「これよりバトルメソッドチューリング 対象および自己実験を開始する」
プロフィール
身長 | 167cm |
---|---|
体重 | 58kg |
血液型 | 今はAB型(5回目) |
趣味 | ルーブ・ゴールドバーグ・マシンで蕎麦を打つこと、盆栽(多肉植物専門) |
大切なもの | ソル、アリア |
嫌いなもの | ケイオス |
所属 | なし |
武器 | 魔法 |
キャッチコピー | 願うのは善意の集積 贖罪のギアメーカー(飛鳥=R=クロイツ)、願うのは善意の集積 マスターオブソーサリー(飛鳥=R#) |
声優 | 増谷康紀(『GGXX』ストーリーモード)、杉田智和(『GG2』以降の作品) |
概要
『ギルティギアシリーズ』における黒幕の一人で、物語の鍵となる生体兵器GEARを生み出した人物。穏やかかつ贖罪的な口調で喋る。
一般人にもギアを作り出した大罪人として、その存在は認知されている(ギアの誕生はジャスティスの反乱=聖戦へと続き、ギア対人類の百年戦争に発展した)。
本名を知る者はごくわずかであり、多くは「あの男」と通称で呼ばれる。
『ギルティギア2』からは「ギアメイカー」と呼称される場面が増えた。
150年以上生きているが、本人はあくまでも人間でありギアではない。
ソルは「肉弾戦ではその辺の爺さんにも負けるレベルだが、魔法使いとしては頂点だ」と「あの男」の強さを語っている。
目的・立ち位置
バックヤードで人類を意図せぬ方向に進化させようとする「慈悲なき啓示」に対抗するなど、その行動は人類を救うために行われている節がある。
どうやら未来に起こる厄災をバックヤードで知り、来るべき時に備えての準備としてGEARの作製や聖戦を引き起こしたらしい。しかしそのために人類に未曾有の惨劇を引き起こしたのは紛れも無い事実である。
だが日本の滅亡などは、彼の意に反して行われた事故であることが語られている。
ソルから追われる身ではあるが、目的のためにあえて何も語ろうとはせず、成長を促し導こうとしていた。
ストーリー
本編以前の過去
フレデリック(右側)と「あの男」(左側)
2010年に一般化した魔法科学理論。その不明なままの部分を発見したと目されている。
2014年。アメリカ合衆国で発足した人類の生態強化計画GEARプロジェクトのチーフに就任。同チームにフレデリックとアリアが所属する。当時は友好な関係にあり、理論のディスカッションなどをしていた。当時からバックヤードや啓示の存在に言及している。
2016年。人体実験第一号として本人の了承なくフレデリックをギアに改造。しかも自立型ではないため、制御装置なしには意識を保てないプロトタイプだった。実験体として扱われたフレデリックは研究所を脱走し、「あの男」を宿敵として憎むソル=バッドガイとなる。
その後、GEARプロジェクトはアリアを含む所員全員が失踪し中断した。
しかし「あの男」はその後も研究を続け、2073年にアリアを素体として司令塔のギア=ジャスティスを完成させる。同時期にある男の画策でアメリカ合衆国で兵器開発としてGEARプロジェクトが再開する。
翌2074年にGEARの生産が完了し世界戦争に突入しかけるが、ジャスティスにより全てのGEARが支配され人類に反逆する。同年、計画通りに日本列島が総攻撃を受け日本が消滅する。
このため、様々な人物にとって憎悪と興味の対象となっており、特にジャパニーズ(日本人)たる御津闇慈や梅喧とは因縁が深い。
なお、日本消滅に関してはXrdでの設定改変に伴い、大きく変更されている(詳細はジャスティスの記事を参照)。
本編
存在自体は初代GGのソルのエンディングで初めて明かされた。
ジャスティスを倒したソルが全ての元凶である「あの男」に復讐を誓っているが、当時のソルは「野郎」と呼んでいた。
「あの男」と呼称されるようになったのはGGXから。日本を消滅させた元凶として梅喧、闇慈などのジャパニーズとの接点が生まれ、様々なキャラクターと関連するようになった。
家庭用のストーリーモードで初めてその姿を見せたが、「あの男」の側近を含めてほぼシルエットのみの登場となった。
GGXXのストーリーは側近のイノが単独で暴走するといった内容であり、ルート選択によっては直接粛清する場面もあった。ドラマCDでは、イノとあの男の出会いが描かれている。
GG2では敵としてゲーム本編にようやく登場。
魔道書から光弾やレーザーで弾幕を張るなど、シューティングゲームさながらの攻撃をしてくる。
そういうゲームじゃねえからこれ!
