🥞概要
通常はバターや蜂蜜やメープルシロップをかけたり、バニラアイスを乗せたりして食べるのがよい。
シンプルで書きやすいこともあり子供向け絵本(その中でも有名なのが「しろくまちゃんのほっとけーき」(わかやまけん作、こぐま社刊))などをはじめ模写の対象としての人気が高く、pixivでもクオリティの高いホットケーキの模写が多々見られる。また調理後の実物も下が固くてベースとして使いやすいからか、食べ物絵の下地としてもよく使われる。
また、実際の料理としてもかなり簡単である。それ故につい油断してしまうと「多すぎん?」となるので、そうなってしまうと安易に焼きすぎてしまったホットケーキを苦しみながら消費するハメになる。気を付けよう。
原材料が安価なので飲食店で注文しても極端に高いものはほとんど出てこない傾向にある(材料費を考えればリーズナブルとは言い切れない傾向にもあるが)。
また、子どものおやつとして定番であり、ホットケーキミックスという最初から原料をブレンドした粉を販売しており森永製菓が昭和32年にホットケーキミックスを販売したことで、手軽で子供が喜ぶことから人気を広めた。そのため、日本では蜂蜜やバターを乗せなくても既に生地そのものに、ほんのり甘味がついたものをホットケーキとして製造している。
それに対し、パンケーキは生地の甘味は抑えられ(というより海外のホットケーキ、パンケーキそのものである)、トッピングによって味や見栄えを調える料理となっている。
このように、もともと同じ食べ物であったホットケーキとパンケーキが日本で区別されたのは製造者側の都合のほか、パンケーキだとパンと紛らわしい(パンケーキのパンはフライパン)という理由と、温かいケーキという意味合いでホットケーキという言葉が浸透したという理由もある。
余談
- 1月25日はホットケーキの日だそうである。
- ホットケーキにマヨネーズを入れると膨らむという裏技がある。
ホットケーキは和製英語なのか?
ネット上では、「ホットケーキは和製英語である」という説明をしているところがあるがこれはある意味間違いで、ある意味正解でもある。
実際、英語版の「Wikipedia」では「(アメリカ・カナダでは)ホットケーキとも呼んでいる」と説明されており、アメリカのマクドナルドで出されるブレックファストのメニューにも「Hotcakes」がある。
加えて、英語では「sell like hot cakes(ホットケーキのように売れる)」という言葉が使われるが、これは日本語で「飛ぶように売れる」という意味で、一説には17世紀の終わり頃に祭りになるとホットケーキが出され、それが大人気だった事からそう言われるようになったという。
とは言え、海外ではPancakesの呼ばれる方が圧倒的に多い。何故、和製英語だと言われるようになったのかは不明。可能性として、ホットケーキを「Hotcakes」と呼んでいない地域、例えばマクドナルドでもホットケーキを「Pancake With syrup」として販売しているイギリスあたりで「ホットケーキをください」と注文し、何の事だか相手に通じなかった結果、その理由が「実は和製英語だったからだ」と解釈した………という事は十分にあり得る。
ただし、前述したように日本のホットケーキと海外のパンケーキ(ホットケーキ)は厳密には異なる食べ物として独自の発展を遂げている。すなわち海外では、パンケーキと同義の食べ物に対して、ホットケーキと呼んでいるエリアもあるという説明に過ぎず、生地そのものに甘味を付けたホットケーキは日本独自で発展を遂げた食べ物、つまり狭義の洋食という見方が強い。
関連イラスト
ホットケーキ
オリジナル
版権
関連タグ
しろくまちゃんのほっとけーき(「こぐまちゃんシリーズ」の絵本の1つ)
好物がホットケーキのキャラ(パンケーキとの違いは不明)
シロップ(プリキュア) スフィー 二階堂真紅 フィン・フィッシュ 黄瀬やよい 野比のび太
似た味
フレンチトースト ハニートースト ワッフル シュークリーム エクレア