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概要編集

1984年12月、現在のガイナックスの前身であるゼネラルプロダクツによって始まり、1992年夏から海洋堂が主催する、2月と7月の年2回開催されるガレージキットを中心とする模型のイベント。略称ワンフェス、WF。

プロアマ問わず模型造形者がディーラーとなって自ら作った模型やフィギュアなどを展示販売する展示即売会がイベントの軸となるが、企業出展による新商品の展示やステージイベント、フリーマーケット、屋外の広場などを使ったコスプレイベントなども包含している。

その歴史の長さから同人誌即売会コミックマーケットと併せて、同人文化(あるいはサブカルチャーやポップカルチャー)を牽引してきたイベントだと言える。


当初は東京都立産業貿易センターで始まり、東京国際展示場(東京ビッグサイト)を経て、2008年夏に発生したエスカレーター事故でビッグサイトが使えなくなったことから、1回休止した後2009年夏から幕張メッセを会場として開催している。

ちなみに他の開催休止として、海洋堂が参加ディーラーへの問題提起として開催を取りやめる「リセット宣言」を出したことによって2001年冬の開催が取り止めになった事がある。

この他2020年は新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の発出を受ける形で、2020年秋・2021年冬・同年秋(秋開催は2020東京オリンピック開催で夏に幕張メッセが使えなくなったことに伴う)と3連続で中止となった。その代わり2021年秋は代替として初めてとなるオンライン開催が行われている。


ワンフェスがガレージキット文化において果たした最大の役割に「当日版権システム」がある。

これは立体造形物などを含むグッズ等を販売する際、一定の原作がある物の場合、一般的に版権使用許諾やロイヤリティの支払いなど権利者と契約を結ぶのが当たり前だが、開始当初はアマチュアディーラーでは無版権許諾状態で販売する(=海賊版と見なされる)ことが問題となったためである。

しかしアマチュアディーラーが版権許諾を個人単位で取り付けるのは難しい。そこで主催者側が仲介し、ディーラー側の版権申請をとりまとめ、それを一括して権利者側に申請、許諾が得られた作品をイベント開催時間内かつその会場に限り販売できるというシステムを構築したのである。

これがデファクトスタンダードとなって、以降他のガレージキットイベントでも採用されている。


マスコットキャラクターは水玉螢之丞氏デザインのワンダちゃん(メイン画像右)とリセットちゃん(同左)、メッセくん。水玉氏の没後はあずまきよひこ氏がイラストを手がけている。


pixivでは編集

このイベントにディーラー側で参加するユーザーが、自分が持ち込む予定のアイテムのイメージイラストパッケージイラスト等を投稿するのにこのタグを使っているようである。なお、単に立体アイテムを撮影しただけの画像はpixivのガイドラインにある投稿禁止作品「実写を主体とした画像であるもの」に該当してしまうので注意がいる(写真が使われているもの全てが禁止なわけではなく、「写真を背景に用いる場合など主体性のないもの」「加工を行うことにより実質的に写真と判断できないもの」の投稿は認められている)。


ワンフェス」タグの使用も多いため、検索は「ワンダーフェスティバル OR ワンフェス」などのワードでOR検索を使うと効率が良くなる。

「ワンダーフェスティバル OR ワンフェス」の検索結果


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