対戦する場面こそあったものの、ヴァレンタインを倒すためにゲートを開いてソルを導いている。
GG2において「特殊な装置で眠りにつき定期的な若返りを行うことで寿命をのばしている」という設定が明かされた。装置自体が不完全なため記憶のオーバーフローを起こしてしまう。このため記憶のバックアップを行なっている。
担当声優も増谷氏の渋い大人の声から杉田氏の少年声に変更されている。
GGXrd以降もソルには敵対心を抱かれながらも、なんだかんだ協力的であった。
「あの男」がいなければ立ちはだかる強敵達を倒せたか分からないほど。
その真の目的はアリアの蘇生であり、彼の行動の全てはソルとアリアを引き合わせることにあった。
ソルとアリアが再会した後、全ての決着を着ける決意を固めた。「あの男」の顔を見たソルは「ケンカを売っている奴の目」と語り、戦いを受け入れた。
後日、アメリカ合衆国政府に投降した。
STRIVEでは合衆国投降後、ケイオス打倒や英雄としてのソル=バッドガイを抹殺、そして贖罪のために奔走することになる。
外見・服装
GGX~GGXXまではシルエットでしか描写されておらず、確認出来る容姿は「フードを目深に被っており、素顔を見る事ができない」程度だった。
『GG2』で初めて正式なデザインが設定された。
目深に被ったフード姿はそのまま、GGらしくベルトや十字の意匠などが多数付いた複雑なローブ姿で登場した。分厚い本を手にしている。
『ヴァステッジ』はアニメで描写されていたためか、デザインがかなりシンプルになっている。
『GGXrdR』のストーリーの最後で、初めて本名(飛鳥=R=クロイツ)と素顔を晒した。
ショートヘアの穏やかそうな顔つきで、頭部に猫耳の様な三角状のものがつき、右目は翼のような形をしたもので覆われていた。
『STRIVE』では猫耳が無くなり、右目の翼は歯車と花を合わせたかのような形状(ファンからの通称はベイブレード、ハンドスピナー)に変わり、容姿は回想で描かれた科学者時代の頃に近いデザインに先祖返りしている。(ただし、髪はそのころと比べると若干短くなっている。)
また、服装も下は道着と修道服を混ぜたようなデザインで上着は装飾のない白いシンプルなローブになるなど、大幅なデザイン変更がなされた。
飛鳥=R♯
STRIVEのDLCシーズンパス2の大トリとして『飛鳥=R♯』という名前で遂にプレイアブルキャラとしての参戦が決定した。
2023年5月25日配信開始。
♯の読み方はシャープではなく元と同じくクロイツ(♯はドイツ語でクロイツと呼ぶ)。
ただ名前だけでなくカラーリングも若干異なっており、カラー選択時に上下に入れると名前が「飛鳥=R=クロイツ」に変化する。
見た目や性能は全く同じで、キャッチコピーと一部掛け合いなどが変わるが、これが何を意味するのかは現在不明(ソル曰く「手の込んだ悪戯」)。
GG WORLDモードでも全く語られない。
また、戦闘中に
『もうこの辺全部真空にしてしまおうか?』(挑発)
『危なかった。勢いで星を消すところだった』(勝利)
など、やたら物騒なセリフを言っている。
キャラの特徴は、なんと26種類もの魔法を使い分けることが可能なテクニカルタイプ。
しかも自由自在に使えるわけではなく専用ゲージでの管理が要求される非常にテクニカルなキャラとなっており、魔法はカードゲームのようにランダムドローおよび手動のデッキ変更する必要がある、シンプルでプレイしやすさを題目としているSTRIVEのコンセプトに相反するようなキャラ性能をしている。
勿論、使いやすさは☆1つ。
アーケードモードライバルとボスもR#、しかも後者は常時マナ自動回復かつ自動ブックマーク(=カードドロー)の状態で全テストケース(=カードデッキ)の上位魔法を使ってくる。
三人の側近
側近としてイノ、レイヴン、ジャック・オーを従えている。レイヴンは忠実だが、イノはとても気まぐれで命令を聞かないこともしばしば。
当初はイノもレイヴンと同じく忠実という設定だったが後に気まぐれという形に変更された。
関連タグ
ギルティギア
ソル=バッドガイ ジャスティス
イノ レイヴン ジャック・オー ヴァレンタイン
ケイオス:もう一人の「あの男」。
ラグナ=ザ=ブラッドエッジ:ギルティギアと双璧を成すASWの対戦格闘ゲーム『ブレイブルー』の主人公。声優を同じ杉田智和氏が担当している。