プロフィール
身長 | 184cm |
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体重 | 74kg |
血液型 | 不明 |
出身地 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 不明 |
アイタイプ | 赤茶 |
趣味 | QUEENを聞く事 |
大切なもの | QUEENのレコード「シアー・ハート・アタック」 |
嫌いなもの | 努力、頑張る事 |
格闘スタイル | 我流 |
所属 | 聖騎士団 |
概要
ソルが聖騎士団に属していた時(A.D.2172頃)の姿。
GGXX / SLASH以降のアーケード版において、ラスボスのイノとプレイヤーとの激突によって発生した力により、プレイヤーの操作するキャラクターは時空間に歪みが生じてA.D.2172頃に一時的に飛ばされてしまう。
その先で待ち受けているのが、この聖騎士団ソルである。
扱いとしては、ロボカイがカイ=キスクのアナザー版であるように、ソルのアナザー版として登場するプレイヤーキャラクターであり、ノーコンティニュークリアで出現する「隠しボス」でもある。
キャラクターとしてはSLASHからの登場となるが、デザインそのものは初代ギルティギアの1998年に発売された「ギルティギアコンプリートバイブル」で既に存在していた。
プロフィールでは鉄塊と「五肢」を武器に戦うと記載されている。おそらくは両手両足に加え、頭(頭突き)と思われるが、非常に珍しい表現である。
終戦管理局の調べでは、ソルと似ている事から同一人物と分析される一方、情報があまりに少なく正体は不明とされていた。
ストーリーモードでは聖騎士団在籍時の過去が描かれている。
団に所属していた理由はギアの情報を掴むためだったものの、うまく行かずに苛立ちを隠せずにいた。ジャスティスと戦う機会を得たものの、決着をつけるには封炎剣が必要だと悟る。
その後、聖騎士団の拠点に戻り、封炎剣を持ち出そうとしたところを、カイに見つかり咎められるが、「お行事のいい小僧」と見下し、力づくで奪い去っていった。
旅立つ際に、クリフからは「戦いを終わらせるためにはお前の力が必要であり、元から譲るつもりだった」と告げられている。
服装・外見
聖騎士団の団員服を着用。白と赤を基調とする。腕部分はタイツのようなぴっちりとした黒のインナーであり、ズボンも同様の脚にフィットするタイプのものを身につけている。また全体的に外套部分がカイの団服より丈が長いように見える。
戦闘・武器
戦闘スタイル
設定上は通常のソルと異なり、爆炎と突進を主体とした一対多数向きの戦闘スタイルをとる。
ただし、拳で殴るのがメインなのは変わらない。
武器
まだ封炎剣は入手していないので、代わりに鉈(ナタ)状の無骨な大剣を手にしている。
なお、この剣は巨大な金属板をパイプでつなぎ合わせて作ったもので繋ぎ目の部分以外にもヒビが入っており、廃材から作ったが故にボロボロである。
SLASHのイラストでは鉄というよりもコンクリートといった感じのデザインになっていた。
また、立ち絵と対戦画面ではデザインがかなり異なり、立ち絵が長方形といったデザインなのに対してドットでは縦長の直角五角形で持ち手には若干角度が付いている。
この武器の名称は説明では「鉄塊」だが石渡氏のイラストでは「Jank Yard Dog」と銘が彫られており、ヴァステッジ~XrdのジャンクヤードドッグMk.II~IIIの開発の参考となった。
また、STRIVEに登場するアウトレイジMk.IIは長方形に近いデザインで所々ヒビが入っており、持ち手に包帯が巻かれている点が共通している。
性能
同じアナザーキャラであるロボカイと同じくゲージが重要になるキャラクター。
技の全体的な動きこそ通常のソルと似ているが、通常攻撃の射程はかなり短く硬直も大きいためクセがありコンボが組みにくい一方、一発が決まると戦況をひっくり返しうる高い火力を発揮する非常にピーキーな性能をしている。
