「楽しんでいって下さいね」
プロフィール
身長 | 158cm |
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体重 | 50kg |
性別 | 男性(XX~ヴァステッジ)→トランス女性(STRIVE) |
血液型 | O型 |
出身地 | イギリス |
生年月日 | 10月26日 |
年齢 | 不詳 |
アイタイプ | エメラルドグリーン |
趣味 | ヨーヨー、影で男らしく務める、昼寝⇒ヨーヨー、昼寝(STRIVE) |
大切なもの | 両親、ぬいぐるみのロジャー、父親から初めて貰ったヨーヨー |
嫌いなもの | ムキムキな筋肉⇒ナマコ、しいたけ、苦い野草、昆虫 オバケ、筋肉(STRIVE) |
声優 | 小西寛子(XX~SLASH)⇒加藤有希子(ΛC)⇒石見舞菜香(STRIVE) |
概要
初登場はギルティギアXX(イグゼクス)。見た目は女性だが体はれっきとした男性であるキャラクターとして登場した。
「男の双子は不吉なもの」と信じる村の因習(離別または殺害)を回避するため女として育てられた。
普通ならば異性として育てられることにコンプレックスが芽生えそうなものだが、両親に心配をかけまいとした結果、極めて自然体で振る舞えるようになった。
尚、ブリジットは『お嬢様』として育てられたとのことで、生家はある程度の富裕層と考えられる。
しかし、自分が気丈に振る舞えば振る舞うほど、女装を強いている負い目から両親が気に病んでいることに気付く。
男として生き自分自身の力で村に富をもたらせば村の迷信を反証し無くせると思ったブリジットは自立を決意。賞金稼ぎで日銭を稼ぎつつ、芸人として大成する事を夢に見ている。
おっとりしているが、割と大雑把でそそっかしい性格。ディズィーの賞金が解除された事を知らずに探し歩いたり、イノのデマに踊らされ、真偽を確認せずに手当たり次第に襲いかかっていた。
たまに含みや棘のある言葉を平然と言ってのけたりするが、基本的に悪意はない。プロフィールには「天然ボケに近い」と記載されている。
前向きな性格ではあるが、「親に元気な姿を見せたい」などの、人間的なしがらみをかなり背負っている。
一人称は「ウチ」。性別を強調したい場面では「ボク」も用いる。
女らしい挙動が身に付いてるが影で男らしく努めようとしたり、「ウチは男です」、「(服装については)事情がある」と述べるなど、男としての自覚はある模様。
しかしムキムキな筋肉は嫌いらしい。ハゲと見るや絶叫してしまうメイのハゲ嫌いと異なり、ムキムキなポチョムキンとは普通に会話しているので、おそらく自分に筋肉がつくことを嫌っているのだろう。
どうもXXの時点ですでにブリジットには「自分が本当は女性ではないか」という疑念があり、その事を極力考えないようにしていたそうだ。
「ヨーヨーに死角はない」と豪語するほどヨーヨーを使いこなすが、時折制御を離れたヨーヨーが対戦相手を跳ね飛ばしたりしている。倒した相手におひねりを貰おうとしてトリックを披露するが失敗することが多く、結果的には死体蹴りに近いことをしばしばやらかしている。
終戦管理局の調査では、賞金稼ぎとして腕が立つと評価されるも、ブリジット個人に取り立てて危惧を抱く要素はないらしく、危険度も最低のDランクである。
STRIVEでは「物凄く痛そうな技」を受けて尚、観客に笑顔を見せようとするプロ意識が垣間見えるなど、芸人としての成長を見せた。
- ただし、表情をよく見ると青筋を立てて半分キレており、一定確率で「いってーな畜生!」というセリフになる。
- 英語版ではややドスの効いた声で「That Hurt You Son of a—!」となっており、日本語版以上に口が悪くなっている。
容姿
初期の見た目は金髪のロリショタで、いわゆる女装ショタ。STRIVE出演時以前までは初登場時のコスチュームを踏襲、もしくはアレンジしたものだったが、STRIVE参戦に伴い体格や衣装等のデザインは一新されている。
初期
STRIVE
性能
YOYO設置を主軸とするテクニカルキャラ。
『Guilty Gear XX』で初登場。リーチが長めで牽制しやすく固めにも強い無敵技のスターシップや突進技のキックスタートマイハート等優秀な技が揃っているが、HSがヨーヨー設置と引き戻しという特殊な操作感になっている。さらに、最強の飛び道具判定のジャック・ド・ロジャーはあらゆる飛び道具を消せる上にロジャーラッシュを使った表裏択とやりたい放題、その上『俺とキルマシーン』による崩しとダメージが凄まじく、『俺キル禁止』の張り紙が張られたゲーセンもあったという噂も。また、ヨーヨーはレバーで任意の方向に投げられたため、上設置>ローリング移動>上設置>ローリング移動……と繰り返すことで無限飛行が出来た。他にもI-Noが無限飛行が可能だったが、JDの発生中にフォルトレスディフェンスでキャンセルするという性質上ゲージ依存であり、実戦で無限飛行が出来たのはブリジットのみ。
