概要
CV:小西克幸/斎賀みつき(アニメ第1作・幼少時代)、渡辺明乃(アニメ第2作・幼少時代)
1385年1月6日生まれ、山羊座のA型。享年24歳。
ふんばりヶ丘の墓地で独り佇む侍の霊。
生前の幼少時代は国が戦を起こし続けた影響で親友の喪助共々孤児としてひもじい暮らしを送っていた。
成人後はとある領主に刀を献上し、仕えるようになるが、その領主から喪助の打った名刀・春雨の希少価値を高める目的で彼を殺害するよう命令を受ける。
阿弥陀丸は親友を死なすまいと全てを打ち明けて喪助を逃がそうとし、その時に彼から「領主に献上したものを遥かに凌ぐ最強の名刀としての春雨を渡す」と約束を交わして春雨を喪助に託すが、とうの前から二人は領主の部下に監視されており、その一部始終を盗み聞きされてしまっていたが為に喪助は謀殺されてしまう。
それでも最後まで約束の場所で喪助を待ちながら、大多数の兵士と春雨を持たない状態で交戦。血で血を洗う熾烈極まる戦いの果てに力尽きてしまった。
この戦いは後世に「錯乱して自身が仕える殿に逆らい、何百という侍を斬り捨てた鬼人」という恐ろしい伝承として語り継がれる事となる。
死後、喪助と交わした約束を守れなかった未練からふんばりヶ丘の墓地に地縛霊として居座っていたが、六百年の時を経てその約束を果たさせてくれた葉に感銘を受け、彼の持霊となる。
持ち霊になった後は葉の事を仕えるべき主として認識して「葉殿」と呼ぶようになり、首塚を当時の木刀の竜に破壊されたという事情もあり墓地から離れて行動を共にするようになる。
地縛霊として墓地に居座っていた頃よりも表情豊かになり、時に周りに振り回されては喜怒哀楽が忙しく切り替わるようになる。
生前の愛刀は親友の鍛冶屋・喪助が打った「春雨」。独自に編み出した阿弥陀流剣術は、真空波を飛ばす「真空仏陀切り」を始めとして、常人離れした威力を持つ。
彼はその後、麻倉葉の息子・麻倉花の持霊にもなる。
戦闘能力
幼少時代から数多の修羅場を潜り抜けてきただけあり、侍としての実力は本物。
例え真剣を持っておらずとも、獲物の形状がそれに近ければ(木刀は勿論のこと、鉄の棒や卒塔婆など本来なら『斬る』事ができない物であっても全く問題ない)本物と大差ない斬れ味を発揮するなど、その剣技の数々は神業の域に達している。
「阿弥陀流」という独自の流派を築いており、その技は刀の一振りで真空波を飛ばしたり、鉄をも斬り裂く斬馬刀による攻撃を叩き落としたりと、現代では想像もつかない威力を誇る。
作中での動きを見る限り流派を後継する者はいなかったようだが、死後葉の持ち霊となってからは彼に憑依する事で生前の剣技を平成以降の現代で遺憾なく発揮している。
後に葉がオーバーソウルを習得してからは刀に憑依する事で葉の獲物となって主の身を守る他、そこから発展して本人が超巨大な刀そのものと化すという葉のシャーマン能力と阿弥陀丸の霊としての性質を活かしたトンデモ技まで披露している。
剣技
※阿弥陀流とされたものを紹介する
真空仏陀斬り
真空波を飛ばす。真剣はもちろん、木刀でも使える技。
ゲームシリーズなどでは劣化版の「仏陀斬り」が存在する。
如来
阿弥陀丸が戦う際に使った独特の構え。千人斬り伝説の際にも使われたという。
後光刃
如来の構えから繰り出される技。表現としては居合い斬りに近い。ICEMEN戦では「大後光刃」というオーバーソウルによってパワーアップした技が使われた。
無無明亦無
技の詳細は麻倉葉のページを参照。元から阿弥陀流にあったのか、新しく作ったものかは不明だが、阿弥陀流として表現されている。