聖騎士団ソルの独自システムとして『チャージゲージ』というものがあり、コマンド入力か特定必殺技の直後にダスト攻撃ボタンを押すことで最大Lv3まで上昇する。このゲージが上昇することで、特定の必殺技の威力とモーションが変化する。ただし一発使うとレベルはすぐに1に戻るため、チャージのタイミングが鍵を握る。
元々は通常のソルと同じく扱いやすいキャラクターにする予定だったが、「わざわざ被らせる必要がない」という判断からこの性能となった。
EXの攻撃モーションの一部は初代ギルティギアのソルと同じものになっており、チャージシステムも一作目のみに登場した技のチャージアタックを再現したものである。
最初に追加された『SLASH』では肝であるはずの1ゲージのチャージは連打や長押しでは6秒近く掛かり、早くチャージするにはタイミングよく連打しなければならないという謎仕様且つ、出しづらい半回転コマンドで硬直が長いせいで完全な死に技であり、攻撃後にチャージを行うアクションチャージもその巻き添えを食う形で硬直が長く、しかも技のリーチが短いというダイアグラムで見れば当時大幅な弱体化がなされたロボカイに次ぐ最弱レベルのキャラクターだった。
その後『AC』では硬直が激減してチャージコマンドも逆波動コマンドへと簡略化。チャージは連打ではなくボタン長押しで素早くチャージできるようになっただけでなく通常技からキャンセルで出せる、キャンセル時の隙も少ない、と大幅なアッパー調整がなされた。立ち状態からの下段判定攻撃で相手の意表を突けるファフニールの追加や、チャージレベルを維持したままチャージレベル1の必殺技を使うことができるレベルキープ(勿論ここからアクションチャージも使用可能)がシステムとして追加された。さらにチャージレベルが前作ではレベル2以上の技を使用した際に即座にレベル1になっていたのがチャージゲージがレベル1に向かって減少していくという仕様に変わり、レベル3の必殺技→レベル2の必殺技へと繋げることも可能になった。
これらのアッパー調整のおかげで当初のロケテ~稼働当初ではぶっちぎりで最強キャラとして扱われたものの、他のキャラがぶっ飛びすぎていたせいか最終的には中堅で落ち着いている。
ソルの特徴的な技であるドラゴンインストールは追加入力形式の乱舞技「ドラゴンインストール:殺界」として採用されているが、チャージレベル3専用かつテンションゲージ100%使用かつ初段のリーチが短く、追加入力形式故にコマンド入力も難しいという所謂魅せ技であった。
『AC』ではこれもアッパー調整されてガトリングコンビネーションからキャンセルで出せるようになった上にコマンドの簡略化、コマンド入力受付時間の延長をされたことで一応実戦でも使えるようになった(まだ魅せ技の域は出ないが)。
通常版は一撃必殺技を持っていないがこの「ドラゴンインストール:殺界」でトドメを差す際に特殊演出が発生し、そこで「DESTROY」の文字が表示されるようになっている。
EX版ではほぼ全ての技が通常のソル準拠で一部が聖ソルの技になっており、初代のソルに搭載されていた画面端まで届くガンフレイムやゼクスまでのタイランレイブが使用可能。フォースブレイクではドラゴンインストール版のヴォルカニックヴァイパー、ガンフレイム、ファフニールが使用可能というソルの集大成のような性能になっており、初心者でも扱いやすい強力なキャラである。
また、一撃必殺技として初代のソルの一撃必殺技であった「オールガンズブレイジング」が採用されている。
ボスモード
隠しボスとして登場した場合、体力が25%を切るごとに『フレイムディストーション』という技を使ってくる。端的にいえば聖ソル版『ドラゴンインストール』であり、使用と同時にテンションゲージ・チャージゲージがMAXに、
さらに行動速度の上昇と体力・テンションゲージ・チャージゲージ自動回復が付加され鬼神の如き強さを発揮する。
一定時間が経過すると強制解除となりその場にかがんで隙だらけになるものの、攻めなければ体力を回復され、攻めれば鬼の攻撃が待っているという地獄のような状況がプレイヤーを待ち受けている。
