プロフィール
身長 | 178cm |
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体重 | 58kg |
血液型 | AB型 |
出身地 | フランス |
生年月日 | 2157年11月20日 |
アイタイプ | 青緑 |
趣味 | ティーカップコレクション |
大切なもの | みんなの笑顔、ディズィー・シン(Xrd) |
嫌いなもの | ソル(~2) → 自らの弱い心(Xrd) |
格闘スタイル | 聖騎士団闘法 |
所属 | 聖騎士団 → 国際警察機構 → イリュリア連王国 |
声優 | 草尾毅 |
概要
神器「封雷剣」を使う青年。シリーズを通して主人公であるソルのライバル的ポジションとして扱われるキャラで、シリーズ皆勤賞の準主人公的ポジション。
ストリートファイターにおけるケン的な立場と思われがちだが、流派も同じで、実力もほぼ互角のリュウ・ケンと違い、ソルとカイの間では立場や実力に明確な差があることが特徴。
またゲームの性能面でも、主人公であるソルの方が攻撃的な性能で、若干クセがあるあたりケン的ポジションに近く、カイは逆にバランス重視のリュウ的ポジションの性能となっている。
剣技や法力の天才であり、頭も良く性格も真面目で若くして高い地位に就く美男子。いわゆる完璧超人。神器「封雷剣」と難関とされる雷の法術を操る。
16歳(Xrdの年表によれば2173年頃)で聖騎士団団長を務め、初代GG・GGX・GGXXシリーズでは国際警察機構の長官職に就任。
GG2では後述の理由からイリュリア連王国連王の座に就いている。なにこのハイスペック。
誰にでも礼儀正しく生真面目な性格故に規律に五月蝿い一面がある。
ソルとの関係については、自分とは対照的に粗暴で奔放な性格であること、何度も決闘を挑んでは負けていること、聖騎士団から神器「封炎剣」を持ち逃げした事、炎属性の法術はあまり好きではない(開放的なフォルムが美しくないという建前はあるが、ソルが使っている事も相まって好まないといった私情も少なからず含まれている)など、様々な要素の悉くが致命的に相性が悪く、彼の事を嫌っていた。
決着を着けようとソルに執拗に勝負を挑み続けるが、勝っても負けても全力を出さないソルに対して不満を抱いている。
長らくソルとの決着に執着していたが、GGXXまでのストーリーにて様々な人物と出会い、経験を得て、その末のソルとの戦いで、長年抱き続けたわだかまりは解消された。
それ以降は自分の力不足を嘆きながらも、ソルに一目置いて信頼している。
ギアに対しては当初は「兵器」「悪」と認識していたが、ジャスティスの言葉や、争いを嫌うギア・ディズィーとの出会いにより考えに変化がおき、「人とギアの共存」について考えるようになったようだ。
後にディズィーと「互いの進むべき道」を見つけるべく共に歩みだし、恋に落ち結ばれ内縁の妻に迎えることになる。
GG2の時系列の頃は一国の王になるという、立場的には絶頂期とも言えるカイだったが、様々な事情が重なってある意味ドン底とも言える状態でもあった。
ディズィーとの内縁関係を元老院に付け込まれ、傀儡とさせるべくイリュリア連王国の連王の座に祭り上げられてしまう。
仕事が忙しくあまり家族にかまってやれなかった為、息子のシンに嫌われたり、妻が世間一般では迫害されるGEARだったりで家庭的にも苦労が絶えない様子。
更には世界各地で原因不明のGEAR消失事件が発生して、ディズィーも危うくその犠牲になりそうなところを、封雷剣の力を使って彼女を封印せざるを得なくなる。ディズィーは消失を免れるものの、封印の中で殆ど時間がとまった状態となってしまい、全く動けなくなってしまう。更には封雷剣も失ってしまう。
時をほぼ同じくしてヴァレンタイン率いるヴィズエルの襲撃により、カイも敗北。封印状態になってしまう。
カイの封印はDr.パラダイムによって解かれることになるが、その有様を目の当たりにした、シンからは更に憎まれる事となってしまう。
その後、GEARを妻に娶ったことに加えて、Dr.パラダイムとの共闘の末に、彼の仲間を救出したことから、GEARを味方につけ、人間とGEARの共存の大きな一歩となる戦果を挙げる。
ソルのお膳立てもありシンとも最終的に和解する事が出来たが、相変わらずシンからはカイと呼ばれている。
事件が解決した後は元老院との板挟みになりながらも、GEARとの共存の道を探る事になった。