『#RELOAD』では無法な要素に弱体化が入りコンボ火力が高いキャラクターで操作は難しいが中堅上位といった性能に落ち着いた。無限飛行にも制限が加えられている。
しかし『SLASH』にて火力減少、硬直増加、火力減少という弱体化に遭い、中堅下位~弱にまで性能が落ちてしまった。
『AC』では他の弱キャラが一気に強化されたものの、元々高性能だったブリジットに関しては無敵技であったスターシップまでもが弱体化し、『AC+R』では再度無敵時間が延ばされたが強化点が微妙と一気に下位へ落ちてしまった。
一撃必殺技は相手を月面まで吹き飛ばすシュート・ザ・ムーン。ヨーヨーのトリック的にはヨーヨーを引き戻す勢いそのままに上に飛ばしてキャッチする技だが、ブリジットの場合は文字通り月面に相手をぶっ飛ばすという技になっている。
『STRIVE』ではリーチが長く、技の発生が速い為固めが強力。スターシップは元々その場でヨーヨーを振り回す技だったが、斜め上へと飛び上がるモーションへと変更された。YOYO設置がHSからコマンド技に変更され、過去作では多様な技に派生させるのが肝であったがこちらではローリング移動以外に使用する技がなくなったことと通常技に派生が付きそれでもそこそこダメージが取れるため比較的初心者でも扱いやすいキャラクターとなった。
また、ローリング移動からの高速中下段や新技のコマ投げであるロジャーハグによる崩しが強力であり上手く使いこなせれば怒涛の攻めを展開できる。
弱点としては著しく火力が低いことであり、バランスタイプではあるものの、どちらかといえば同作のミリアやジオヴァーナのようなラッシュキャラに近い。
また、ブリジットで勝とうとする場合はローリング移動を絡めた固めの連係やフェイントを織り交ぜねばならず、ある程度までなら簡単だが中級者帯以降は途端に覚えることが多いキャラでもある。
更にヨーヨーにやられ判定があるため、牽制を殴られてそのまま持っていかれる、ということも少なくない。
初期はあまりにも火力が低すぎていたが、12月14日のアップデートにて火力が大幅に強化されたことで一気に扱いやすくなった。
ヨーヨー(YOYO)
元々は両親に幸せだとアピールするため始めたらしい。父親から貰ったというヨーヨーと同一のものかは不明だが、空中静止や糸が無限に伸びたりするギミックを搭載する物騒な性能を秘めた武器。
デザインはリボルバーのシリンダー風になっており、過去作では弾倉を赤い円が囲むようなデザインとなっていたが、ストライブではリボルバーのシリンダーにより近づけたような、フルート(冷却・軽量化の溝)状の切り欠きのある各面非対称の形状にディテールアップされており、左右を展開してセグウェイのように移動にも使用できるようになっている。
また、旧作新作問わず後ろ歩きを行う場合はヨーヨートリックの一つ、『犬の散歩(ウォーク・ザ・ドッグ)』に合わせ犬に引っ張られている風のパントマイムを行う。
- 旧作では勝利時に上にヨーヨーを投げて腰の手錠にマウントするモーションがあるが、GGSTではその機能はない模様。
- 片面が雷管側、もう一面が弾頭側を模している。『只のヨーヨー』ではないため何らかの必要性あっての形状と推測される。雷管側には『28 YOYO-BULLET 250』という刻印と、側面には『28』の文字が読み取れ、その意味は不明。(ただし単に深読みでヨーヨーのデザインという線もあるが)
- ちなみにヴェノムもヨーヨーを試していたらしいが、一撃必殺になりえないとの理由で見限っている(なお行き着いた答えはビリヤード)。
- ゲームシステム上は一撃必殺技は全員が持っており、実際に、一撃必殺技もヨーヨーを使ったものなのだが。
- ブリジットの人気が急上昇した為か年々人口が減少しているヨーヨー界にも活性化の兆しがあり、タカラトミーのムゲンヨーヨーとのコラボが行われる他、Taka氏監修のジュラルミン製ヨーヨーが受注発売されることとなった。(劇中サイズは流石に大きすぎるためかサイズはかなり小さくなっているが)
くまのぬいぐるみ / ロジャー
CV:石原明広(GGXX~SLASH)、井口屋タクミ<アークシステムワークスのディレクター&プログラマ、P4Uでアーク側のディレクションをしてる人>(ΛC)
自我を持ち、主にブリジットが空中に固定したYOYOから実体化する。炎の車輪や回転する仕込み刃、巨大化などで相手に攻撃し時には鈍器としても使われる。自転車をこぐ可愛い姿は必見。
ストライブでは一部のモーション時にブリジットの背中に掴まっている姿が見える。
発動時に「命を無駄にするな」「うぬでは役不足だ」など、無駄に渋い台詞をやたら渋い声で発するダンディーなクマである。家庭用限定のEXモードでは「若さゆえの過ちよ」「うぬは己に負けたのだ」というボイスも。
