作品やメディアによって微妙に設定が食い違う描写がある。10thメモリアルブックによると、前述の通りジャスティス戦で致命傷を負ったことが死因とあるが、ギルティギアのクリフのエンディングでは力を使い果たして死亡している。またテスタメントと戦ったのはギルティギアのテスタメント戦のデモによると40年振り（当時2180年であったため、逆算すると2140年）とあるが、AC+のストーリーではソルが聖騎士団に入った時期（2172年）に戦い、しかもトドメは刺さずに逃げられている。

しかしながら同じ作品内のストーリーモードでもルートによって全く違う展開になるギルティギアという作品においては「そういう展開もありえる」程度の認識で良いと思われる。

おそらくはメモリアルブックや後の作品で過去の話として語られているそれが正史である。

つまり、ギルティギアの時代ではクリフはジャスティスに負けて死亡し、クリフ以外がジャスティスを倒したことが正史(※)。

AC+のストーリーはもしもあの頃にテスタメントと戦っていたらというIFだとも考えられる。

※：後の作品ではジャスティスはソルが倒したということになっているため、ギルティギアではソルのストーリーがメインとなっているのだろうと思われる(他のキャラでは特にポチョムキンのエンディングは現在のギルティギアの時代背景にも深く関わることであるが、必ずしもポチョムキンが優勝しなくても展開上無理がない事項でもあるので、優勝こそしなかったがほぼ似たことがソルエンディングのストーリーでも行われたと考えられる)。

外見・服装

茶色の聖騎士団制服を着た小柄でマッチョな老人。

「気」という特殊な力を使う事で一時的に若返ることができる。青年時にはオールバックの長髪で長身、服は小さいままなので半ズボンを着ているようになる。

武器

斬竜刀：聖騎士団から賜った、竜をも一撃で倒す大剣。外見は包丁似。もともとは柄の長い槍状武器だったが、クリフの体格が年を取って小さくなったのに合わせて柄も短くした。

気：法力の一種だがかなり特殊な力。本来は東洋人の技術で、クリフは欧米では初の気の使い手らしい。気弾を飛ばしたり肉体を一時的に若返らせたりすることが可能。

性能

太刀を振り回すリーチのある攻撃での刺し合い勝負が得意で、ガードの上からでもゴリゴリ削る一発のデカさが強みというパワータイプ。ダッシュとバックステップが出来ず、ジャンプが非常に緩やかなど機動性は低く、有効な対空技がないなど切り返しにも乏しい。さらに防御力・気絶値とも最低レベルなど打たれ弱さが目立つ。バックステップの代わりに先の先という無敵時間のある回避技が用意されているが、一定確率でぎっくり腰となり隙だらけになるなどの欠点がある。

また、クリフのみの特殊な仕様で挑発をすると『バカモン』という文字が飛び道具として飛んでいく、という仕様がある。

この時、確率で文字が巨大化することがあり、この巨大化した文字は最上位の判定を持つ飛び道具でジャスティスの『N.B.』を相殺できる数少ない飛び道具となっている。

『GG』では最大限にチャージした咆哮返しで一気に体力を半分以上奪うなど、凄まじい火力を誇った。

『GGX』ではダッシュ・バックステップが実装されている。

ギルティギアで死亡して以降はジャスティスと同様、家庭用にのみ登場する隠しキャラクターとなったが、『AC+R』では通常キャラクターとして参戦。攻撃性能の高さから一時は強キャラと目されたが、バージョンアップにより弱体化している。