「ギアには……生きる価値がありませんか……?」
プロフィール
身長 | 167cm |
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体重 | 56kg |
血液型 | 解析不能 |
出身地 | 不明 |
生年月日 | 12月25日 |
アイタイプ | 赤茶 |
趣味 | 羽の毛繕い(?) |
大切なもの | 育ての親、森の動物 / 家族と呼べる全て、森の恩人たち(XrdR) |
嫌いなもの | 密猟者 |
所属 | ジェリーフィッシュ快賊団 → イリュリア連王国(GG2) → ヴィアラティア(STRIVE) |
CV | 藤田佳寿恵 |
概説
ギアと人間のハーフである少女。
当人は争いを嫌う心優しい美少女であるが、その得体のしれない出自ゆえに命を狙われる身にあった。
外見年齢も精神年齢も20歳ほどだが、ギアの血が流れているため成長が早く、実年齢はGGX~ACPR時点では3歳。GGXrdでは8~9歳。
純粋で心優しく、争いを極度に嫌う性格。戦闘ができるのは本人にも制御しきれないギアとしての防衛本能と、彼女を守る背中の2体のギア「ネクロ」「ウンディーネ」による所が大きいが、XrdR以降は少しずつ戦うことも受け入れている。
経歴
赤ん坊のころ、捨て子だったところをとある村の老夫婦に引き取られて実子同然に育てられる。しかし、2歳半で成人女性と変わらない外見まで成長した上に翼と尻尾が生えたことから村人にギアであることがばれて処理されかけたが、育ての親の助けで人が寄り付かないとされる「悪魔の棲む地」という森に逃がされた。
しかし、育ての親の願いもむなしく賞金首をかけられてしまい、後は賞金稼ぎをケガをさせないようにしつつ撃退する生活を送っていた。
この時期に後の夫となるカイ=キスクと出会っており、短いながらも対話している。その後は交戦するも、何度も自分を討つ機会があったにもかかわらず「ディズィーの力を受け止められる人間もいる事を知って欲しい」という理由であえて敗北したカイに特別な表情を見せていた。
最終的にソルに敗れたがトドメは刺されず、彼女の内情を知るカイに託された。
その後は紆余曲折を経て、ジョニーの手招きからジェリーフィッシュ快賊団に引き取られた。
この際にカイとガブリエル大統領が色々と根回しをしたことで、公的には「紗夢がディズィーを原型を留めない程に粉砕した」ということになっている。
辺境で育ったため世間知らずな面もあったものの、ジェリーフィッシュ快賊団の仲間から様々な事を学び、成長していった。特に料理の腕は快賊団料理長であるリープに負けないほど。
後にカイと恋に落ち結ばれる。メイによると二人とも奥手だったためなかなか進展しなかったらしい。
カイとの1年余りの幸せな結婚生活の後に妊娠が発覚する。
当初は愛し合う夫婦として当然の結果であったため、二人は普通に喜んだものの、たったの3週間で妊娠中期に入った上に硬質な殻に包まれた胎児を卵生出産するなど、やはり人間とは異質の妊娠であった。
そして産まれた息子シンもディズィーと同じく成長がかなり早く、ソルに預けることを余儀なくされる等、ギアと人間の違いを見せ付けられる事になった。
ちなみに、卵生であると発覚したのは愛し合った後に妊娠し、腹部が異常な早さで膨らんだ事を検査した際であり、この事から体外受精ではなく体内受精、硬質な殻を持つことから鳥類に近い生殖様式と思われる。
しかし流石にその事情は5年後のGG2でも公にされておらず、同作では「木陰の君」として呼ばれている。
「ギア消失事件」に巻き込まれ消滅しかけたが、カイが「封雷剣」の全力を使って封印・凍結したことで消滅を食い止める事になった。しかし、それがイリュリア連王国への襲撃事件の遠因となった。
「ギア消失事件」終結後も封印は継続中であり、Dr.パラダイムの手により封印解除の作業が進められていたが、GGXrd家庭用ストーリーモードにてついに封印が解かれ再登場。カイやシンと再会を果たす。
ソルの事は父親と知ってからは信頼している。殆ど会話は無いがソルも彼女の事を気にかけている。
Xrd
『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR- プレイアブル化キャラクター選抜総選挙』では1位となり、次期参戦キャラに決定した。2016年5月26日の家庭用発売と同時に、DLCにてシステムボイスが先行配信。
その後、EVO2016にて遂に本格参戦が発表され、7月18日(現地時間)に期間限定で無料配信される。日本では7月19日からの配信。
性格は封印処置を受けた時間が長かったこともあり、以前とさほど変わっていないが、和解の為に戦うことも必要だと感じれば、自ら前に出る姿勢を見せるようになった。