なお、通常の聖ソルでは使用不可能だが隠し要素で解除される金キャラ版ではフレイムディストーションをプレイヤーが使用可能であり、ボス仕様の理不尽な強さを体感できる。
ドラゴンインストール:殺界
通常の聖騎士団ソルは一撃必殺技を搭載していない代わりに『ドラゴンインストール・殺界』という覚醒必殺技を持つ。技の発動と同時に追加コマンドを入力していくことで相手に大ダメージを与えることができる。
ただ発生時の一撃を入れないと全てをガードされ隙だらけになる上、大前提としてチャージLv.3でテンションゲージMAXでなければならず、ガード可能で射程も短く、さらに『XX/』時代は発動とラストで半回転を二回連続で行わなければならない上、追加コマンド入力のタイミングもシビア。外せばテンションゲージもチャージゲージも全て無くなってしまうハイリスクローリターンの使い勝手が非常に悪い魅せ技である。
それ以降のバージョンではある程度難易度が緩和され、初段を外すと強制的に中断されるようになり、コンボ中に組み込めるようになったがそれでもロマンキャンセルやフォースブレイク、覚醒必殺技が優先されるため魅せ技であることには変わりない。
この技で相手にとどめを刺した場合、特殊演出としてギア化した聖ソルがナパームデスを放つ。
ちなみにこのナパームデスにはしっかり即死判定があり、トレーニングでCPUの体力を下げた状態でナパームデスへ移行している最中に体力をMAXにしても倒すことが可能。
ナパームデス演出が終わった後はヘッドギアが外れ長髪が露わになったソルが頭を抑える気絶モーションが入る。
EX版では発動コマンドのみスラッシュと共通の半回転二回だが、それ以降のコマンドは簡略化版と同じである。こちらはチャージゲージがそもそもない為、通常版と比べると出すハードルはやや低め。
金キャラのソルを使用している場合は目押しが自動で行われる上、フレイムディストーションでゲージが即回復するのも相まってロマン技ではなく連発できる超強力な技となる。
なお、この技でのギア化したソルは通常のドラゴンインストール時とは違い翼と尻尾が生えており、後に登場した100%ドラゴンインストール状態に近いと思われる。
オールガンズブレイジング
EX仕様、もしくはGGモード聖騎士団ソルが使用可能な一撃必殺技で1作目のソルが使用している一撃必殺技と同じもの。
その他
・かなり人気の高いデザインだが劇中ではスレイヤーに「珍妙な格好」と形容されアクセルには「似合わない、着せられてる」とそこまで良い評価を得られていない。
・織田ソルという通称は、『聖騎士団ソル』の英語の綴り「ORDER-SOL(オーダー・ソル)」をオダソルと略したものが、誤変換で織田ソルとなったもの。少数のプレイヤーからは「聖ソル」ではなく聖とソで略す清楚という通称もある。
・SLASHでは石渡氏が音声ディレクターに声を聴かれてしまう恥ずかしさに緊張しすぎるあまり、紹興酒の一升瓶を持ち込んでの収録が行われ、一つの声を20回録音して一番良かった音声を採用するという方法で収録に臨んだが、最終的に6時間半も掛かり、一升瓶が空になっていたというエピソードは有名。そのせいもあってか一部必殺技叫びの声が甲高く裏返ってしまっている。そのためACでは再収録がなされ、低めに落としたボイスに変更された。
・Xrdの参戦キャラクター人気投票では4位、28977票と健闘を見せたがSTRIVEでは日本は5位、それ以外の地域は圏外という結果となった。
・石渡氏は自身の友人に聖騎士団ソルのデザインを「ソルってFREEって書いてる割にいつもベルトで雁字搦めだよね」と言われたのだとか。
・デザイン面でのカッコよさからファンから新作への参戦を望まれているが、イノとの戦いの結果タイムスリップして現れた過去のソルという都合上ストーリー的に再登場が望めず、現在のソルが聖騎士団の衣装を着る可能性も絶望的である。なお、その再登場ができないことへの配慮なのかXrd以降は若干聖騎士団ソルを意識した要素が通常のソルに部分部分に取り入れられるようになっている。
関連イラスト
pixiv内では比較的にソル=バッドガイのタグと混同されていることが多い。