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ここでは主にギルティギアストライヴ(GGST)以前のストーリーや設定・事柄をまとめています。

GGSTでのプロフィールやゲーム性能・アーケードモード詳細は飛鳥=R=クロイツおよび飛鳥=R#を参照。



概要編集

ギルティギアシリーズ』における黒幕の一人。物語の鍵となる生体兵器GEARを生み出した人物。穏やかかつ贖罪的な口調で喋る。

一般人にもギアを作り出した大罪人として、その存在は認知されている(ギアの誕生はジャスティスの反乱=聖戦へと続き、ギア対人類の百年戦争に発展した)。


150年以上生きているが、本人はあくまでも人間でありギアではない。特殊な装置で眠りにつき定期的な若返りを行うことで寿命をのばしている。


ソルは「肉弾戦ではその辺の爺さんにも負けるレベルだが、魔法使いとしては頂点だ」と「あの男」の強さを語っている。


声優編集

『GGXX』ストーリーモードでは増谷康紀が、『GG2』以降の作品では杉田智和が担当した。



通称・呼び名編集

初代GG〜GGXX編集

本名を知る者はごくわずかであり、多くは「あの男」と通称で呼ばれる。

GG2〜GGST編集

GG2からはギアメーカーと呼称される場面が増え、GGXrdRのストーリーの最後では初めて本名(飛鳥=R=クロイツ)と素顔を晒した。またGGSTではたびたび「魔王」と呼称されていた。



目的・立ち位置編集

GG2編集

バックヤードで人類を意図せぬ方向に進化させようとする「慈悲なき啓示」に対抗するなど、その行動は人類を救うために行われている節がある。ソルから追われる身ではあるが、目的のためにあえて何も語ろうとはせず、成長を促し導こうとしていた。


GGXrd編集

  • sign〜revストーリー内にて、未来に起こる厄災をバックヤードで知り、来るべき時に備えての準備としてGEARの作製や聖戦を引き起こしたことが明かされる。しかしそのために人類に未曾有の惨劇を引き起こしたのは紛れも無い事実である。また日本の滅亡などは、彼の意に反して行われた事故であることも語られた。
  • 真の目的はアリアの蘇生であり、彼の行動の全てはソルとアリアを引き合わせることにあった。真実を語ったことでソルとの確執は解消し、黒幕打倒の為に、Dr.パラダイムらと協力して作戦を進行させる。




ストーリー編集

あらすじ編集

在りし日を

フレデリック(右側)と「あの男」(左側)


2010年。魔法科学理論が一般化。その不明なままの部分を発見したと目されている。


2014年。アメリカ合衆国で発足した人類の生態強化計画GEARプロジェクトのチーフに就任。同チームにフレデリックアリアが所属する。当時は友好な関係にあり、理論のディスカッションなどをしていた。当時からバックヤードや啓示の存在に言及している。

GGまとめ4


2016年。人体実験第一号として本人の了承なくフレデリックをギアに改造。しかも自立型ではないため、制御装置なしには意識を保てないプロトタイプだった。実験体として扱われたフレデリックは研究所を脱走し、「あの男」を宿敵として憎むソル=バッドガイとなる。

その後、GEARプロジェクトはアリアを含む所員全員が失踪し中断した。


2073年。「あの男」はその後も研究を続け、アリアを素体として司令塔のギア=ジャスティスを完成させる。同時期にある男の画策でアメリカ合衆国で兵器開発としてGEARプロジェクトが再開する。


2074年。GEARの生産が完了し世界戦争に突入しかけるが、ジャスティスによりGEARが支配され人類に反逆する。同年、計画通りに日本列島が総攻撃を受け日本が消滅する。


補足編集

なお日本消滅に関してはXrdでの設定改変に伴い「実験中にバックヤードから何らかの意識がアリアへと介入、更に日本上空にジャスティスとは比べ物にならないくらいの脅威が出現しかけたため、やむなく最大出力のガンマレイをもって日本ごと消滅させた」という設定に変更されている。

この一件がきっかけでアリアは精神が崩壊、バックヤードの存在に魂を乗っ取られ破壊神ジャスティスが誕生してしまうのだった。



初代GG編集

  • 存在自体は初代GGのソルのエンディングで初めて明かされた。
  • ジャスティスを倒したソルが全ての元凶である「あの男」に復讐を誓っているが、当時のソルは「野郎」と呼んでいた。

