スペック
概要
キング・ビアルに搭載されているザンボエース(ザンバード)、ザンブル、ザンベースの三機のメカが「ザンボット・コンビネーション」で合体した戦闘メカ。コアロボとサポートマシンが合体するタイプのロボとしての元祖といわれている。
キング・ビアルと同じくイオン・エンジンで駆動し、必殺技の「ムーンアタック」を始めとした各種の武器を内蔵している。また潜水能力もある。
勝平たちの祖先であるビアル星人が対ガイゾック用として製造したものである。本来、ビアル星人は戦いを知らなかった(忘れていた)とのことなので、ガイゾックに母星を破壊された後に避難した宇宙ステーションで、キング・ビアルとともに製造されたと思われる。
デザインのモチーフは、「鎧武者」。これは戦国時代に日本に飛来したビアル星人が偶然目撃した鎧武者が強く印象に残り、それを元にしてデザインされたためといわれる。
多くのメカブーストを退ける活躍を見せたが、最終決戦でザンブルとザンベース部分が大破。無事なザンボエースを分離して特攻で道を切り開き、役目を終えた。
武器及び技
- ザンボットグラップ
- 釵をモチーフとした手持ち武器。ザンボットカッター、ザンボットブローへの形態変更が可能。
- ザンボットカッター
- 刀をモチーフとした手持ち武器。グラップを繋げて一方の刀身の金属をもう一方に移動させて日本刀のような刃を成型する。ムーンアタックの代わりの決め技に使用されたこともある。
- ザンボットブロー
- 槍をモチーフとした手持ち武器。グラップを繋げる工程はカッターと同じだが柄を伸ばして長槍にしたものであり、両端にそれぞれ槍頭がある。
- ザンボットバスター
- 手裏剣をモチーフとした投擲武器。膝に装着されている。
- バスターミサイル
- ザンボットバスターのトゲをミサイルとして射出する。本体を回転させることで連射も可能。
- ブルミサイル
- 腰に内蔵されている大型ミサイル。二つのパーツに分かれており、使用する場合は連結させる必要がある。
- アームパンチ
- 所謂ロケットパンチだが鋼鉄ジーグ同様、発射するのは手首。
- レゴン
- 自動制御の偵察用メカ。腰から射出される。非常時には武器としての使用も可。
- ムーンアタック
- 必殺技。額の三日月型の飾りから三日月型のエネルギー弾を飛ばし、敵を粉砕する。
- 一回の合体で一回しか使えないわけではなく、エネルギーが溜まれば何度でも使用可能。しかしガイゾック側の対策により通用しなかったり、エネルギー不足で使用できないこともままあった。
- イオン砲
- キング・ビアルの主砲の予備をザンボット3に接続して撃ち放ったもの。
- 正式な必殺技ではなく、あくまで緊急措置として使った急場凌ぎの技。ムーンアタックを上回る威力を持つが、エネルギー効率が悪いなどリスクも非常に大きく、実践的な代物ではない。
- 使用する際にはムーンアタック用のエネルギーを直結させることで稼働するため、一発撃っただけでムーンアタックが使用できなくなってしまった。
なお、「スーパーロボット大戦シリーズ」では、ダイターン3やトライダーG7との合体攻撃などがある。
余談
メインのザンバードがロボットに変形し、他の2機がマシン形態のみと言うギミックが結末を暗示するとは思いも依らなかった。(因みに準備稿の「無敵ザンボット」時代は、ザンブルはスモーザンボと呼ばれ、人型ロボットに変形する案もあり、それが相撲力士を思わせる体系からスモーザンボと呼ばれたものと思われる。)
当初は5体合体を想定していたが、スポンサーのクローバーの技術的に限界があった為3体合体となった。結果として5体合体は『超電磁ロボコン・バトラーV』に譲ることとなった。