シンを産んで母親となったことで、母性を伴った精神の強さも手に入れている。
シンへの教育方針は若干スパルタらしく、シンとの対戦では自分が勝ったら宿題を倍増やし、負けても免除しないという仕打ちを敢行している。一撃必殺技を受けた際のリアクションも「友達に使ってはいけない」などと、教育を欠かさない。
そのためシンからは強く思慕されつつも、畏れられていたりもする。
ちなみに、エルフェルト=ヴァレンタインの勝利台詞によると女子力カウンターが爆発するレベルの女子力とのことである(ちなみに、一撃必殺技を食らっても全く揺らがなかった)が、元が良いからか、化粧をしたことはないらしい(ファウストの一撃必殺でそういったセリフがある)。流石は子供のいる人妻というか、カイを主人公としてシリーズを見たときのメインヒロインというか。
リベレーターの事件ではイリュリアの首都防衛の際にギアとしての力を解放して防衛したが、このことがきっかけで木陰の君=ディズィー=ギアということが明るみに出てしまう。
しかし、後日談にて事件のことを書いた新聞にはディズィーに感謝する言葉が書かれており、「こんな人が王妃様ならいいのに」という言葉に感極まっていた。
なお、ディズィーは上記の通り立場上『王妃』であり、ロイヤルファミリーの一員なのだが、メイの一撃必殺では『洗濯物を取り込まないと』とつぶやいたり、続編のSTRIVEでもシンにお使いを頼むなど、家事全般をこなしているようである。
ベッドマンの一撃必殺は設定上トラウマを思い出させてショックで戦闘不能にする、というものなのだが、シリアスなものに混じって『そんなぁ!? キッシュがデザートじゃないなんて!』となんとも平和なものも混ざっている。戦闘不能になるほどのショックを受けたあたり、ひょっとしたらどや顔でカイにデザートとしてキッシュを振る舞ったのかもしれない(カイはフランス人であり、キッシュはフランス料理)。
ちなみに、ジェリーフィッシュ快賊団は『休職中』とのこと。
STRIVE
アナザーストーリーのラストシーンで一瞬だけ登場していたが、『シーズンパス4』の第1弾キャラクターとして参戦。なお、イリュリア連王国の女王として認知されたために名義が「クイーン・ディズィー」に変更となっている。
……と思われたのだがなんとイリュリア連王を退位したカイと共に新たな国「ヴィアラティア」の統治者となったとのこと(公式サイトより抜粋)。
公務もこなしているようで、王妃という意味でのqueenではなく文字通り女王となっている。
また、STRIVEでは心境の変化があったのか、今まではネクロとウィンディーネがある程度勝手に動いているというモーションだった(旧作は立HSなどでは手を抑えたり、投げでもネクロを止めたりしている)がSTRIVEでは自分の意思で戦っている上に暴走しがちだったネクロも制御できている模様。ただし、その反動として両者の体が黒く、頭部も白になっている。
ただ、なんだかんだ過保護なところは健在でありエキサイティング骨折ではディズィーが喰らう寸前でネクロとウィンディーネの手がガードをしている。
ソルに対する態度も以前に増して彼を父親と意識しているような穏やかな言動が増えている。
他キャラとの関わり
GGXシリーズの物語の中心にいる人物であるため、多くの人物と関わっている。
様々な人物との関係
- 母は最強のギア、破壊神ジャスティス。
- 父はプロトギア、ソル=バッドガイ。
- 夫はカイ=キスクであり、その間に息子シン=キスクを設けた。
- ジャスティスの素の女性、アリアが元となったヴァレンタインであるラムレザル=ヴァレンタインやエルフェルト=ヴァレンタインとも血縁のような関係にある。STRIVEでは特殊イントロも存在する。
- テスタメントには「悪魔の棲む地」に居た頃に守られていた。なお、テスタメントはSTRIVE時点でディズィーの育ての親である老夫婦の元で暮らしているとのこと。
- ジョニーやメイ達ジェリーフィッシュ快賊団一行は大切な仲間。
- ブリジットとも友人関係であり、XXのストーリーでは友達になったり、道が分からなくなって泣きついたりしている。
- ロボカイの製作者である変態博士クロウからは身体を狙われている。家庭用ACのストーリーではクローンを作成されたりもしている。
- ゴールドルイス=ディキンソンは仕事柄ディズィーを『他国の要人』として扱っているため、戦闘勝利後も『あの翼でお帰りに?』など、いなくなっても丁寧な言葉遣いのまま。
カイとの関係
GGXXAC+ではカイに「自分の事を知りたいから、協力してもらえますか」と頼み、カイも快諾。
ジェリーフィッシュ快賊団からカイの家へ通い、二人で体のことを調べたりしているようだ。
