「なんとかなるって。」
「なんでもやってみなきゃはじまんねえだろ?」
「オイラは楽々なんが好きだ。だから楽じゃないお前はほうっておけん。」
「オイラは確かにいいかげんかもしれねえ。でも何が起こるかわかんねえ先のことにおびえるよりも、今オイラにとって何が大事かって事の方が、よっぽど重要な気がするんよ。」
プロフィール
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概要
日本のシャーマン一族の名門・麻倉家の後継者。麻倉幹久・麻倉茎子を両親に持つ。
口癖は「なんとかなる」。
幼少の頃からシャーマンになるべく修行をしており、ハオの予言通り「王」を目指し、「楽に生きられる世界」を作るためシャーマンキングを目指し始める。しかし成長していく中で自らの特異な生まれと能力は周囲から嫌厭されるものだと知り、それらをどうにかすること等もシャーマンキングを目指す理由の1つとなっていく。
13歳で地元の出雲からシャーマンファイトに参加するために上京し、私立森羅学園中等部に転入。そこで出会った小山田まん太は葉にとっての初めての友人で、彼が傷つけられた際は普段のユルさからは考えられないほどの激昂を見せた。
持霊は侍の霊・阿弥陀丸。および五大精霊スピリット・オブ・アース。シャーマンとしての精神の強さは“優しさと何が起きても動じない心”。物語終盤では五大精霊を操る「五人の戦士」に選ばれる。
頭のヘッドホン、首に掛けた熊のツメと木製の便所サンダルがトレードマーク。
一人称は「オイラ」(2001年アニメ版では一度だけ「オレ」と発言)。
大して子供の面倒を見ない元ヒッピーの父親を「あいつ」と呼ぶが、後に自分も息子に似た様な理由で「あいつ」と呼ばれる様になる(しかも葉の場合アンナまでも見た目がヒッピー化した)。「やったらやり返される」のルールがここにも見られる。
2000年代のアニメでは、盗品を使うことがコンプライアンス的に良くなかったのか、「もう一つの春雨」という霊力を使って刀身を作る武器が登場した。
性格
自他共に認めるユルい性格で、常に鷹揚でのんびりとした調子を崩さない。滅多に声を荒げたりすることも無いが、前述の作中S.F予選第二戦でファウストが麻酔無しの開腹手術?を敢行してまん太をヒラキにした際は、唯一本気で激怒する姿を見せた。
「霊が見える人間に悪い奴はいない」と考えているが、それは裏を返せば霊の見えない人間が嫌いということであり、「環境が安定するほどには人間は間引くべき」だという考えを持ち、ハオやアンナなどと呼応する部分もある。
しかしそんな彼が本当に人類滅亡を画策して突き進むハオと対決するに至ったのは、まん太との出会いに他ならないだろう。
なお、ハオとは食の好みが似ていて、葉はカレーうどんが好きだがハオはカレーパンが好きである。
信条について
作中で誤解する者もいたが、なんとかなるというのは何もしなくても良いようになるという成り行き任せではなく、諦めずに最善を尽くして努力すればなんとかなるということであり、より要約すると人事を尽くして天命を待つという事になる。事実葉は基本アンナの修行を本気で投げ出したり、仲間の危機に逃げ出したりする様子は見られず、直向きに戦いに挑むヒーローらしい部分も兼ね備えている。
これは沖縄にあるなんくるないさーという考えにも通じる。この言葉も正しくは真そーけー、なんくるないさー(まくとぅそーけー-)と言い、「真実、一生懸命に頑張ればきっとなんとかなる」という意味を持つ。沖縄にもノロ(過去存在した琉球王国の正式な女性祭司)やユタ(民間の女性シャーマン。作中で言うこの人的存在)といったシャーマン文化があり、作中で登場しなかったことが悔やまれてならない。
能力
憑依合体
シャーマンとしての最も基本的な能力。自分の体に霊を憑依させ、霊のかつての能力を再現する。器となるのが自身の体の為、霊の能力を100%発揮させるにはその霊の生前の能力に見合う強い体と、霊と自身の気持ちを100%一致させることが必要。後者の条件に関しては霊を道具として扱うことでも満たすことができるが、葉はその方法を取らなかった。
劇中では阿弥陀丸の他にも、ボクサーのグッシーや刀鍛冶の喪助の霊などと憑依合体した。長く阿弥陀丸と憑依合体していたことによって、葉は阿弥陀丸の剣技を体で覚えることに成功。憑依合体無しでも阿弥陀丸の剣技を使用できるようになった。剣技に関しては阿弥陀丸を参照。
式神 子鬼