XrdSIGNではラムレザルの出現を受け、ソルに協力を仰ぎつつ、現地へ急行する。ソル達と合流した後は、共に行動し事件の核心へと迫っていく。
Dr.パラダイムの助力もあり、決戦直前にディズィーが復活する。それに際し、シンから初めて「父さん」呼ばれ、親子関係も完全に修復する。
元老院との戦いにて銃弾に倒れるが、左目がギアと同じ真紅に染まり復活。
また髪が切ってもすぐ伸びる状態となっており、ギアの血が入っているシンも同じ状態な事から、この時期のカイの髪型がポニーテールなのはギア細胞が身体に混じったからと推測される。
XrdRevでは、一連の黒幕との戦いで最後まで戦い抜く。最終的にシン、ディズィーの親子に加えて、ラムレザル、エルフェルトと共に平和な暮らしを取り戻す。
一方で、今まで世間には秘密にしていたディズィーやシンとの関係を世間に公表しようと考えている。
ちなみに、最終決戦直前にソルとディズィーの関係に気付き、ソルが実は義父だったことに気付いてしまい絶叫している。
また、オマケストーリーではシンの『ソルをどう呼ぶか』という話題に今まで見せたことが無いほど狼狽し、ちょうどソルが玄関のチャイムを鳴らした時はソルが放つ闘気に気付くまで『どうやって追い返すか』考えながら玄関に歩いて行っていた。
「STRIVE」ではカイが自ら「ドラゴンインストール」を使用するようになった。ソルのように全身が変わる訳ではないものの、変化した部分は明らかに人間のものではなくなっている。ギア細胞の侵食は徐々に進行しているようである。
ストーリーでも物語終盤にて、ドラゴンインストールを発動している。
また、サイドストーリーの最後に、世間に家族の事を公表していることが綴られた。
ちなみに、カイの保有するギア細胞はジャスティス由来である『ユノの天秤』であると言及されている。
「あの男」が聖戦を起こし故意に生み出そうとした、進化した人類とも言われている。
ドラマCDでは、本来の歴史ではカイが死亡しており、ジャスティス破壊後もディズィーが人類抹殺を引き継いでしまうという非常に救いの無い歴史が展開されていた。
カイが聖戦を生き残る未来が「あの男」の望む未来であった為、イノの干渉により死の淵から救われている。
騎士団のテクニックをフルに活かした場合の実力は、通常時のソルを軽く打ち負かす程。
いつものソルとの闘いでは、常にルールや騎士道精神に則っての「正々堂々」な勝負だった為、ソルにあしらわれていたが、聖戦時代は「使える手段は何でも使う」事で実績を出し、ソルも内心恐れていた。
ただ身体能力としては人間の域を出ず、ギアの大群やメガデス級のギアには敵わない。
逆にソルは身体能力は人間の域を逸しているがテクニック等はカイに劣っており、互いに強みと言えるものが真反対でもある。
つまり上記のソルが恐れた実力とは「ソルやギアがドライン等で本気になる前に圧倒する外道上等の冷徹な戦い」のこと。
団員時代はギアを淡々と殺し、現代でも虚実織り交ぜた騙し討ちをソル相手に表情を変えずにあっさりとやってのける様はまさに「効率よくギアを駆逐する屠殺場の機械(byソル)」もあながち間違っていない。(だからこそ日常では正道を重んじるのかもしれない)
余談だが、設定上ギルティギアにおける「純粋な人間」で最強とされているのはツェップの大統領であるガブリエル。二番目がチップだと言われている。
しかし、公式小説にてチップがカイに勝てないと実感しているシーンがあったりするので実際のところの力関係は不明。少なくとも現在はカイは「純粋な人間」ではなくなってしまったので、論ずるだけ無駄なのだが。
外見・服装
コンセプトは「騎士」。青と白を基調とした服に身を包んだ、金髪緑眼の典型的美形キャラ。
外見に関しては漫画「バスタード!!」の影響を受けている。
紗夢やメイなどの女性キャラの他、男性陣でも彼の容姿の良さは認めている。
アクセル「凄腕の色男」(初代)
ジョニー「中々のハンサムボーイ」(GGX~)
特にジョニーは「男は艇に乗せない」と豪語しつつ自分の船で目的地までカイを送ってくれていることから、一目置かれているのが窺える。
ブリジット曰く「剣士様なのに綺麗な細い手足」らしく(露出は皆無に近いのにどこで見たんだ)、マッチョが多いギルティギアの男性キャラのなかでもかなりスマート(言った本人はもっと細いが)で聖騎士団時代のソルには華奢な体、Xrdのイノのシステムボイスには細身の王様といわれる等、体が細いことがやや強調されている。