ギルティギアヴァステッジでは、年季が入ったためかツギハギの状態となっている。
- STRIVEでは目の部品に使われているボタンの色が変わり(黒→オレンジ)X字様の縫い目が強調される等の変更があるが基本的に旧来のデザインを踏襲している。またこれまでの自転車に替えてハーレーなどを思わせるアメリカンバイク型のマシンに乗り換えている。
他のキャラとの関連
GGXXAC+では時給1030円の給料に惹かれて紗夢の店でバイトしながら芸をすることになった。ブリジット目当てで男の客も増えたようである。(ちなみにポチョムキンの下で働いたときより20円高いらしい)。
ジェリーフィッシュ団の艇に乗せてもらっている数少ない男性キャラクターでもある(ジョニーには「俺から女を遠ざける存在は認めない」ため)。
ジョニーからは「もったいない」と言われている……が、「GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR- 」にてベッドマンのシアターオブペインを受けた際の台詞に「お前、女じゃなかったのか!!」があり、ブリジットの存在そのものがジョニーにとってはトラウマとして刻まれているようである。
これは家庭用Guilty Gear XXのストーリーモードでI-Noからもらった偽の手配書(ただしジョニーだけは本物)に乗せられてジェリーフィッシュに乗り込んだ際に、ジョニーが勘違いして口説いたストーリーから。バトル終了後、ジョニーは「一生の不覚」とガチでへこんでおり、誰にも口外しないでほしいと頼まれている。
STRIVEではブリジットの意志を尊重したのか戦闘セリフでは女性として対応している。
ザッパは嫁候補に加えようとしたが、男性である事に気付き諦めたようである。
ちなみに、ロボカイはセンサーで気づいた模様。
他のキャラに対して接する際、「必殺技が芸として使えるかどうか」を念頭に置いているため、面白そうな技を使うキャラは仲間に誘おうと考えている。その筆頭は芸には演奏も必要との理由でイノであった。しかし、他のキャラにもそれぞれの行動理由があるため、断られ続けていた。
基本的にはメインストーリーから外れているキャラであるが、『AC+R』では力を制御できなくなったミリアに誤って殺害されてしまうバッドエンドがあった。またエディには次の肉体の候補に入れられていたが若く華奢であるため時期尚早と判断されている。
『AC+』のクラシックサバイバルLv500で解除される広江礼威氏が手掛けたイラストではディズィーと紗夢に頬を抓られ、梅喧に頭の上に胸を乗せられている。
STRIVEではUMA好きのゴールドルイス=ディキンソンからはロジャーをUMAと誤認され狙われている。また、ブリジットが周囲の為に自分を偽っている事を言い当て、ディキンソン自身も似たような過去があると語り、ブリジットが自分を見つめ直すきっかけとなった。
カイ=キスクが周囲の反応を恐れずギアであることを公表した事に関して尊敬の念を抱いており、自分もそうなりたいと思っているようだ。
登場作品
GUILTY GEAR XX(2002年)
初登場作品。前作のタイムリリースキャラであるディズィーに加え、スレイヤー、ザッパ、I-Noと共に新規キャラとして参戦する。容姿は初期の女装ショタ時代のもの。
ストーリーモードではI-Noに偽の手配書を渡されたことから、チップ、ミリア、闇慈、梅喧、ジェリーフィッシュの面々と戦闘を繰り広げていく。
ディズィーを追いかける以外ギアとの関わりが無い他、特に因縁があるキャラもいないためギルティギアの話の本筋にこそ絡まないが、意外と登場キャラクターとの交流の幅は広い。
ストーリーでは終戦管理局の悪事の一端を暴いたという功績でカイから賞を出されたり、ディズィーの友達になったり、ジョニーに口説かれたり、その実力に感心したポチョムキンから講師として招かれたり、紗夢にバイトとして雇われたりと色々なところで顔を出している。
ギルティギアヴァステッジ(2013年)
パチスロ作品。
容姿は初期のものがベースだが、若干のアレンジがされている。
GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-(2014年)
プレイアブル化キャラクター選抜総選挙にて、1位のディズィー32,990票に対して、32,639票を獲得し2位を飾った。その票数は、わずか351票差である。操作性の癖と耐久力の低さゆえに、プレイヤー人口が多くなかったことを考えれば大健闘といえるだろう。
当時世間を大いに騒がせた彼だが、Xrdにおいてもその人気は衰えていなかったのである。
そんな人気を石渡太輔氏も知ってはいたものの、「ストーリーに入れて面白くなるのか」「操作性に難があるのでは」と考えた結果、Xrdでの採用は見送られた(参考URL)。
GUILTY GEAR -STRIVE-(2021年~)
