概要
スケールモデルにはじまり、特撮(オリエンタルヒーローシリーズ)、スコープドッグ、ファイブスター物語、エロゲ(a-brand) など多彩な作品のガレージキットを発売した京都の老舗メーカーである。
歴史
1972年創業。当時は鉄道や航空機などの模型専門店として出発、80年代中盤頃からガレージキットの販売を開始、現在の基礎を作った。
90年代後半から簡易インジェクション技術を導入し自社製プラモデルを発売、それに対応したポリパーツを開発したりするなど、ガレキ以外の自社開発にも力を入れ始める。2000年代には組み換え可能なブロックキット『ブロッカーズ』を発売するなど、オリジナル商品にも力を入れ始めた。とはいえ、それ以降もガレキの新製品を出し続けており(キャラグミンなど)、大手ガレージキットメーカーの多くが次々とプラモ・完成品へと転換していく中、ガレキメーカーとしての地位を守り続ける数少ない大手模型メーカーとなっている。
ラインアップ
上記の通り、現在でもガレキ製品を一般発売している数少ないメーカーである。一方でインジェクションキットも数多く発売しているメーカーでもあり、オリジナル製品も手掛けている。ただし完成品モデルの販売は少なく(下記の『カスタマイズフィギュア』のキャラクターモデルシリーズの塗装済み完成品などがある)、キット販売が多くを占めている。
またドールも手がけており、自社開発の27Cmドールブランド『ドルフィー』を展開を皮切りにレジン製大型ドール『スーパードルフィー』、ソフトビニール製外皮にABSフレームを内蔵した大型のアクションフィギュアともいえるドール『ドルフィードリーム』の展開を行っている。また過去にはアクションフィギュアの素体として開発したガレージキット『カスタマイズフィギュア』も発売しているが、結果的には1/6サイズの着せ替えドールとしての需要が主となった。
模型用具にも力を入れており、自社製の接着剤や工具、海外メーカーの模型用塗料の輸入など、自社製品だけで模型製作できるほどの品ぞろえとなっている。