なお、ブリジットが出る前のGGXまではカイが男性キャラで一番身長が低かった。
全くの余談だがBMI指数は約18.3で、これは「やせ型」扱いである。ただし、GGSTでの首元や胸筋で窺える通り筋肉はしっかりついている模様。(鍛え直した可能性もあるが)
ギルティギア
聖騎士団の服を着用。十字の色は青、各人の願いを刻むベルトのバックルにはHOPEと綴っている。
XXまで同じ服装であり、Xrdまでデザインの根幹は継承され続けるなどカイにとってはお馴染みかつ伝統的な装束と言えるだろう。
上半身のケープ部分を外すと両肩出し状態になる。
ギルティギアXTRA
少年時代が描かれており、ティールとは聖騎士団時代の同僚と言う設定が追加されている。
ちなみに、少年時代はボブカットの髪形をしていた(容姿は幼少時のシンと似ている)。
少年期に騎士団長のクリフ・アンダーソンに出会い、「自分も戦いたい」と決意表明したが、クリフから実戦の恐ろしさを見せ付けられその場で断られた。
しかし、直後にクリフから「1年後、何をしてでも生き残っていたら、戦い方を教えてやる(要約)」と言われた為、涙を堪えながらその場を後にした。
恐らく、現在の規律を重んじる生真面目さと、聖戦時代の使える手段は何でも使う事で実績を出したと言う、何処か矛盾した言動はこの頃の遣り取りが要因ではないかと推測される。
ギルティギア2
色々あって国際警察機構長官からイリュリア連王国の王に出世した。王といっても選挙で選ばれた大統領的存在である。通称「連王」。
但し、もっと上の立場の組織「国連元老院」が存在し、実質彼らの傀儡に過ぎない。選挙に出馬した理由も、妻がギアである事をネタに元老院から半ば脅迫された為であり、相当ストレスが溜まっている。
金のティアラと青いマントを装着して王様っぽくなった。また髪も肩に届くぐらいに伸びている。
ギルティギア ヴァステッジ
髪がポニーテールに出来るぐらいまで伸びており、カイファンに衝撃が走った。
基本的に聖騎士団ベースだが、右肩が露出しており、胸元にネクタイをしている等異なる点も多い。
また、もみあげは胸のところまで伸ばしていたり、後ろに束ねた髪はキレイに切り揃えている。
ギルティギアXrd
XX以前の聖騎士団の服装に近いが、下半分はヴァステッジ時代の名残かスカートのような前掛けが付いている。
戦闘時以外はマントも着用するようになった。
条件を満たすと戦闘中に髪がほどけ、BGMがGG2版のHoly Ordersに変更される。
ストーリーモードでは蒼いシャツに白のジーパンを履いた私服姿も見られる。
ギルティギアSTIRVE
胸元が開いたノースリーブの黒のシャツに、羽織るようにして白いジャケットを着用。
シャツには十字の金属がアクセントに入っている。
髪を短く切り、服も聖騎士団の装束から完全に脱却したデザインとなるなど大幅に変更された。
ストーリーによればこれがSTRIVE時点での私服とのこと。
カイのみイノ、名残雪、ケイオスといった悪役キャラクターと対戦している場合に一部の技の台詞が強い口調の物に変わる。
アーケードモードではブリジット及びシン=キスクでプレイしている場合のみ最終ボスが名残雪ではなくボス仕様のカイになる。
条件を満たすと隠しボスとして9ステージで最初からドラゴンインストール状態で攻撃力と防御力が超強化されたEXカイが登場し、EX仕様独自の覚醒必殺技を使用する。
武器
封雷剣 | 8つの神器の一つ。雷の法力を強める力を持つ長剣。聖騎士団に入った時に譲り受けた。剣技に関しては若年の頃から「天才」と称され、その実力はソルも認めるところである。GG2で一度失われてしまうが、STRIVEで復活した。 |
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法力 | 全属性の法力を操れるが、特に雷属性を好んで使う。「雷属性の難航さにロマンを感じる」とのこと。一方炎属性は開放的ゆえ限界がない属性であることは認めるも、それを悪くとらえた結果、単純で品がないという理由で嫌っており、それもソル嫌いの原因になっていたフシがある。これも真面目さの裏返し故の排他的に狭量ともいえるカイの短所が露呈した結果と言える。 |
体術 | 体術も天才肌であり、ある程度のギアならば体術のみで圧倒できるほど。特に肘。 |
大剣 | GG2で諸事情で封雷剣を失ったため代わりに装備している武器。銘は「アクイラ」。王の装飾品としての役割が強いらしく刀身に肉抜きがされてある。 |