2022年8月9日リリースのシーズンパス2にて満を持して参戦決定。
この作品から衣装含めた容姿が大きく変化し、CVも変更された。
作中時間の経過により成長し「単なるオネエキャラになっているのでは」「(これまでの女装の)反動でガチムチになっているのでは」といった不安の声もあったが、男の娘として正統進化と言っていい女の子の容姿に見える姿で登場。
ブリジットが追加されたことでSteamでのGUILTY GEAR -STRIVE-のプレイ人口が約5倍(後に同接数10倍にも)になり、売り上げランキングで一位を記録したことが報じられた。
ディズィーを捕らえることはできなかったが賞金稼ぎとしての才能が開花したことにより実家に大量の仕送りをしたらしく、それによって自分を悩ませた故郷の因習もなくなったらしい。
同時に自身の目標も失ってしまい、現在は賞金稼ぎを続けながらやりたいことを探す旅をしている。
年月を経て成長した影響か線の細い色白の美少年といった印象から一転、日に焼けた肌と合わせ健康的・快活な女の子といった印象の装いで再登場。太もものムチムチ感が増し服装もリニューアル。これまでのシスター服に代え、スカジャンとシスター服を混ぜ合わせたようなダボダボのパーカー(フーディー?)を着用している。諸人の性癖を破壊したスパッツの危険性は健在であるばかりかマイクロミニスカートとの複合効果でより強化された。
- アーケードモードではシステムが変更された関係か、相手キャラ個人に合わせた『チクチク言葉』は鳴りを潜めている。年齢相応に思慮を身に付けたとも考えられる。挑発コマンドでの発声でもこれまでのようなキレは無い。
- 旧知のカイに悩みを相談するなどこれまでのふわふわしたキャラ描写とは異なる悩める青少年といった姿が描かれた。
- 年齢的・身体的成長により男らしくなってきているらしく女装にも苦労しているらしい。
- 肩幅を錯覚させるための頭巾風パーカー、首の太さや喉仏を隠すために髪のボリュームを増して詰襟をしていたり、胸部にリボンを巻いて服の厚みで胸があるように見せ、手や足を小さく見せるためにハーフグローブやインヒールブーツを履いたりと、男性的に成長する自分の体をかなり工夫して女性的に見せている。
- 発売以降、実施されたコラボイラストではいずれも(浴衣やニットセーター)体の線が出にくい服装となっている。
- とはいっても骨格や顔つきは完全に女性テンプレ…ながらも手のひらの大きさや胸からの胴回り、太ももなどはやはり女性とは異なる体型にデザインされている
- 肩幅を錯覚させるための頭巾風パーカー、首の太さや喉仏を隠すために髪のボリュームを増して詰襟をしていたり、胸部にリボンを巻いて服の厚みで胸があるように見せ、手や足を小さく見せるためにハーフグローブやインヒールブーツを履いたりと、男性的に成長する自分の体をかなり工夫して女性的に見せている。
- 服装は現実で存在しても違和感がないようにデザインがされている。
- 自然体でも美少女だった旧作に比べこのような作為が必要になる点に月日の残酷さを感じさせる。
- 肉感的な容姿を歓迎する声も多い一方、旧来の姿の中性的な魅力が成長により女性的な美しさに置き換わったことを惜しむ声もまた存在する。
- アフロが実装。特定の技を受けることで見ることができる。専用ボイスもある。
- ブリジットに明確な年齢設定は無いが、仮にXXで18歳とするとSTRIVEでは23~25歳くらいか
- 帽子の「♂」マークは「⚨」マークに似たものに変更された。(類似する形状の記号は「⚨」(U+26A8)や「⚦」(U+26A6)、「⚩」(U+26A9)マークがある。こちらは「トランスジェンダー」を表す表記として明確に変更されている。(石渡氏がラフの時点でこのマークに変更し、一度古いデザインに戻されたものの、こちらに再度戻されたとのこと。)
- また、以前まであった「影で男らしく務める」の趣味が無くなっている。
- アーケードモードでは彼女とシンのみボスが名残雪ではなくカイになっている。また、それに伴いステージ9の隠しボスも常時ドラゴンインストール状態で防御力と攻撃力が超強化され、独自の覚醒必殺技を使用するEXカイになっており、火力が低めのブリジットだと苦戦すること請け合いである。
- 2022年12月28日にはGGSTがファッションショップであるO1О1とコラボし、ピンクのセーターに眼鏡という新デザインが公開され、またもブリジットファンは歓喜に包まれた。
- WF2023冬ではなんと11体のブリジットフィギュアが展示されるという異例の事態となった。人気キャラのフィギュアが各社から発売される例は多くあるものの、一度にここまでの数が作られる現象は人気の高さ、注目度の現れと言える。
- また、タイトーの美少女フィギュアブランド「spiritale」にて完全受注生産限定でフィギュア販売が行われるとのこと。
これが無料…!?