その後はカイとディズィーの仲は急速に深まっていき、結果的に恋に落ち、結婚(事実婚)することになり、カイとの間に息子シンをもうけた。シンからは「母さん」と呼ばれ慕われている。
これより前にもGGX+のカイのストーリーモードED1で「迷惑をかけてしまうから外の世界へは出ていけない」と自分に課すが、「人は生きるために迷惑をかけていい」とカイに返され、人と暮らすことを教わるため、彼と共に森の外で暮らし始めた。
ちなみにカイに対しては……
「じゃあ、あの・・・・・・これから・・・・・・ふつつか者ですが・・・・・・よろしくお願いします」
と言ったり、ジョニーに「カイとは上手くやってるか?」と聞かれた時には……
「カイさんはいい人ですよ。いつも優しいです」
「私の体のことですか? まだまだ調べてみないと分からないみたいです・・・・・・」
と言ったり。うらやましい。
ちなみに「ふつつか者」発言はジョニーの入れ知恵。何教えてるんだ。
なお、Xrd以降はギアの力がある描写があり、STRIVEではドラゴンインストールを習得している。ドラゴンインストールの際には眼からギア化する他、ストーリー上でカイのギア細胞はジャスティスに由来する『ユノの天秤』であるという言及もある。
後述のシンの誕生秘話(真偽不明)の話もあり、カイの眼にはディズィーが何かしらの処置を施したのかもしれない。
STRIVEでは周囲からも認められ正式に夫婦となったためなのか、のろけを披露することも。
開幕イントロは手合わせの前に次の休みの予定を相談したりしている。
スレイヤー戦の敗北ボイスでは『ダンディ……』と言うボイスもあるが、『でもカイさんだって!』というボイスもある。
ソルとの関係
ソルが自身の父親だと発覚する以前から彼を理由なく父親と認識していた。
ソルの方ははっきりと認知できていなかったものの、登場時から「ジャスティスの忘れ形見」として破壊すべきギアの認識から除外していた。
明言されたのは『~Xrd -REVELATOR-』が初であり、それまではストーリーにおいてさり気なく仄めかす程度にとどまっている。
『~X』ではソルは勝利しても彼女を破壊せず、カイに後処理を任せるにとどめて見逃している。この時点で彼女の技や能力を見て、薄っすらと「ジャスティス」との関連、そしてギアらしからぬ不殺主義であることから、ソルも直感的に何かを覚っていたものと思われる。
『~XX』シリーズでも基本的なスタンスは変わらず、ディズィーが厄介事に巻き込まれた際は救援しているが、ソルはあくまでI-NOを始め「あの男」の思惑を砕くためとして、素直に助けることを認めていない。
そして『XrdR』で明言された時点でようやくソルも認知するに至り、彼女に対する複雑な感情の正体を腑に落としている。
……が、直後にシンが何気なく「前から気になってたんだけど、親父(ソル)って母さん(ディズィー)のおy」と問おうとした際、一足先にその嫌な真実に辿り着いていたソルは無理矢理一喝、「決戦の前だからモヤっとしたくない、俺は間違ってない」等とグダグダと言い訳し、しどろもどろになりながらなんとか話を変えようとしたのだが、その時のソルの異様さに気づいたカイが事態を収集するために状況を整理した結果……
「待ってくれ?そ、そうか…その話は、ディズィーはジャスティスの娘で…つまり……?………いや………う嘘だ………ッ………まさか…………ソルが私のお義父……!「カイィィィィィィィィィィ!!!!」」
「「ア"ァァァァァァァァァァァァ!!!」」
さすがに『舅と婿』の関係と自覚してしまったのはキツかったらしく、カイと揃って精神面に大ダメージを受け、即席の絶叫コンテストが始まった。
ストライヴでは開幕でソルとの掛け合いがあり、ソルの事を『娘思いのお父さん』と呼んでいるほか、ひとり立ちした子と親のようなやり取りもある。
その他、後述のネクロは、ソルのギアとしての性質を反映したかのような苛烈な性質を持つ。
事実、彼女の『~XX』時代のEXモードの覚醒必殺技に「ネクロインストール」という、ソルのドラゴンインストールを意識した強化技が存在した。
シンとの関係
普通に親子なのだが、自分が封印されている間にだいぶワイルドに育ってしまったことに少なからず思う所がある模様。
リベレーターのオマケストーリーAでは紅茶を苦いと言ったシンに何が飲みたいものはあるか? と微笑ましい親子の会話をしていたのだが、シンが飲みたいと言ったのは砂糖水。
このことにはだいぶショックを受けたらしく、今まで見せたことが無い顔になっていた。
また、先述の通りシンの勉強にはスパルタ気味であり、勝利後のセリフでは『宿題を倍にします』と珍しく怒り気味の声で慈悲無き宣告をしている他、敗北時でも宿題免除だと喜ぶシンを叱っている模様。
