概要
小説「フルメタル・パニック!」の短編シリーズをメインとしたアニメ第2弾「フルメタル・パニック? ふもっふ」は、2003年8月からフジテレビで放送された。全12話。
本編のシリアスさとは打って変わり、とことんギャグとコメディに終始しつつ、端々で本編要素やお色気、そして2828要素を詰め込んでおり、娯楽作品として高い完成度を誇る。ただし、一昔前のミリタリー要素や著作権すれすれのネタもふんだんにリスペクトされており、いわゆる「ピーッ」音など伏せ字セリフも頻発するカオス回も多い。
しかし、放送時に起きた実際の事件などで初回放送時はやむなくお蔵入りしたエピソードもある。
ストーリー
硝煙と血の匂いの立ちこめる戦場、そこが傭兵相良宗介の仕事場だ。全世界を震撼させる巨大な陰謀を打ち砕くべく下された次なる極秘任務は、美少女千鳥かなめのボディーガードであった。ここに、ドタバタ・スクールライフとミリタリー・サスペンスが表裏一体となって繰り広げられることになるのである。
主題歌
オープニングテーマ
「それが、愛でしょう」
歌 - 下川みくに
エンディングテーマ
「君に吹く風」
歌 - 下川みくに
クロスオーバー作品
本作ではアームスレイブ(ロボット)が登場しないにもかかわらず、「スーパーロボット大戦シリーズ」、「ACE:R」には本編と一緒に参戦している。無論ボン太くんも参戦しており、(一応)隠しユニット扱い(もしくはそれ以降のステージでも使うにはフラグが必須)なのだが、全く自重せずに登場したりしている。むしろ、ボン太くん絡みだけの為に参戦と言って過言ではないので、スパロボの新作に「ふもっふ」がアナウンスされるとファンには『ボン太くん参戦確定』とされている。
なお、他に参戦できる要素がほぼ無いと言われているがこの作品のメリットは「陣代高校が舞台」という要素そのものであり「学生キャラを纏める為に呼ばれる」のがふもっふ(ひいてはフルメタ自体)の参戦理由と言われている。
逆に言えばフルメタが参戦すると「平行世界を導入でもしない限り東京以外の日本の地域が舞台となっているロボット作品の参戦がほぼ絶望的となる」という事になるのだが…。
この為『鋼鉄神ジーグ』(西日本が舞台)や『キャプテン・アース』(種子島が舞台)、『ゼーガペイン』(舞浜が舞台)が本家参戦出来ない理由として槍玉に挙げられている。
また、鴨川市と全面的にコラボした町おこしアニメである『輪廻のラグランジェ』の町おこしが失敗した理由としても挙げられている(前述の通り『フルメタ参戦の意義は陣代高校』の為)。
関連タグ
フルメタル・パニック! フルメタ ふもっふ フルメタル・パニック!TheSecondRaid 京都アニメーション