...残念ながらアフロは無料でもブリジットは有料。使用するには
- キャラ単品での購入(税込み880円)
- 『シーズンパス2』の導入(税込み2,750円)
のいずれかが必要となる。また、2022年12月上旬に行われたセールではブリジットを単体で購入したプレイヤー向けにシーズンパス2の値下げが行われた。
これからゲームを始める、という人はDLCが全部ついてくるセット版(ダウンロード版の『ブレイジングエディション』かパッケージ版の『GG 25th Anniversary Box』)を買うのも手。
アーケードモード
故郷の因習を無くし、賞金稼ぎとしても成功したブリジットであるが、女性として生きる必要が無くなったものの男として生きる事に違和感を覚えており、自らの心の性を決めるストーリーが描かれた。
同じく家族の為に自分を偽っていた過去を持つディキンソンから気にかけられ、ブリジットの「男の子なんだからもっとしっかりしなきゃ」という発言が本心では無いと指摘される。
最終的にはディキンソンとの交流や、自身がギアである事を公開したカイとの手合わせを経て、自分に嘘をつかずに生きる事を決意する。
このこともあり、ディキンソンからの別れの挨拶の「元気でなお嬢ちゃん。いや、お坊ちゃんだったか?」に、「お嬢ちゃん、でいいですよ。ウチは……女の子ですから!」と答え、自分が女性であると自認した。
外部作品出演
エレメンタルストーリー
2022年9月15日から開催のコラボで参戦。
テイルズオブザレイズ
2023年4月末のコラボ第2弾でカイ=キスクと共に参戦。
魔鏡技は「ループ ザ ループ」。
こちらでも性別が「女」と記載された。
テーマ曲
Simple Life(GGXX~ACPR)
軽快なギターの音が特徴の曲。
The Town Inside Me(GGST)
Simple Lifeとは打って変わってバラード系の曲となっている。
STRIVEではテーマ曲はキャラの内面を歌詞に反映していて、目標を達成したものの途方に暮れているというような歌詞になっている。
なお、野菜も嫌いな模様。
その他
- かわいい。
- かわいい。
- ヨーヨーのモーションは、ヨーヨーマスターの長谷川貴彦(現在はTAKAの名義で活動)が監修している。
- その割に実現が不可能そうな技ばかりなのは気にしない。
- 彼の技のうち、「ループ・ザ・ループ(ツーハンド・インサイド・ループ)」「シュート・ザ・ムーン(ツーハンド・リーチ・フォー・ザ・ムーン)」「ソロハム(戦闘前に披露している技)」は実在するトリックである。
- STRIVE参戦に際しても反応リツイートをしている。
- 元々は石渡氏の知り合いにヨーヨー世界一であるTAKA氏がいたことから着想を得て作られたキャラクターでヨーヨーの基本を学ぶためにスタッフ全員がこぞってヨーヨーを買い練習していたとのこと。
- 実情は不明だが男女問わずにファンが多いキャラと言われている。
- 上記の通り、人気がある一方で、海外の「服装が最悪なゲームキャラTOP5」の第二位に選ばれたことがある。日本人からすると「なんで?」と疑問に思うかもしれないが、キリスト教は同性愛に否定的であること、聖職者がロリショタに手を出して問題になっていることが背景にある(Wikipediaに「カトリック教会の性的虐待事件」「同性愛とカトリック聖職者」というページがあるぐらい)。
- それを踏まえると、修道女の格好をしたショタが手錠をつけているというデザインは(偶然とはいえ)出来すぎのブラックジョークである。
- とはいえこちらに矛先を向けるのは完全な筋違いというものである。
- こうした難癖を避ける為か最新作であるSTRIVEでは従来のデザインラインは抑えつつも「シスター服っぽく見えるパーカー」にデザインが改められた。(カラバリでは明らかにシスター服のような黒色になった物も存在するが)
- 旧デザインがシスター服である理由については、コミッカーズ2003年秋号にて石渡大輔氏が回答している。曰く、「やはり女の子らしさ、女性ならではの格好の例え方の一つですね。この世界にはシスターは存在せず、あくまでもそれをイメージしたシルエットというだけなんです。要はシスターでも尼さんでも巫女さんでも構わない訳で、女らしいシルエットの選択肢として僕はシスターを選んだんです」とのこと。
- 上述のような事情のためなのか、日本と海外とで人気の差が激しい。2020年での参戦希望キャラクター投票では、北米・欧州・アジアが全て「梅喧」を1位に推す一方で、日本だけが「ブリジット」が1位だった。ブリジットは、日本以外の地域だと北米でギリギリ10位に入る程度であり、非常に差が大きい。ジョニーやディズィーなどは地域を問わず高順位にランクインしているのとは対照的な結果となっている。