Striveではアーケードモードでシンにお使いを頼んでいた模様。寄り道をしていたためか、ボスとして登場するカイにもシンを見ていないかの連絡を入れている。
実装後の開幕イントロや勝利セリフはまさに母親のそれ。ただ、宿題をしたか? と聞いたり勉強の時間は減らさないと相変わらず慈悲無き宣告はしているどころかネクロとウィンディーネにも先生を頼もうとしている。
なお、シンは勝利セリフで『手加減されているのを感じる』と言及している。
なお、STRIVEのアナザーストーリーではシンが自身が生まれた経緯を話していたのだが、それまでの話とは違い眼球が卵になったと話している。
ある日突然ディズィーの片目が取れてしまい、この時にカイは慌てて自分の眼球を取り出してディズィーに移植しようとしたとも。しかしディズィーの眼球は再生し、結局カイの眼はディズィーが治療したとの事。
シンは『生々しい話』と発言し、梅喧は子供にそんなことまで話していたのかとあきれていたが、想像の斜め上を行く血なまぐさい話に思わずドン引きし、「お前はいつかもっとショックな事実を知る」と忠告した。
しかし、『テイルズオブザレイズ』でカイがコラボした際には「息子が子供は目から産まれると思っていたことがわかった」「(勘違いの原因は)ソルに預けていたことが原因なのかもしれない」とも話している。
シンはこの話を「聞いたままだけど」と前置きをしていることから恐らくソルが本当に話した内容ではある模様。
外見・服装
人外らしく翼と尻尾が生えている。青髪を両サイドでツインテールにし、上半分を輪の形状にして黄色いリボンでくくっている(世界観と不一致なデザインから、発売当時「ギャルゲーのヒロインのようだ」と囁かれていた)。瞳の色は赤で、尻尾には髪と同じ黄色いリボンを結んである。
服装は性格の割にはボンデージ風の露出度の高い衣装であり、非常にエロイ。スタイルもいい。ちなみに下半身は公式で前貼り設定。アルターより発売されたフィギュアでも再現されている。ただし以上は戦闘服のようなものであるらしく、普段は聖職者のような黒いワンピース、ジェリーフィッシュ快賊団に入った後はセーラー服に短パンを着用。
戦闘になれば光に包まれボンデージ風衣装に変身ということになる。
ちなみに、仰向けダウンの絵が存在しない。
また、背中の翼も可変式らしく、XXのアーケードモードでカイでディズィーに勝利すると『よかった、翼も上手く隠せているようですね』と言われる他、イントロでも翼はあまり大きくないが、戦闘モードに移行すると翼が大きくなると描写がある。
他にも、攻撃モーションでは体の一部を変形させていたりする(しゃがみPやジャンプPでは爪を伸ばしている他、前HSでは尻尾が変形している)。
ギルティギア2以降
髪型はポニーテールに変わり、普段の服装がミニドレスになっている。
ギルティギアヴァステッジではさらに戦闘時の服装も大幅にアレンジ。流石に前貼りもホットパンツに変更となった。
GGXrd家庭用ストーリーモードで登場した際には旧来のボンデージ衣装の下にロングドレスを着たような落ち着いたものとなっている。
また、GGXrd家庭用ストーリーモードでのラムレザル=ヴァレンタインの衣装はディズィーの私服であり、実際に着ている石渡太輔氏の描いたイラストが存在する。
XrdRでの戦闘服は旧来ボンデージ衣装をベースに胸元には白い布地が増えたり、前張りもパンツに変更、レースなどの装飾が追加されているが、条件を満たすと白い布地が破けて旧衣装のように露出が上がるというギミックがあり、そのまま戦闘勝利すれば勝利デモにてアップで拝むことができる。
なお、イントロの登場シーンは非常に気合が入っていて魔法少女の変身シーンのようである。
ちなみに、実年齢で考えれば某魔女見習いとかこのお方と同年齢。
ストライヴでは
追加ストーリーではXrdで見せた私服姿でワンカットのみ登場していたが、2024年EVOにてシーズン4に参戦が発表。
カイとディズィーの正式な婚約(長らく『木陰の君』と呼ばれる内縁の妻状態だった)に合わせて、『クイーンディズィー』名義で参戦。
プレイアブルキャラとして登場した際には露出度の低い落ち着いたドレスを着た姿になっている。翼もサイズが小さくなっていて、過去作のイントロで登場した時のサイズとなっている。
なお、TGSのインタビューではディズィーは通常よりもはるかに多い工数がかかっているとのことで、夏に実装できなかったのも開発が追い付いていなかったためとのこと。身内カウントのキャラが多いため、掛け合いの収録も多かったのかもしれない。
ちなみに、今回の衣装は私服ではなく女王としての衣装。
イントロでの変身シーンも無くなっている。
