ない。こうした覇権争いが意識されるようになったのは、ハルヒギアスが同じ年度にヒットを記録し、年間覇権を競うようになって以降である。あとまとめサイト(特にやられやく→やらおん)が当時のスレをまとめて煽ったのも要因。


評価基準の変遷

動画配信サイトが台頭し円盤があまり売れなくなってしまった2010年代後半には、アニメ化以降の原作の売上や、メディアミックス、各サイトの投票、アンケートなどを指標にしたり、名誉称号のように扱われる場合もある。


同じく2010年代中盤から人気となったソーシャルゲームと連動したアニメや声優が歌唱するアイドルものは円盤の売り上げが伸びやすい傾向にある。特典としてゲームで使えるアイテムや声優ライブの抽選券を含めるためである。

先述したように売り上げと収入・人気の実態が比例しない現在、売り上げの定義で覇権入りするアニメはこれらが増えてきている。


2020年11月には売りスレの正式名称も「アニメDVD・BDの売り上げを見守るスレ」から「アニメDVD BD売上・配信・興行収入を見守るスレ」に一時的に変更されており(※1)、もはや売り上げだけで覇権の判断をするのは難しい状況である。


令和に入りAmazonプライム、Netflix、dアニメストア等の配信サイトがさらに普及したことで、動画配信サイトでの同時公開・限定公開も珍しいことではなくなり、円盤の売り上げとしては所謂「爆死」とされていた枚数でも、配信収入で大黒字を叩き出しており続編が決定するアニメも多数存在する。特に異世界系のジャンルが円盤売り上げの割に2期3期と続くのは、海外からの収入が大きいようだ。


またこの頃になると、開始前から「覇権アニメ候補」が予想され、2,3話の早い段階でそう認定する大きな声も上がる等、「バズる事そのもの」に人々が飢えているような風潮も見られ始めている。


※1 変更された直接的な理由は、鬼滅の刃のDVD・BD売上枚数と実際の人気の高さによる社会現象(主に劇場版異様な興行収入の推移などから見て取れる)が一致しなくなったため。ただし、その後元に戻っている。


2000年代

以下、

※★印+太字は年間覇権(その年で最も多い円盤売上)

※()内は、放送終了後にDVD・Blu-rayの売上が後から上回ったもの



2010年代


2020年代


ショートアニメを含んだ場合の覇権作品

クール作品名
2005ゴールデンエッグス
2006ゴールデンエッグス2期
2006ウサビッチ
2007ウサビッチ2期
2008ウサビッチ3期
2011ウサビッチ4期
2022ちいかわ
2023にじよんあにめーしょん

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アニメ 流行 社会現象 社会現象アニメ

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