誕生秘話
因みに石渡氏は「最初は女の子でしたが、開発ギリギリのところで性別を男の子に変更しました」と語っている。「性別は男性」という設定は一部のスタッフのみが知っており、それ以外のスタッフは女の子という認識のまま開発に携わっていたとのこと(石渡太輔氏ら開発陣がシリーズと歩んだ20年を振り返る。「GUILTY GEAR」シリーズ生誕20周年記念イベントレポート)。男の娘への批判として「男の娘なんて女性キャラの設定を男にしただけ」と言われることが多いが、ブリジットに関して言えばまさにその通りなのである。
最初にアーケードゲーム雑誌などで紹介された時には、性別が発表されていなかったため、当然ほとんどの人が、ブリジットを女性と思ってイラストを投稿していた。
というか当時アークのスタッフがコンセプトが固まる前にキャラの同人誌を描くことが多かったそうでスタッフに石渡氏がブリジットの性別を伝えていなかったせいで完全に女性として描いてしまったこともあったそう。
おかげで男性と公表された時には、ショックを受ける者、ブリジットだからと開き直る者、新たな世界の扉を開いた者、女装ショタとして愛でる者、と様々であった。
- なお、これには当時、「ゲームとはいえ、大の大人が少女や女性に対して直接暴力を振るうのはどうだろうか」というゲームへの風当たりが強い時世からの懸念があり、ブリジットに関しても、登場させた後に問題が起きてゲーム自体が存続出来なくなる可能性を危惧した為、という俗説があったが、当時はそこまで厳格ではなく後年、関係者の証言によって否定されている。(独占取材:「男の娘」から「女性」へ 人気ゲームキャラ「ブリジット」の誕生秘話)
- ブリジットが作られた時点で『STRIVE』でのストーリーの方向性自体は決まっていた。(独占取材:「男の娘」から「女性」へ 人気ゲームキャラ「ブリジット」の誕生秘話)
愛称
- 旧来のファンからの愛称「鰤」は5ちゃんねるがまだ2ちゃんねるであった昔、文字数の削減が重視されていた時代の名残である。今日でも廃れた訳ではないものの、この呼び名が主流ではなくなったことも確かである。
- 異説では「ブリジットたん(´Д`;)ハァハァ」と書き込むことに後ろめたさを感じコミュニティ内でのみ通じる符牒としたという説、あるいは公開年が近かった『ブリジット・ジョーンズの日記』等と検索結果の混同を避けるため、という説もある。
- 中の人(STRIVE版)に因んで『生やしライス』という通称も一部で発生している。だが無の状態に生やしたり生やされている訳ではない。因みに元ネタとなった競走馬は牡である。
男の娘
男の娘は女装キャラからの派生であり、ブリジットは一般的に男の娘として分類されている。しかし男の娘という言葉が普及する前のキャラなので、厳密に言えば「女装少年」か「女装ショタ」となり、人により属性の表記には揺れ幅が存在する。
また、最新作の『STRIVE』では公式ではトランス女性となったが、肉体的には男性のままであると思われ、「男の娘」と言っても問題なかったりする。pixiv上では「男の娘」の使用例も多い。
流石に『STRIVE』のバージョンにおいては「女装ショタ」と言うことはなくなっている。言うなれば「男の娘」や「女装青年」といったところか。
ブリジットが初登場したGGXXは2002年5月にリリースされている。これは後の男の娘ブームの火付け役として有名な「はぴねす!」の渡良瀬準(一緒にバカのできる同級生タイプ)や「処女はお姉さまに恋してる」の宮小路瑞穂(お嬢様・お姉さまタイプ)、「ゆりね」の鷹森(ロリのようなショタタイプ)の登場より約3年早い。しかし、ブリジットが登場する前からすでに美女な女装キャラの人気が出ていて女装キャラは増えていた。ブリジット登場直前だと「あぃまぃみぃ!ストロベリー・エッグ(2001年)」や「プリンセス・プリンセス(2002年1月号〜)」、「のーぶら(2002年2月号〜)」などの作品がある。その増えている中で2002頃突出して人気があったのがブリジットだった。
女装は昔、「イロモノ・ゲテモノ」としての扱いが色濃かった。そんな中、萌えの対象に大きく寄るきっかけとなったのは、地上波アニメで、柳宿(ふしぎ遊戯)やフィッシュ・アイ(セーラームーン)が登場し女装キャラの生き様を見せたこと。その少し後に、葵双葉(逮捕しちゃうぞ)や本条鎌足なども地上波で登場する。これらの流れから、徐々に女装キャラの人気が増えてきて、2000年頃にエロゲーにも登場し萌え要素として認知され拡がっていった。