また、前HSは従来通り尻尾が変形するのだが、なんと『門倉さん』という名前が付いた上にグラフィックも従来の見た目から一角クジラ風味になっている他、ワイルドアサルトでは尻尾がゴジラ風味の結晶が生えた状態になる(『門倉さん』については名前のセンスといい、見た目といい、十中八九メイの影響と思われる)。
また、ファウストのアフロ化ではアフロというより巨大なフラワーボンネットのような状態になる。ディズィーのリアクションも『あ、いい香り!』と(いつものことだが)好意的。エキサイト骨折では彼女はノーダメージでネクロとウンディーネがリアクションをする。
彼女のアーケードモードではラスボスはA.B.Aが担当しており、取り乱す彼女を落ち着かせるために戦闘を行う。その後、彼女の友達になりたいと語っていた。なお、戦闘前の演出の時点でディズィーは「アバさん」と好意的に名前で呼んでいる(A.B.Aからは「ハーフギアのお花畑女」呼ばわりされているが)。
性能
X~Xrdでは多彩な飛び道具と長いリーチを生かした、波状攻撃を主軸に戦う遠距離ラッシュ型。
コンボ・接近戦向けに設計されていないはずだがコンボの火力は高いという、ストーリー上の設定に違わぬ性能に仕上がっている。
空中ダッシュも2回可能となっており、更にダッシュはひざ下無敵なため地を這う攻撃は当たらないことも。
ウンディーネによる飛び道具と共に高い機動力を活かして相手の懐に飛び込み、高火力のコンボを叩き込むスタイルで、XXまではほとんどの飛び道具がウィンディーネの担当であり、ネクロは近接戦がメインだったがXrdにて各種飛び道具にネクロ版とウィンディーネ版が実装され、より攻めの手段が豊富となった。
ただし、XXまでは最強のコマ投げ(画面の半分以上に判定が出る)と言われる『ネクロ怒った場合』のコマンドやゲージ100%消費の『ガンマレイ』のコマンドが複雑であり、また各種飛び道具も非常にクセが強い。さらにXでは攻撃を足払いでキャンセルし、その足払いをフォルトレスディフェンスでキャンセルするというフォルキャンと呼ばれるテクニックが、XX~ACPRは受付時間0.0167秒(目印無し)のフォースロマンキャンセルと呼ばれる特殊キャンセルからの最速低空ダッシュというテクニックが必須となる、総じて上級向けキャラとして調整されている。そして防御力も下から3番目と最弱クラスな上に女性のわりに高身長(167cm)であることから『軽量級』かつ『標準のやられ判定』のキャラとなっておりディズィー限定大ダメージコンボもいくらか存在した。覚醒必殺技も無敵が無いため、攻め込まれてしまうとあっという間に体力を持っていかれてしまう。
XrdRでは、長いこと人生の荒波に揉まれ、シンの出産など心身ともにすこやかに彼女自身も成長したのか、いまだ当たり判定の大きさなどから過信はできないとはいえ、かつての同僚・メイくらいの平均よりちょっとしたくらいには耐久力は改善され、根性値もほんのりプラスされたので、いまだ平均以下とはいえ以前と比べだいぶ死ににくなり、更にシステム変更に伴いロマンキャンセルがいつでも対応になったためコンボも比較的簡単になった。
また、先述の通り全ての技にネクロ版(はじめはただの明かりだったんですのみウィンディーネ版)が追加され、基本的にネクロ版は発生が遅いが高威力、ウィンディーネ版は発生が早く扱いやすいといった特徴を持っていたため攻めの手札が増えた上に無敵がある切り返し技も習得したため、かなり使いやすくなったと言える。
ただし、飛び道具後の硬直が増えたため、XX時代のような飛び道具と共に突っ込むというスタイルは難しくなっている。
ちなみに、インペリアルレイとガンマレイはコマンドこそ違うもののジャスティスと共通していて(ガンマレイがコマンドが左右逆になり、インペリアルレイはタイランレイブと同じになっている)、家庭用限定のEXモードになるとミカエルソードが使えるようになる他、インペリアルレイではギア形態になるためその特色が色濃くなる。また、ソルの技に似た覚醒必殺技『ネクロインストール』も使用する。
一撃必殺技は『〜XX SLASH』までは搭載されなかったが、『ΛC』になってようやく搭載される。
通常のキャラなら必要な「一撃必殺準備」を必要とせず、ゲージが満タンならばいつでも出せるという特殊な仕様になっている。
ただし、↓(タメ)↑←→↓+P+HSという複雑極まりないコマンドの上、発動に軽く2秒かかるため逆にこっちからデストローイ出来てしまう有情仕様。もちろん、決め損ねるとゲージは消失するのでよほど上手いこといかないと決まってくれない。
なお、家庭用限定だがCPU専用技として『光の翼』という技も存在し、発動まで完全無敵、発動後はディズィーが放つサーチライトのようなレーザーに当たると全画面にレーザーが放射されI-NOのメガロマニア並みに削られるという鬼畜技となっている。
