概要
神家の次男で12歳の少年である。
体格は小さめだがスポーツ万能で、バイクを乗り回す(もちろん無免許)不良少年である。だが、曲がったことは大嫌いで、困った人を放っておけない性格でもある。搭乗者3人の中で最年少ということもあり、やや子供っぽいところもあるが、戦いの中で徐々に成長してゆく。
最終決戦では、祖母の神梅江や父の神源五郎や兄の神一太郎を始めファミリーの面々、更にはいとこの神江宇宙太に神北恵子、愛犬の千代錦まで失い、更にガイゾック撃破時には辛うじて生き残っていた兄である神一太郎も勝平を地球に届けるために大気圏で燃え尽きて犠牲になり、心身共にボロボロになってたった一人孤独に帰還した。地球で待っていた大勢の人々からはその身を気遣われ、暖かく迎えられた。
「…俺達、くだらないことなんか…しなかったよなあ…なあ、アキ…」
スパロボでは
「スーパーロボット大戦」においては『ザンボット3』は原作終了後であることが多いが、勝気な性格ゆえに年少組のガキ大将的ポジションに収まる事が多い。
原作では仲間も家族も亡くし、ラスボスにも不当に詰られ続けた勝平であったが、『ザンボット3』が参戦する場合は『無敵鋼人ダイターン3』と共演する確率がほぼ100%なので多くの仲間に囲まれ、最後まで諦めず戦い抜き、宇宙太や恵子と共に平和をその手に掴み取っている。
「さて、どう戦いぬくかな? へへ…聞いてくれたかい、爺ちゃん? …俺、立派になっただろ…?」(第3次Z中断メッセージ)
なお参戦時に声優が「大山のぶ代」ではないのは(かつてオファーを出したが)大山氏が辞退したことが理由で、その理由についても寺田プロデューサーは説明を受け納得できたと語っている(どういう理由だったのかは明らかにされていないが、「役に対する思い入れの深さが窺えた」と寺田Pはコメントしている)。まあどら焼きに涎を垂らす(第2時Z)などの小ネタはあるが。
更に、2015年に大山氏が闘病生活に入っている事が明らかになったうえ、2024年に死去したことにより、今後のスパロボの新作にザンボット3が参戦したとしても「CV:大山のぶ代」が実現する可能性はなくなった。前述の辞退という話もその訃報に対し、寺田Pから故人を偲んで明かされたものである。(本人のツイート参照)
エースボーナス
『A PORTABLE』でのエースボーナスは、「幸運をかけると不屈もかかる」というもの。
それ自体はなんてことはないのだが、簡略表示をよく見るとそこには「不幸」の2文字が現れるというブラックジョークが仕込まれているとんでもない内容になっていた。
Zシリーズではそんなことはないようで、反撃時のダメージが増える(第3次Zでは被ダメージが軽減される効果も追加された)。
同じネタはXのトッド・ギネスにもあり、「聖戦士技能による気力上昇が5になり、出撃時に不屈がかかる」という内容。これもそれ自体はなんてことはないように見えるが、トッドは出撃時に幸運がかかる「ラッキースター」をデフォルトで持っており、エースボーナスを取ると勝手に「不幸」になってしまうというより巧妙な内容になっている。
関連イラスト
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無敵超人ザンボット3 ザンボット3 ザンボエース ザンバード
ダイ(ダイの大冒険) 「ドラゴンクエストダイの大冒険」の主人公で、様々な生き物から支持を受けるも、勝平とは逆に最後は生死不明になる。なお、幻の続編構想では魔界へ飛ばされ、魔界の統一の為に戦う予定だった。
玄野計:GANTZの主人公。最終章では「守っていたはずの人類たちから元凶として蔑まれるも、最後は地球に生還してその人々から感謝されて物語を終える」と言った共通点がある。(連載終了後に原作者がザンボットのオマージュだと発言している)