長剣 | ヴァステッジから新たにこしらえた。銘は「マグノリア・エクレール」。Xrdでは「マグノリア・エクレールⅡ」。見た目は封雷剣に近いが、細かいところでデザインが変更されている。いわばレプリカのようなものか。 |
ゲームでの性能
初代から登場しており、STRIVEまで皆勤賞。主人公のライバルキャラゆえか初心者でも扱いやすい素直な性能となっている。
数値的な性能でいえば走・攻・防何もかもが平均。本当にフツー。「大なく小なく並がいい」を一貫しているのが特徴。
GG | もれなく全てのキャラがぶっとんだ性能をしている今作の中でも、カイはその使いやすさも相まって特にぶっとんだ性能をしていた。 |
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GGX | 性能面で難があり、最弱クラス。 |
GGXX | 火力面などにも上位のキャラに劣るなど下位ランク。 |
GGXX#R | 大幅に強化されて中堅上位。6HSを使った固め連係が強力だった。 |
SLASH | S版スタンエッジの強化や全体的な技のFが速くなったこともあり最強へと昇りつめた。あまりにも強すぎてカイ一強とさえ言われたほど。 |
GGXXAC | スタンエッジの硬直が長くなり、他のキャラの大幅なアッパー調整もあってか中堅下位に落ち着いている。 |
GG2 | システムが大幅に変化しても相変わらず(比較的だが)使いやすい性能をしており、キャラ性能もかなり高め。ゲーム発売当初はそこまで強いキャラという扱いではなかったが、ユーザーによる様々な研究が成されて、その地位を徐々にあげていく(プレイヤー数が少ないこともあって、その真価が発揮されるまでも時間がかかった)。その後も、様々な弱体を食らいながらも最終的には最強格にまで上り詰めた。 |
GGXrd | 各種飛び道具を強化する「グラインダー」を獲得し攻めの幅がさらに広がった。 |
GGST | 通常技・必殺技ともに使いやすく優秀な技が揃ったオールラウンダーで全キャラ中唯一使いやすさが☆5。相手を感電させる新要素「ショックステート」を獲得し、強気に攻める導線が増えた。また、今作から体力30%以下でドラゴンインストールが使用できるようになった。初期はスタンディッパーが秀でている程度で並の性能だったがそのスタンディッパーに強化が入ったことで安定し、中堅キャラではあるが徐々に評価を上げており、使用率もかなり高い。 |
外部作品への参戦
ロードオブヴァーミリオンIII
スクウェア・エニックスのアーケードカードゲーム「ロードオブヴァーミリオンIII」のVer3.1でゲスト使い魔として参戦。
種族:海種、コスト:50、ジョブ:アタッカー、タイプ:「聖戦士」、HP500、ATK90、DEF80の中型使い魔として参戦。
召喚時から戦力として動けるステータスであり覚醒時はHP550:ATK110:DEF100、超覚醒時にはHP600:ATK190:DEF180とバランスの取れたステータスになる。
本当に彼はどこまでも平平凡凡を終始一貫貫く方針のようだ。
自身にATKとDEFを強化する手段がないので大型使い魔が揃いだす終盤ではステータス自体は厳しいものがあるが、超覚醒時に発動するアビリティ「ライドザライトニング」によって終盤でも十分な火力が期待できる。
このアビリティの効果は「ダッシュアタックが敵に命中したとき対象に追加ダメージを与える、更に一時的に自身の移動速度が上昇する」というものであり追加ダメージはDEF完全無視の固定ダメージであり相手を選ばず発揮でき追加ダメージも20と比較的高く、移動速度上昇も短時間ながらもダッシュアタック発動の補助になる(ダッシュアタックは発動させるのに一定速度を保ちながらの助走が必要)ので運用次第では連続でダッシュアタックを放てるようになる。
しかし、アビリティの性質上ダッシュアタックに慣れないと真価を発揮できないので使う際にはまずアタッカーの操作に慣れる必要がある。
余談だが、超覚醒時にはダッシュアタックのエフェクトがしっかり原作通りとファンサービスになっている。
(専門用語は此処を参照)
#Compass Xrd REV 2
NHN×ドワンゴにより共同開発されたTPS(三人称視点シューティング)リアルタイムオンライン対戦ゲームの「#コンパス」でギルティギア(GUILTY GEAR Xrd REV 2)コラボ第2弾にて参戦。