上記の宮小路瑞穂や渡良瀬準と合わせて取り沙汰されたキャラは「恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの」の志木秋巳である。
ブリジットは、というとゲームジャンルが違ったり、男の娘が美少女ゲーム発なこともあり、合わせて扱われることはあまりなかった。あえて合わせて言及する場合は、渡良瀬準や宮小路瑞穂の登場より約3年早いということをわざわざ主張したいときである。(ただ、繰り返しになるがブリジットより前から女装キャラは増えていた)
ブリジットの功績
ブリジットの功績は、ブリジットが格ゲーのキャラであったことで「女装キャラが今熱い!」との潮流を未だ知らなかった層に知らしめたこと。それにより「かわいければいいんだよ」、「だがそれがいい」と言える肯定的な風潮に貢献し、「こんな可愛い子が女の子のはずがない」というキャッチーな文言も流行った。そして海外にも拡げた。
特に当時ブームが終わっていたショタアンソロ界隈はブリジットによって、女装キャラの流行とショタアンソロの衰退回避に使えるとこを認知する。結果、再興の足がかりとして女装キャラ界隈に参入した。
女装キャラ全体においては、女装キャラ増加の発端ではなく、増加を加速させたいくつかある要因の大きめの一つである。また海外にも拡げた貢献は高い。
注意する点としては、上に書いたように女装キャラ増加の発端ではないことや「男の娘」という表記が最初に広がったのはエロゲー界隈であってショタアンソロ界隈ではないことなど。
ちなみに、アーケード雑誌であるアルカディアにおいてブリジットの衣装コンテストなるイラスト投稿コーナーも一時期存在した。
トランス女性としての位置づけ
まず、欧米においてもクロスドレッサーやドラァグクイーンなど、女装した男性の文化は欧米も存在している。しかし、欧米において異性装は宗教的に戒律違反(旧約聖書『申命記』22章5節)である。
聖書の記述においてはトランスジェンダーの存在は想定されておらず、「性自認」という概念その物を否認する強硬な保守派・伝統派からはトランス当事者が性自認通りの服装をする事も「異性装」と判定される。
また、ゲイやトランス等の性的少数者に対し、拷問的・カルト的な方法でその性的指向や性自認を異性愛・シスジェンダーに変えてしまおうとする「転向療法」も存在している。
一方で聖書を現代的に解釈する「自由主義神学」が広まった事で、性的少数者がありのままで生きられる事こそが神の愛であり意図である、という信仰も一定の勢力を有している。
次に、英語圏ではトランス女性がトランスジェンダーであることが判明した際に死傷事件が起こったりして社会問題となっていた。また本人の性自認が女性である以上、トランス女性を偽物扱い男扱いするのは界隈への差別ということに。そして、*男の娘が欧米に広がる時に「trap」という言葉が当てられた。*これは「実は男性」が後で判明する、という作品中の展開や仕掛けについて形容したものだったが、前述の現実世界での「相手がトランス女性であることを知り、逆上して加害・殺害」という事件の犯行内容と結びつけられる事で否定的な見方が広まった。
これらのことにより欧米においてトランス女性と男の娘は重なり合わないという認識が拡がった。
しかし、日本的には戒律違反ではない。また、否定的な意味合いはオカマやニューハーフなどの言葉が多分に担っていた。
そして元々『男の娘』は女性にしか見えない女装のキャラからの派生なので、二次元始まりで基本的に女性に見えるという見た目つまり他人からどう見えるかというものである。そして、トランス女性は、三次元始まりの性自認なので自分がどう思うかというものである。だから、同時に成り立つこともあるものである。
これらのことを前提として知っておく必要がある。
- 上記の通りSTRIVEアーケードモードでは自分に正直になった結果「女の子」を自称しており、また、英語版公式サイト解説ページにある"Although unsuccessful in capturing Dizzy for her bounty,"という文章にあるherという単語(文脈的にはディズィーの事ととれる)から「海外版ではブリジットがローカライズでトランス女性になった」と解釈され話題となった。実際、英語版におけるゲーム内用語集「GG WORLD」ではher(彼女)という代名詞が使われている。
- 英語圏の複数のネットメディアでもこのことが報道された(【LGBT】ブリジットが最新作で男の娘→トランスジェンダー設定になり議論を呼ぶ【ギルティギア】)。
- 英語版ウィキペディアの解説ページや英語圏のファンによるwikiでは性自認女性の性的少数者としての記載に変更されている。