XrdRにおける一撃必殺技『感情的なガンマレイ』は威力があまりにも強大となってしまい、ディズィー自身が発射直前に目標をずらし、放たれたエネルギー弾は相手の頬を掠り、はるか後方で大爆発すると言う演出に。つまり、この技に限って言えば『一撃降伏技』(英語表記もSURRENDEREDになっている)という独自の扱いとなっている。
ギルティギアにおける一撃必殺はリアクション集が作られる程度に凝っていて、キャラごとに全く異なる反応をするが、この技の場合は『爆発をみる』>ギギギギ、という音と共にディズィーを観る>リアクションという演出となっている。キャラごとに個性的なリアクションが観られるので一見の価値はあり。
なお、カイは(だいぶぎこちないが)ディズィーに笑顔を向けるという演出となっている。
STRIVEでは『立HS3ヒット目』と『魚を獲る時に使っていたんです』に新たに凍結状態を付与するという性能が追加された他、魚は派生で地面を凍らせることで慣性が強くかかるようになったりする(地面が滑るようになる)という新要素が追加された。
この派生は地味に強力で、ダッシュの初速が遅くなる他、突進技の移動距離も大幅に減衰する。一方で、ディズィーは初速の影響を受けにくいため慣性が強くかかることによりノックバックの都合上出来ないはずの連携やコンボが可能となる。
明かりや焼き魚、木の実にS、HS話し相手、独りにしてくださいはオミットされたが、上記の凍結状態に加えP,K話し相手と焼き栗は健在、更になんと母の技であるミカエルソードが追加された上に、発動後に一定時間経過でテンションゲージをすべて消費するか解除するまでガード無視のスリップダメージフィールドを発生させる光の翼が追加。
ちなみにミカエルソードは旧作のEXモードとは違いジャスティスと同様のモーションになった(なんならHS版はジャスティスより範囲が広い)。S版はノックバックが大きく密着でもない限りガードされても反撃されにくく、HS版はガードクラッシュな上にヒットでスライドダウンなのでHS版魚で追い打ちが可能な上にガードされてもモリッと削ってくれる。
また、地味に遠S(XrdRでは4S)も強化を受けており、旧遠Sはしゃがみに当たらないという弱点を抱えていたが攻撃判定の位置が下がっておりしゃがみでもヒットするようになった。
更に、話し相手はなんとP版とK版が同時に存在することが可能となっていて、相手のジャンプをけん制しつつ地上の飛び道具を展開することも可能な上に凍結状態と組み合わせればコンボにも使用可能。
足払いのリーチも健在の上従来は余り強くなかった対空技の2Sが長い下段に変更されている。Sミカエルソードしか繋がらないが牽制としては非常に強力。
さらにさらに、今まであまり使い道が無かった6HSは対空後のコンボや氷原ヒット後の追い打ちなど非常に優秀となっており、ボタンホールドでガードクラッシュ属性まで付与される。
インペリアルレイはとうとう無敵が付与された他、地面に攻撃判定が出現しヒットすると氷でロックしてレーザーを叩き込むという旧作の『ネクロ怒った場合』のような演出に変更されている。
ガンマレイはテンションゲージが100%消費なのは相変わらずだが、コマンドが簡略されている他、演出もメインのビームをディズィーが、そしてネクロとウィンディーネがそれに合わせるという親子かめはめ波のような演出に変更されている。
ある種のロマン技だった旧作とは違い、2HSで打ちあがった相手の追撃や凍結状態付与からのガンマレイも成立するためコンボにも組み込めるようになっている。
全体的に遠距離戦向けキャラとして作られてはいるのだが、切り返し性能の向上や便利なミカエルソードもあって近接戦でも戦える。
その上、公開されたパッチノートには初めて防御係数と根性値が記載され、防御係数(ダメージ補正率)こそ1.09と下から数えたほうが早いくらい低いが根性値がなんと最高値である5であり、この数値は闇慈とディズィーのみ。
この恩恵は非常に大きく、負けたかと思いきやギリギリで踏みとどまってくれることも多い。
防御力が上がったからなのか、空中ダッシュは1回になり機動力はそこまで高くなくなっている。
防衛システム
それぞれが本体から独立した人格を持っているため、普段から仲が悪く、事あるごとに反発しあっているが、ディズィーの言うことは聞くようにしている。
STRIVEでは影のようなグラフィックに変更されている他、ディズィーと協力して相手を攻め立てる姿が見られるようになった。
ネクロ
ディズィーの右の翼に宿る生態型防衛プログラム。
全身が濃い緑色で、普段はディズィーの翼として彼女と同化している。
姿を見せる時は死神のような姿をした男性として現れ、強力な法術を操る。