コラボ第1弾にてライバルのソル、妻のディズィーが参戦しており、一年遅れた参戦となった。以降はソルとディズィーも『GUILTY GEAR Xrd REV 2』に統一される。
カイのロールはアタッカー。
ソルに近い基本性能ながら、アビリティと2種類の突進技によって、ソルとは違った立ち回りが可能。
アビリティ『迅雷の所以をお教えしよう』はカード効果によるスタンを無効化するというとんでもないものであり、スタン系カードを一切無視して立ち回れる、唯一無二のカイの強みである。ただしヒーロースキルやヒーローアクションのスタン効果は無効化できないため注意。
ヒーローアクション『突進ため攻撃』(スタンディッパー)は突進して一定距離移動後に吹き飛ばし効果のある切り払いを放つ。他の突進系Haと比べタメ時間が長いが、他と違い突進途中に対象を固定するため、安定して当てることができ、当てたあと目の前で敵がダウンするため、カードや通常に繋げていける。
ヒーロースキル『ライジング・フォース』は#コンパス初登場となる自身が移動するヒーロースキル。前方に突進し、範囲内の敵に大ダメージ+強制スタンを付与する。当てたときのリターンが大きいかつ相手のHSに合わせて当てることもでき、必要ゲージも少ないため試合中に二回打つことも難しくない汎用性の高いHSに仕上がっている。
他にも、攻撃カード(近)では「ヴェイパースラスト」、攻撃カード(遠)では「スタンエッジ」、攻撃カード(連)では「セイクリッドエッジ」、攻撃カード(周)「グリードセバー」のモーションが再現されており、そのどれもが発生が早いため、違和感なくカード編成に入れることができる(一般的には遠や周)。通常攻撃性能が低めなので攻撃カード中心の動きを心がけて行きたい。
総合的にソルから攻撃性能を少し削った代わりにスタン無効や突進系Ha&HSなど汎用性を上げた性能をしている。
カイのどこもかしこも平均値ど真ん中な性能は、どこのゲームにおいても一貫するその姿勢は最早尊敬に値する。
ソルと同じように生存能力は中の下程度のため、そこを意識して立ち回れば強みを発揮できる。
コスチュームは5種類。本家からカラバリが移植されている。6度目となる復刻コラボ(上記動画の二つ目)の際には『-STRIVE- コスチューム』が追加された。
テイルズオブザレイズ
2023年4月末のコラボ第2弾でブリジットと共に参戦。
魔鏡技は「ライド・ザ・ライトニング」。
その他
キャラクターデザインについて
作品自体が影響を受けたBASTARD!!の中でも、ラーズ・ウル・メタ=リカーナとは肩にパッドの入った服装・片側に少しはねた髪型・端正な顔立ちなど非常によく似ている。さらに、ドラマCD版では声優も一緒であり、物語の開始前の大戦で英雄として活躍したなどバックボーンも似ていることから、元ネタの一つではないかと推察されている。武器も封"神"剣と一字違いである。ラーズは竜の力をその身に宿して戦う竜戦士であり、設定的にはソルにも共通するところがある。
同作では髪の色こそ違うがカル=スとも風貌、雰囲気ともによく似ており、主人公と異なる属性を用いる友人にしてライバルという設定も似ている。おそらくは、この二人がカイというキャラを作る上で石渡氏の参考になったのだろう。
また、ドラゴンボールのトランクスとは声優が同じ、登場時点では年の若い剣使い、HOPEの文字(カイはベルトに刻印、トランクスはタイムマシンに描いた)などの共通点がある。
石渡氏によれば最初からキャスティングを決めて作られたキャラであるアクセルと同じくカイは正統派な声が出せる草尾氏を起用する前提で作られたキャラであり、主人公であるソルの予算を抑えてでもこのキャスティングにしたかったとぶるらじで語っている。
また、当初はフランスではなくロシア出身という設定だった。
テーマ曲
ギルティギアの全キャラクターの中で最もテーマ曲が多いキャラで、専用特殊BGMも設定されていた。
〇Holy Оrders(Be Just or Be Dead)
シリーズ中で非常に人気が高いテーマ曲となっており、かなりの回数アレンジされている。
特に弦楽器とパイプオルガンを加えた荘厳なアレンジがなされたGG2版の人気は圧倒的であり、先述されているがXrdでは特定条件下でこちらのBGMが流れる。
中には日本語ボーカル付きの物も存在しているが、こちらはファンからは黒歴史扱いされている。
〇Holy Оrders?
