概要
小麦粉と卵(最近では牛乳も)を混ぜて焼いたパンケーキ状の焼き皮にあんこやクリームなどを挟んで作るお菓子である。使われている餡はつぶあんが多く、こしあんは少数である。文明堂カフェでは実際にパンケーキとしての提供もされている。場合によって「皮のみ」も店舗で売られていることも有る。
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』の主人公・ドラえもんの大好物としても有名。原作版では「ドラやき」と表記されていることが多いが、大山のぶ代版アニメでは「ドラ焼き」、水田わさび版アニメでは「どら焼き」と表記されていることが多い(参考)。
ドラえもんのどら焼き好きは作中でもたびたび話の題材にされ、TC33巻収録「地底のドライ・ライト」の作中では、どら焼きを買う為に「ドライ・ライト」(太陽光のエネルギーを固形化したひみつ道具で、水に入れて湯を沸かしたり布に巻いてカイロにしたりと様々な事に利用可能)を利用してがめつい金儲けを企み、のび太をドン引きさせた事がある。他にもTC36巻収録「神さまごっこ」の作中では、どら焼きを3日食べられなかっただけで禁断症状を引き起こした事もある。また、『ドラえもん』を題材としたゲーム『ギガゾンビの逆襲』の作中では通貨として扱われた事もある。
関西方面では「みかさ饅頭」と呼ばれる。(「三笠」、「三笠焼き」、「三笠まんじゅう」とも。
なお、福岡県直方市には、「成金饅頭」という、直径30cmの巨大どら焼きが存在する。
また京都には『笹屋伊織』が棒状の「どら焼き」を販売している。
因みに現在の二枚の生地で挟む方式は大正創業の上野の和菓子屋「うさぎや」にて考案され、広まったとされている。
こぼれ話
このお菓子が「ドラ」と付くのは、丸い銅鑼に似た形をしているからというのが定説である。
一説によれば、兄・源頼朝に京都から追放され奥州に向かう途中、矢傷を受けた源義経を介抱すべく弁慶が銅鑼をフライパン替わりに使って焼いたのが由来とされており、水田版アニメ『ドラえもん』でも、ドラえもんが「タイムマシン」に乗り込み、弁慶が作ったどら焼きを食べに行こうとする「どら焼き伝説を追え!」というオリジナルエピソードが存在する。
関連イラスト
どら焼き
オリジナル
版権
表記揺れ
関連タグ
最中 / もなか 饅頭 / まんじゅう 大判焼き / 回転焼き / 今川焼き / おやき
リブラ・ゾディアーツ:見た目がどら焼きとあの生物に似ているとネタにされる。
ドラヤキ星人:アニメ『ドラえもん』作中に登場したどら焼きそっくりな宇宙人