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石渡太輔

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いしわたりだいすけ

石渡太輔とは、ゲーム制作会社・アークシステムワークス(以下、ASW)に所属するゲームクリエイターである。

概要

外国音楽に深い造詣があり、自身もバンド活動を行うアーティストとしての一面を持つ。

出世作である『ギルティギア』をはじめ、ASW作品の多くの音響関係に携わっている敏腕クリエイター。

日本人であるが、生まれは南アフリカ共和国

ギルティギアシリーズ生み親にして統括監督であり、主に音楽・キャラクターデザインを担当する。生粋のロックファンであり、自身も音楽を趣味とすることから、ASWの音響技術に大きく貢献している。

ゲーム制作は専門学生時代から取り組んでおり、すぐにアークで働くようになった。はじめて携わったゲームは『ギルティギア』ではなく、『ウィザーズハーモニー』である。

ギルティギアではジャーマンメタルハードロックなどに注目し、自身の趣味も講じてそのほとんどの楽曲を自ら作曲している。「戦うことを強く意識した」というBGMはメロディアスでありつつ疾走感に溢れており、多くのファンに支持されている。ヘヴィメタルのファンからは元にしたと思われる楽曲との類似性が数多く指摘されているが、楽曲制作を重ねるうちにオリジナリティも獲得していった。

2014年に行われたGUILTY GEAR×BLAZBLUE MUSIC LIVEではXrdのアーケード版テーマであるHEAVY DAYのエレキギターも務めた。

『ギルティギア』シリーズの主人公・ソル=バッドガイの声優も長らく務めていたが、「自分のような素人よりプロにお任せすべき」という意向から、『GGX』のドラマCDは花田光氏に依頼している。当初は予算の都合から、プロの声優を呼べなかったという事情もあった。

『GGXX』でもこの方針は続き、自らの音声は対戦ゲーム部分のみに用い、ストーリーモードは花田氏に任せている。そして、『GG2』以降は全ての声の出演を中田譲治氏に譲った。

なお、それは本編での演技に限った話であり大規模なイベントではソルの声をファンサービスとして出す場合はある。

彼の個性的な声に親しみを覚えるファンは多く、『GGXXAC+』では石渡氏と中田氏の音声切り替えができるようになっている。一部では後のシリーズでも同様の措置が望まれており、声優の杉田智和氏もぶるらじにてXrdに聖騎士団ソルを再登場したら過去のソルの声だから石渡さんにやってほしいと語っている。(本人は勿論断ったが)