一見火炎っぽく見える攻撃も多いのだが、もしかするとこいつもこいつで、ゲームでは意外に多い隠れ氷属性だったりするのかもしれない。(前述のXrdで新たに会得した一撃必殺技も含む)
性格はやや粗暴で、敵とみなした者には容赦なく攻撃する。それが一因して力の暴走を引き起こしている。XXのストーリーでディズィーが暴走する原因はだいたいネクロの暴走によるもの。
ちなみに、ウィンディーネを煽ることもありXrdではウィンディーネの専守防衛の姿勢に対して『お前盾で殴るじゃん』と言わんばかりに揶揄い喧嘩になる、という挑発モーションがある。
ウンディーネ
ディズィーの左の翼に宿る生態型防衛プログラム。
全身が淡い水色で、普段はディズィーの翼として彼女と同化している。
姿を見せる時は長髪の女性(女神)の姿として現れ、水や氷の法術を操る。
性格はネクロとは違い穏健で、母性的な面が強い。しかし、宿主たるディズィーに危険が迫ると、彼女を守護すべく戦いはじめる。
また、ネクロを煽ることも多くXXの挑発モーションではネクロに舌を出して挑発している。
余談だが、XrdRでは、ファウストの刺激的絶命拳をこいつが受ける。ナンデ?
まあ、ダメージ自体は(それも決して小さくない重傷と言っていいくらい)ちゃんと本人も受ける、一蓮托生な体質なわけなのだが…。
また、前述の通りSTRIVEではファウストのエキサイティング骨折もネクロとともに腕でかばう。
外部作品への参戦
Compass Xrd -REVELATOR-
NHN×ドワンゴにより共同開発されたTPS(三人称視点シューティング)リアルタイムオンライン対戦ゲームの「#コンパス」でギルティギア(GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-)コラボ第1弾にて参戦。
コラボ第1弾にてソル=バッドガイが同時参戦、第2弾にて夫のカイ=キスクが参戦。 以降は『GUILTY GEAR Xrd REV2』で扱う。
ディズィーのロールはガンナーとなっており、テンポの早い通常攻撃とアビリティによる拠点制圧スピードの早さ、敵全員の強制スタンを狙えるヒーロースキルが特長のガンナーである。
アビリティ『競うことは争うことではありません』は敵ポータルキー制圧速度を他ヒーローの約1.5倍の速さに引き上げるアビリティ。素の耐久が低いためできるだけ周りに敵がいないときに制圧できるといい。
ヒーローアクション『拠点拡大速度アップ+ライフ回復』は制圧したポータルエリアの拡張時に使うと、他ヒーローの2倍という驚異的な早さでエリアを拡張でき、さらに発動中は持続回復の効果を得る。HSゲージを素早く溜めつつ敵より早く前線に行けるため、非常に便利。
ヒーロースキル『感情的なガンマレイ』はガードを貫通して、敵チーム全員を約7秒間強制スタンさせる。回避できるのはヒーロースキル発動時などの無敵時間のみであり、ほぼ確実に相手の動きを止めることができる強力なHSである。
カード発生が全体的に高く、自衛用に近や周のカードを持っていくのが一般的である。
移動速度と通常攻撃の出が速いため、引き撃ちや逃げの性能が高く、HSも強力。その他アビリティやHAによってハイスピードな戦いが展開できる。しかし回復ができるHAがあるとはいえ素の耐久が全ヒーローで最も低いため、できるだけ被弾を減らさないといけないハイリスク・ハイリターンなヒーローでもある。
コスチュームは5種類あり、本家のカラバリから移植している。
その他
容姿に関して
豊満なバストから一部でGカップと言われているディズィー。
おそらく、とある二次同人のタイトルから安直に連想しているだけの単なるデマに過ぎないとするファンも多いが
http://negifukyu.x.fc2.com/bustcheck/cupchecker.html
クイーンズゲイトにて明記された3サイズ・B90.W55.H88で計算した結果、ちゃんとGカップは真実であることが判明したので、思考停止気味に否定するのも考えものである。
が、そもそもがコラボ作品のデータである以上、石渡氏が何も言わない限りは真偽は永遠に不明である。
本来の歴史では……
IF(というか本来はこちらが正史)の歴史ではカイが聖戦時に戦死しておりジャスティス破壊後もディズィーが人類抹殺を引き継いでしまっている。
この時のディズィーはゲーム本編とは比べ物にならないくらい冷酷であり、ギアとしての力を十全に振るっているためジャスティス以上の脅威として君臨している。
最終決戦ではソルの事を『薄汚い裏切者』と罵っていたり、特攻を仕掛けるジェリーフィッシュ快賊団をガンマレイで消滅させたりしている。
ソルとの戦闘中、動機は母であるジャスティスを殺された復讐であることが発覚するが、『お前はジャスティスと違って自由なはずだ』と諭すソルに『お前に何がわかる!』と激昂し、『お前だけは殺す』と発言している。