これは厳密に言えばロボカイのテーマなのだが、XX無印の家庭用限定のEXカイのテーマであり、Holy Ordersを不協和音たっぷりに歪ませた曲。
家庭用以外に収録されていない上にサウンドトラックにも収録されていない都合上、何故か知る人ぞ知る特殊アレンジ曲となっている。
〇Magnolia Éclair
Xrdのテーマ曲。Holy Ordersに比べるとややテンポが速くギターソロパートがある。
Xrdの稼働期間が長かったこともありカイのテーマと言えばこの曲という人も。
曲名はカイがXrdで使っている剣の名前である。
ちなみに、意味はMagnoliaがラテン語で木蓮、Éclairはフランス語で稲妻。
〇The Roar of the Spark
STRIVEのテーマ曲であり騎士として戦い続けたカイの半生をイメージした歌詞のボーカルが付いている。
また、Holy Ordersの一部が挿入されている。
〇特殊BGM
GGXX時代は対ソルのみ『Noontide』、対聖騎士団ソルのみ『Keep The Flag Flying』という専用BGMが設定されている。
『Noontide』は闘劇でウメハラが入場曲に使用したことでも有名。
『Keep The Flag Flying』は聖騎士団ソルが初登場時は最弱候補だったこともあり知名度はやや低いが、弦楽器とパイプオルガンによるイントロから始まる曲は非常にかっこいいので聴く価値はある。
ちなみに、タイトルは直訳すると『旗を掲げ続けろ』だが、熟語として『戦い続ける』『降参しない』という意味になる。
容姿について
GG2では当初は時系列が更に先の話となり、年齢を重ねて口ひげを生やした壮年姿で登場する予定だったが、まだカイというキャラクターを老いさせるのは惜しいという理由で没となった。(おそらくその兼ね合いでシンが5歳という設定になったと思われる。)
なお、現時点のシリーズでカイの年齢は既に30歳であるが、上述のギア化の影響か老けるどころかむしろ若返ってしまっている。
STRIVEでの衣装の初期案では聖騎士団衣装とソルのジャケットの折衷のようなデザインのものや柔道の道着風のデザインのものがあった。
本作では初回購入特典でカイカラーのソルが使用可能であり、前者のデザインは部分的には拾われたといえなくもない。
「テイルズオブヴェスペリア」のフレン・シーフォとは、外見・鎧の色・騎士団所属など共通項が多いが、カイの方が先に出ている(ギルティギアは1998年、アーケードの初出は2000年。ヴェスペリアは2008年)。
一方で、テイルズオブファンタジアのクレス・アルベインも中の人つながりをはじめとして似ている部分が多く、こちらは1995年とクレスの方が先輩。
Xrdの頃の容姿は金髪でポニテという髪型や、制服の構造などから「エレメンタルジェレイド」のローウェン、Fateシリーズのセイバーとの類似性が指摘される。
なお、これらの指摘はあくまでファンによる推察である事に留意したい。
左目に関する考察
海外版のゲーム中用語辞典によれば「ドラゴンインストールが使えるのはシンの目を埋め込んだ」とのこと。ただしGG2の設定資料集のSSでもカイと幼いシンが同時期に眼帯を付けているが、この時は「右目に眼帯」と記載されている。なぜ日本語版の用語辞典に記載が無いかも不明である。
…だったのだが、STRIVEのアナザーストーリー内にて、シンが自分の出生と両親の『目』についてぶっ飛んだ発言をしている。
これが確かならカイの目にギアの手が加わったことも説明がつく。
なおGG2の設定資料集のSSではディズィーが腹部が膨らむタイプの妊娠の仕方をしており、コラボ作品での会話によると、カイはシンが「子供が目からできる」と思っていることを愚痴っているため最後の部分は事実ではないと思われる。また「コウノトリ」のように5歳のシン相手に2人が真実を濁して伝えた可能性もあり、結局この話の真偽は最後まで明かされることはなかったため、真相は闇の中である。
関連イラスト
関連タグ
ジン=キサラギ:本シリーズと双璧を成すアークシステムワークス開発のゲーム『BLAZBLUE』のライバルキャラ繋がり。ただし、意図的にカイと離した設定で作られており、キャラクター性は180度異なるものになっている。