ブレイブルー』シリーズでも音響監督を務め、そのほとんどの楽曲の作曲を手掛けている。

やはりこちらでも石渡クオリティは健在であり、さらにクラシック音源をふんだんに盛り込むことで新たな境地を開拓している。

非常にサービス精神旺盛で気さくな人物。やや天然っぽいところもあり、インタビュー中に頼んでもいないのに謎のポーズを取って記者を困惑させたこともある。

やりこみ重視の上級者向けのゲーム制作にこだわりを見せており、ストーリーを追うファンも多い『ギルティギア』に対しては、あくまで「対戦ツールである」と断言している。

小ネタ

  • ファンからは右渡ミギーとも呼称される。これは""の字を""と見誤った誤植に由来する。
  • 『GG』ではゲームや関連書籍では一切公開されない情報がいくつかある。これらは石渡氏がイベントでファンからの質問に答えたものである。ファンサービスの一環であるが、結果としてゲームや書籍の全てに目を通しても、把握できない部分が出来ている。それらはファンの間で「出処が不明ながらもどこかで聞いた情報」として伝聞しているが、出典が明確でない以上、事の真偽には疑問が残る。また情報が正確に伝わっているかという点についても問題がある。こうした設定については「書籍などで纏めて欲しい」といった声もよく上がるが、『Xrd』では無断転載されてしまうからとの理由で書籍化を断念している。
  • X、XXの家庭用の開発にはほとんど携わっていなかった。理由は単純に興味が薄いかららしい。また当時は多忙により、ほとんど家に帰れなかったり、過労で倒れたところを偶然森Pに発見され、助けられたりしている。会社にもほとんど顔を見せなかったため、社長の木戸岡氏からは「5,6年不在にしていた」と思われていたらしい(実際には2年に1度は顔を見せていたそうである)。X、XXは上記の情報に加え、ストーリーがほとんど進まなかった事もあり、当時は外伝的作品と位置づけられていた。氏が手掛けた家庭用タイトルではPS版初代ギルティギアのあとは、ギルティギア2とストレートにナンバリングが移行している。
  • あがり症である。『ギルティギアXX』で、収録の際に地声を取られるという緊張感のあまり、缶ビールを2缶飲み干し、トイレで絶叫して喉を潰してから収録に挑んだというエピソードは、ファンの間では有名。なお、石渡氏は酒が飲めないので所謂自棄酒である。また、ぶるらじに出演している際は毎回緊張している旨を話している。
  • その業績からしばしばギルティギアの全てが彼の功績のように扱われることも多いが、それを言われる度に「ギルティギアが世にあるのは優秀なスタッフのおかげ」とフォローしている。実際ゲーム作りは一人でできる物ではないので、彼の発想を形にしてきたスタッフの功績も忘れないでおこう。
  • 好きなゲームは格闘ゲームで、カプコンSNK作品はよく遊んだそうである。特に『ストリートファイターII』はゲーム制作にも大きな影響を受けたと語っている。ほかに好きなものはFPS、『Fall Out』などの洋ゲーRPG、『悪魔城ドラキュラ』などの古いスタイルのアクションゲームなど。思い出のゲームには『弟切草』を挙げており、サウンドノベルというジャンルを築きあげた点を高く評価している。
  • ブレイブルーの公式ウェブラジオ『ぶるらじ』にゲスト出演(無印の第3回&続・の第12回)した際の動画のキャラは声を演じた関係からかソル=バッドガイになっていた。(頭にちまきを付けたイラスト)これは『ゲームの食卓』(Webラジオ、MCは磯村知美女史)でも同じイラストが使われている。ぶるらじA第6回&第7回に登場時以降は、ちまきになっていた。また、第7回では中田譲治氏と共に久しぶりにソルの演技をする一幕がある。
  • 画材はコピック等を長年愛用していたが、Xrdからデジタルに移行したようである。配色や塗り方などが目に見えて変わっている。画風は非常によく変わり、同じ時期に同じキャラを書いた場合にも構図や表情などによって顔つきが大きく異なることが多々ある。
  • 後任でソルの声を務めた中田譲治氏によれば第一印象は「ロッカー」だったらしい。また、Twitterでは石渡氏の誕生日の際に「聖ソル様」と呼んだこともある。
  • GGXrdのパイロットフィルムでもソル=バッドガイを演じているが、このフィルムはイベントなどでしか公開されていない。(なお、公開できない理由については社内でのプレゼンテーションを前提に作っている為、他社作品のBGMを使用しているせいで権利的に公開できないとのこと)
  • 某漫画家同様まったくフケない。すでにギアに改造されているのではと噂されることも。髪型は画像のように肩のあたりまで伸ばしていることが多いが、たまに短くしたり、時には腰のあたりまで伸ばしていたことも確認されている。
  • webラジオなどで好物はチーズであると度々語っている。差し入れを贈る際にはチーズを選ぶと喜ばれることだろう。
  • エゴサしていることを公言しており、具体的には某巨大掲示板、Twitterpixivなどを見ているらしい。
  • BLに対してはそれほど抵抗がないのかコミケ77にてニトロプラスのBLブランドであるNitro+CHiRALのカレンダーにイラストを一枚寄稿している他、ソルとカイの距離がやたらと近いイラストも描いており、カイが女性的になっていっていることに自覚があるとゼクスの画集で語っている。他にも「エロいソルが描きたい」というコメントも残していたりする。

外部リンク

以下二つは出身校である、アミューズメントメディア総合学院のサイトから

ロングインタビュー

森利道氏 ロングインタビュー〈話の流れから、石渡氏も途中参加している〉

wikipedia

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