概要
ギルティギアシリーズにおけるコミカイライズ作品。全1巻。ギルティギアXの後日談というていをなしている。原作のキャラクターは複数登場するが、主人公、ヒロイン、敵の親玉はそれぞれオリジナルキャラである(メイン画像の3人ね)。
本作オリジナルキャラ
ティール
見かけは若いが不老に近い存在のようでカイよりは年上であるにもかかわらず少年の姿を保っている(作中の描写より少なくとも15年以上は今の外見年齢のまま)。
しかし何者かが「その姿が気に入ったのか」と彼に語りかける場面もあり、成長しないというよりも意図的に今の姿に変化している可能性も高い。
『聖戦』中、いつの時代からかは不明だが永い眠りについており、どういう経緯なのかジャパニーズコロニー内にある闇慈の寺に預けられ、巨大な卵状のカプセルのような形の機械「御神体」と呼ばれているそれの中で眠っていたが、ジーナの来襲により目覚める(少なくとも聖戦が終わっていたことは全く知らなかった様子)。
右腕のフェンリルの持つ力は「物体やエネルギーを別のモノに変える」というもので、敵が放った炎の法力を吸収して氷の法力に変換して撃ち返す等の攻撃を行うことができる。
しかしその強大な力を持つ反動か、力を使い果たした状態では眠りについてしまうという弱点を抱えており、聖戦の際もよく眠りについた彼をクリフ団長まで運ぶ「子守」の任務を何度もカイが行っていた。
その使った力の度合いによってなのか「御神体」と呼ばれていた卵状の岩に変化してしまう(作中時間当初は作中終盤で変化してしまったそれよりも明らかに大きい「御神体」だったが、これがジャパニーズコロニーを守っていた結界等の影響によるものかは不明)
何気に彼がどういう存在なのか作中明らかにはされておらず、少なくとも「ギアではない」ということだけ語られている。
根拠としては「法力の系統とは全く異なる能力の行使」が挙げられているが、彼が作中時間にて最初に力を使った際は複数の神器(少なくとも「封雷剣」「封炎剣」「絶扇」の3つ)が反応したり、暴走時は後の作品でソルが使うドラゴンインストールのように化物染みた姿に変化する等ギアのような特徴も持っている。
暴走した時は瑞葉の呼び掛け(言霊)によって自我を取り戻していたり、「自分が造られた存在だ」ということは思い出したようだが、結局のところギアなのかギアじゃないのかは定かではない。
敢えて言うならばギアではないがギアに似た生体兵器というところだろうか。
瑞葉
本作のヒロインで闇慈の妹分。兄に似てはいけない部分が似てしまっている美人巫女。
言葉に乗せて機械や法力に干渉する「言霊」の力を使える。
サイボーグ化したジーナの機械部分に干渉して破壊したり、ティールの力を増幅させたり、無意識にだが遠く離れた位置にあったツェップを引き寄せたりなど能力の効果範囲や使い道は多岐にわたる。
やや青っぽい髪の色や両サイドに黄色のリボンがついているように見えるヘアバンド、大きい胸と露出過多な服装、優しい性格等、全体的にディズィーに似た要素のあるキャラクターデザインをしているが関連性は特に無い(敢えて言うならばディズィー同様にギルティギアシリーズの作品のヒロインであるということぐらいか)。
ジーナ
本作のラスボス。片目を前髪で隠した美女で、終戦管理局の幹部。絶扇を求めて闇慈の寺を襲撃したが、絶扇は既に闇慈に持ち出されていたし、ティールに右腕を氷漬けにされてしまう。
続いてロンドンで機械化した右腕と、彼が事故に巻き込まれそうな子供を見捨てられない性格を知ってる上でそれを利用するという割と卑怯な手段を用いてアクセルを倒すが、瑞葉の力で吹き飛ばされ、瀕死の重傷を負う等、割と散々な目に遭っている。
その後砂漠に放り出されて死んだかに思われていたが、打ち捨てられたギアの破片を使って自らの身体をサイボーグ化して復活。さらにはギア製造プラント「星舟」と融合し、彼女の望みであった地球滅亡に向けて行動を開始する。
なお、メイン画像を描いたのは本記事の初版執筆者だが、最終決戦時にはマジではいてない。しかも戦闘の際には乳揺れが激しすぎて乳首が見える。ヤバい。