葉の幼少期に使用。落ち葉に地霊を寄り憑かせた物。陰陽師の基本的な技で、伝言から暗殺まで様々なことに使える。実はオーバーソウルと同様の物であったが、幼少期の葉はそれに気づかなかったようだ。当時の葉の実力で作られた式神はとても弱い。
オーバーソウル:阿弥陀丸:Ver.1
劇中での葉の初めてのオーバーソウル。阿弥陀丸の刀である春雨を媒介にし、阿弥陀丸を春雨に憑依させることによって現れた姿。オーバーソウルの阿弥陀丸は刀を核に自由に変形、伸縮するオーバーソウル部分と、ガードのための二つの大袖状のパーツで出来ている。阿弥陀丸の意思は存在するがあまり自由は利かず、動きは概ね葉の意思によって制御される。
憑依合体の項の説明の通り、阿弥陀丸の意思が制限されているこの状態でも阿弥陀丸の剣技を使用できる。シルバ戦、ホロホロ戦、ファウストⅧ世戦で使用。
オーバーソウル:阿弥陀丸:Ver.2
出雲での修行によってパワーアップした葉のオーバーソウル第二弾。阿弥陀丸が意思を持ち、オーバーソウルはよりはっきりと実体化した。基本的に葉の意思によって自由に動くが、戦闘において足りない部分は阿弥陀丸の意思でフォローすることが出来るように。このフレキシブルさは以降何度も葉の命を救うことになる。劇中で一番長く使われた形態である。
巫力受け流し
ICEMEN戦でのみ使用。相手の力押しの巫力を受け流す。敢えて「何もしない」をすることによって発動する技。葉が相手の巫力に少しでも恐れを感じたら、たちまち相手の攻撃と衝突してしまう危険な技でもある。
スピリットオブソード
「超・占事略決」によって手に入れた葉の力。オーバーソウルを更に別の媒介にオーバーソウルさせた二段媒介のオーバーソウル。阿弥陀丸の戦闘経験だけでなく、新たにオーバーソウルの媒介となったフツノミタマの剣に込められた人々の想いの力を引き出し、数千年を超える戦闘経験をもって葉の動きをサポートする。まさに刀剣の精霊が具現化されたもの。しかし、あまりの出力のため巨大で小回りが利かず、巫力消費量が激しいのが難点。なお、このオーバーソウルを使う際、阿弥陀丸は精霊に進化している。ICEMEN戦で初めて使用。
巫門遁甲
敵の巫力を読み、自分に有利な方向を見出す技。これも「超・占事略決」で得た技。葉に限らず、多くの登場人物がこの技を会得している。X-LAWS戦で使用。
巫力無効化
「中庸」または「浄の力」と呼ばれる特性を持つ巫力によって、問答無用で相手の巫力を無効化する。高等なテクニックのようで、葉の他にはアンナ、ハオ、蓮、チョコラブ、ガンダーラの面々のみが使用している。主に防御に使用されるが、オーバーソウルによって生じた自然現象は無効化できないという弱点もある。葉は劇中で唯一、攻撃にもこの技を応用している。詳しくは後述。
甲縛式オーバーソウル白鵠
読み方は「びゃっこう」。
左手のフツノミタマが堅固な本体を作り出し、右手の春雨が切れ味の良い刃を作り出す、二段媒介の甲縛式オーバーソウルである。(甲縛式オーバーソウルに関してはオーバーソウルの項を参照。)
巫力は左手に持つフツノミタマから右手に持つ春雨へと螺旋状に伝達される。右の防具には星を砕き樹木へ変える麻倉の紋が描かれ、ハオに立ち向かうという葉の決意がオーバーソウルに具現化されている。
ハオの「黒雛」とは、共に「鳥」をモチーフにしているが、黒と白の対比など対照的である。また、現在の麻倉家がある島根県の県鳥は白鳥である。
無無明亦無
(※劇中では白紙のページと技の文字だけで表現されたこともあったため、この絵を貼ったのはミスではない)
葉の最大の必殺技。
読み方は「むむみょうやくむ」・
「浄の力」を使って繰り出される技で、前述した巫力無効化を攻撃に転用したもの。その特性故に、相手がどんなに強力かつ堅固なオーバーソウルを使用していても、問答無用で無力化する脅威の技である。アナホルは「無敵」と評したが、あくまで消し去ることができるのは霊と巫力による力だけであり、自然現象である氷を操るホロホロや、同じく自然現象である雷を操る蓮などのシャーマンには決定打とはなり得ない。
なお、葉オリジナルの技ではなく、「最後のガンダーラ」である中泉八雲の持ち霊のアシュラは、霊だけでこの技を放っている。
O.S.スピリット・オブ・アース
最終戦で、葉が手に入れたオーバーソウル。媒介は土。
ありとあらゆる大地の力を司っており、引力を操ることや地震を起こすことなどができる。
続編シャーマンキングFLOWERSでも葉が引き続き使用している。