概要
ザンバードが変形したロボット。操縦者は神勝平。
1話から登場しており、3話でザンボット3に合体するまでメカブーストにとどめを刺す役割を担っていた。それ以降もほぼ毎回登場しており、勝平の愛機(相棒)として最後まで戦い続けた。
戦闘以外でも目立った活躍を見せており、まさに勝平の分身ともいえる印象を受ける。ブスペアから巨大なマフラーを送られた時もある。
主兵装はザンボマグナム。ザンボマグナムはロングバレルやスコープ、ストックなどオプションパーツを取り付けて狙撃用のザンボライフルとしても使用可能。
更に、持久戦用に大量の弾丸を装填したドラムマガジンや対メカブースト戦における決定的な攻撃力を備えたグレネードランチャーなどの追加オプションもある。
また、ザンバード形態での主武装である「バードガン」も使用可能ではあるが、「足首の付け根」と言ういまいち取り回しの良くない位置になる事と前述のザンボマグナムの使い勝手が良い事から「隠し武器」的に使われるにとどまっていた。
ザンボマグナム使用時にはホルスターをザンベースもしくはキング・ビアルから射出して装着しなければいけないため、再度変形する際には排除する必要がある。
戦闘機形態時の機首である左足首には勝平の愛犬・千代錦が搭乗しているが、移動するためにほかのメンバー(主に非戦闘員)を乗せて運ぶことも多い。
しかし、最終決戦ではこの「構造的欠陥」が災いして、左足首を吹っ飛ばされて千代錦は死亡してしまう…。
(流石に勝平の搭乗するメイン操縦席は頭部まで収納される。)
最終回では、満身創痍の状態で勝平の故郷である駿河湾に不時着。目の部分に被った海水が涙の様に見えたのが印象的だった(この印象はその時の勝平の心境を現しており、最後まで勝平の分身として描かれていたことがわかる)。
ザンバード
ザンボエースが変形して高速戦闘機となった形態。
高速戦闘を得意とし、機種から出現する「バードガン」や上面(ザンボエースの胸部に当たる部分)から出現する超音波兵器「トレンブルホーン」やミサイルを主武装とする。
変形の際には、コックピットがつま先に移動、広い視野を確保する。コックピットが左右にあり、右側にはメインパイロットの勝平が、左には千代錦などのサブメンバーが搭乗する。ただしザンボエース時には右側のみ胸部に移動するため、左側のコックピットはそのままとなる。
余談
ザンボエースがガンアクションにこだわった理由として、合体後のザンボットが接近戦メインの戦闘となるため、対極の戦い方にすることで印象を強くする狙いがあった、ということである。請負元の東映が制作した作品で銃を必殺技にする予定だったのが没になったためこちらに流用したという話もあるのだが…。
立体物としては、当時品のほかに超合金魂やスーパーミニプラでも発売している。魂版はザンボット3に合体できるモデルと単体で変形するモデルの2種が発売、特に後者はザンボエースの形態のみにこだわって商品化されたものである。ミニプラ版は差し替え変形モデルで可動とオプションに重点を置いたものとなっている。(ザンボット3への合体にはザンバード固定モデルを使用).
それ以前にもプライズやカプセルトイなどでも発売しており、立体化の機会は多いといえる。
関連タグ
勇者シリーズ…本機同様の「単機で変形ギミックを持つ小型ロボ」がサポートメカと合体して大型ロボを構成するタイプの主役ロボが多数を占めている。