- 「男の娘」は英語圏でtrap(トラップ、罠の意)という名でも呼称されていたが、現地ではトランスジェンダーであることが判明した際に「騙された」と激高した相手から当事者が殺害されたり暴力を受ける事件が起こり社会問題となっており、「男の娘でなくなった=trapではなくなった」としてこの設定変更を歓迎する声もみられる(ちょっとブリジットについて語らせてくれ! 「男の娘」として生まれたキャラクターが現実の「トランスジェンダー」についても知見を投げかける理由)。
- 公式スタッフに「アーケードモードで最終的にブリジットの心の性が決まる」と言及された。(【GGST】ギルティギアでアーク社員と遊ぼう!【ブリジット】 #54)
- 歓迎する声が多い一方、ブリジットの性別に関し欧米で主流となっている『定型化された多様性』に当てはめる事ができず紛糾している、という趣旨の批判が各所で散見されている。
- また、ストライヴのアーケードモードでは難易度によって違う会話が行われるが、これを指し「ブリジットはルートによって性自認が変わり、性自認女になるのはバッドエンド」と歪曲した解釈を唱える者もおり、公式で「グッドやバッドのような別の結末があるものではない」とコメントするに至った。
- スタッフによるとこの議論では「ゲームを買って遊んでない層」でも活発に行われたようだ。所謂エアプによる「彼女への中傷」と「スタッフへの中傷」は想像に難くない。
- 上述のとおり、本心に従った結果、女性として生きることを選んでいる。ただ、そもそもの本心というのが、生来の性自認である男性を、古くからの因習のせいで女性に書き換えられてしまった、というものとも考えられ、歓迎していいものなのか疑問視する声もある。
- もっとも、これはメタな意味での(現実世界に居る開発者が過去に明かした)設定や裏事情を知るプレイヤー側からの観点とも言える。いかなる属性を持った人間も生まれる場所を選ぶ事はできない。性自認が女性で男性として割り当てられた体で存在する人物が、特殊な迷信が根付いた場所に生まれる事もありえる話である。元々女性の性自認であった人物が、(そうとは知らない)両親によって村の迷信から女性として育てられる、という事は矛盾はしない。作中では、育て方について両親が心を痛める様子に対し過剰適応してしまった結果(身なりはともかく)男性として生きようともしていたが、当事者であっても自身の内面や属性の詳細について知悉しているとは限らない以上、行動としてはあり得るものである。これを踏まえて物語を読み解けば、迷信が解消され過剰適応する必要がなくなった結果、結局は元々の性自認を抑圧し自身を男性として主張表現し生きていく必要もなくなり、違和感を覚えたということになる。作中における本人の言行や周囲の対応とは矛盾はせず、外部から性同一性(性自認)を外部から書き換えられてしまったということにはならない。
- 日本語版STRIVE公式サイトでの解説ページでは「男の子である」という文言がある。ブリジットが女性であると宣言するのはアーケードモードクリア後であるため、ネタバレに配慮したものと思われる。
- GGST第11回デベロッパーズバックヤードにて公式に自身を女性を自認していることと男として振舞うことに違和感を持っているという設定が公開された。
- 『エレメンタルストーリー』『テイルズオブザレイズ』とのコラボでSTRIVE版が登場した際には、性別の欄が「女性」となった。
関連イラスト
二次創作においては女体化したイラストも存在する。一応、ブリジットの姿をした偽者が女性であるらしいという設定もあるが、中にはブリジットの肉体的性別が男性であるということを公表されても信じることができず、そのまま女として描き続けたという例もある。
また、GGSTでの性別の公開が行われて以降は肉体の女体化(TSFフェチも含む)イラストが若干増え始めている。
GGXX~GGXX AC版
STRIVE版
性自認が女性であると認めた時期。そのため「トランスジェンダー」のタグがついている例も見られる。正式な設定として彼女の在り方が発表された今では男の娘と言えるかどうかは各々の解釈による所が大きい。
関連pixivision記事
関連タグ
テスタメント:実態は両性具有だが、トランスジェンダーおよびジェンダーレスのキャラクター繋がり。
ロゼット・クリストファ:デザインが非常に似通っているキャラクター。彼女がブリジットのデザインの元ネタになったという噂があるが明確なソースがない。
男の娘つながり
水奈瀬愛生:アーケードゲームのキャラ
上原鹿之助:家の事情で女装を強いられた過去のあるキャラ
伊草エリカ:エレメンタルストーリーに登場したコラボキャラの男の娘。こちらは性別の欄が『男性』である