当時でも親子説は囁かれていたが、XrdRで判明した関係を考えると色々やるせない。
ちなみに、この歴史はI-Noの介入により『なかったこと』になっている。
これらの内容はGuilty Gear XXドラマCDサイドブラックにて語られている。
このCDではオマケエピソードとして休暇をもらって帰省した際のドタバタ劇もあり、珍しくディズィーが自分の意思で戦う上に非常にレアなセリフがあるためファンなら是非聞きたい。
過去作のストーリーやスピンオフ内では
実は家庭用のギルティギアゼクスプラスのエンディングでは100年後の未来が描かれており、なんとその時にはジェリーフィッシュ快賊団の団長を務めている上、人類側の軍勢の指揮を執っている姿が描かれている。
その際には何かと戦闘中であり、ツェップや第三次聖騎士団も参加していることからギアないしそれに類する脅威と思われる。また、戦場に乱入してきたソルに識別コードを付与しろと団員に指示を出している。
他にも、暴走した際に止めてくれたファウストが死亡。ディズィーは自分が受け入れられる世界になるまで自らを封印するというエンディングもある。
ただ、これらの物語はXX以前の話であり、また家庭用のストーリーモードはキャラごとにパラレルワールド設定であることと、前者のストーリーもSTRIVEのストーリーの内容から正史で実現する可能性は低いと思われる。
また、ゼクスのドラマCDではテスタメントに出会う前の物語が描かれており、盲目の少女との交流するエピソードが語られる。
その際に、少女はディズィーを『天使のような人』と評していた。
他にも、イグゼクスのストーリーではネクロの暴走が止まらず正気に戻った時には自分がどこにいるかもわからなくなってしまい、ブリジットに『私、迷子なんですけどここどこですかぁ!?』と泣きつくという珍しいエピソードも。
ちなみに、ブリジット側でもディズィーは登場するが、そちらはブリジットが怪我をしないよう手加減をされていることに気付いて戦いをやめ、友達になるというエピソードとなっている。
ACではその後のストーリーに続くエンディングもあるのだが、IFの分岐ではドクタークロウに捕まりDシリーズというクローン兵器を作られるというエンディングもある。
テーマ曲
X~ACPRまでは『Awe of She』。直訳すると『彼女を畏れよ』という意味となる。
ちなみに、X版とXX版ではイントロが異なっており、X版はシンセサイザーによるコーラス風味のイントロが入る他、序盤もピアノとパイプオルガンの音となっている。
X版はディズィーの衣装が修道服のような衣装であること、ラスボスであること、ディズィーのイントロ台詞の重さも相まって厳かな雰囲気から一転して激しい曲調になるという演出がなされている。
XX版ではプレイアブルキャラとして最初から実装されている上に、衣装やイントロも変わったためなのかX版のイントロ部分がなくなっている。
ちなみに、Awe of Sheは海外のメタルバンドが歌詞をつけたボーカルアレンジ版が存在するのだが、アメリカのバンドだからなのか歌詞が非常にシンプルかつ厭世的な歌詞で、作中の彼女とは全くイメージが異なる歌詞となっている。
リベレーターで久々に登場した際には新しいテーマソングとしてOne Dawnが作られた。フルートによる穏やかな前奏→明るいメイン曲調→途中で何故かMeet Againのフレーズが掛かり転調、弦楽器によるAwe of Sheのイントロが流れる→暗めの曲調→再度転調しメインの曲調にという非常に複雑な曲になっている。
長らく、予約特典のCDにのみ収録だったが、AMAZONミュージックなどで他の曲と共に販売されるようになった。
STRIVEの新曲であるRadiant DawnはSTRIVEの方針通りキャラクターのイメージソングなのだが、その中にしれっと『A bolt of lightning shows me where to fly』という歌詞がある。訳すなら、「稲妻の閃光が飛ぶべき道を示してくれる」だろうか?
ボーカルはAISHA女史が担当している。
ステージ
Xでは悪魔の森の最深部で墓場のようなステージで、XXでは小人がいる森(ブリジットと共通)に変更されている。
Xrdではイリュリアの庭園に変更されている。
また、STRIVEのシーズンパス3で妖精の森ステージが追加されたのだが、このステージはXXのディズィーとブリジットのステージと同一の場所である可能性が高い。
TGS2024で公開されたトレイラー映像でもこのステージが使われていた。
関連イラスト
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