GGX編集

  • GGXから「あの男」と呼称されるようになり、家庭用のストーリーモードで初めてその姿を見せた。「あの男」の側近を含めてほぼシルエットのみの登場となった。
  • 日本を消滅させた元凶としてジャパニーズ(日本人)である梅喧御津闇慈からは憎悪や興味の対象となっており、また様々なキャラクターと関連するようになる。

GGXX編集

  • ストーリーは側近のイノが単独で暴走するといった内容であり、ルート選択によっては直接粛清する場面もある。また、とある結論に至った闇慈に対して勧誘をするルートも存在している。
  • ドラマCDではイノとあの男の出会いが描かれている。

GG2編集

  • 敵としてゲーム本編にようやく登場する。成り行きで交戦する場面こそあったものの、ヴァレンタインを倒すためにゲートを開いてソルを導いている。
  • 攻撃方法は魔道書から光弾やレーザーで弾幕を張るなど。実に多種多様な攻撃方法で、ドラゴンインストールしたソルですら苦戦を強いられる程の実力である。

普段ビハインド視点が主なGG2だが、「あの男」戦だけは例外で、殆どのシーンで縦シューティングゲームさながらの真上からの見下ろし視点を強制させられる。突如全く違う視点での操作をさせられるにもかかわらず、根本的な操作性やゲーム内の処理は変わらない為に、初見のプレイヤーは混乱させられてワケもわからぬうちに撃破されてしまうといった事態が多発した。そういうゲームじゃねえからこれ!

  • 後に2D格闘ゲームであるSTRIVEでプレイアブルとして実装された際にも「多彩な攻撃方法」というエッセンスを受け継いだキャラ性能となっている。→飛鳥=R#
  • 担当声優も増谷氏の渋い大人の声から杉田氏の少年声に変更されている。

GGXrd編集

  • 以降もソルには敵対心を抱かれながらも、利害関係の一致から終始協力体制だった(というよりシリーズを通して明確にソル一行と敵対しているという描写はほぼない)。
  • SIGNでは、同じ師を持つクロノスが率いる元老院との対立~決着の物語であり、本人もクロノスとは思想の違いから袂を分かった関係である為に、ソルと協力体制をとる。しかし、物語の途中で元老院の手によりバックヤードに閉じ込められてしまう。
  • Rev開始時点でもまだバックヤードから出られていない状態だったが、元老院を失ったクロノスと対話することで、やり方・思想こそ違えど世界の平和を望むという点でお互いの考えは一致しており、クロノスから後を託される形で和解、現世へと戻ってくる。その後はソル達の前に現れ、自身の目的を語り始める。
  • その真の目的はアリアの蘇生であり、彼の行動の全てはソルとアリアを引き合わせることにあった。真実を語ったことでソルとの確執は解消し、黒幕打倒の為に、Dr.パラダイムらと協力して作戦を進行させる。
  • 黒幕との決着がつき、ソルとアリアが再会した後に、今度は自分達(ソルと飛鳥)の決着を着ける決意を固めた。「あの男」の顔を見たソルは「ケンカを売っている奴の目」と語り、戦いを受け入れた。
  • アフターストーリーにてアメリカ合衆国政府に投降した。

飛鳥


GGST編集

合衆国投降後、ケイオス打倒や英雄としてのソル=バッドガイを抹殺、そして贖罪のために奔走することになる。→飛鳥=R=クロイツまたは飛鳥=R#を参照



外見・服装編集

GGX~GGXX編集

この頃はシルエットでしか描写されておらず、確認出来る容姿は「フードを目深に被っており、素顔を見る事ができない」程度だった。


GG2編集

あの男

本作にて初めて正式なデザインが設定された。

目深に被ったフード姿はそのまま、GGらしくベルトや十字の意匠などが多数付いた複雑なローブ姿で登場した。分厚い本を手にしている。


ヴァステッジ編集

魔人

本作はアニメで描写されていたためか、デザインがかなりシンプルになっている。

ショートヘアの穏やかそうな顔つきで、頭部に猫耳の様な三角状のものがつき、右目は翼のような形をしたもので覆われていた。


GGST編集

飛鳥

STRIVEでは猫耳が無くなり、右目の翼は歯車と花を合わせたかのような形状(ファンからの通称はベイブレードハンドスピナー)に変わり、容姿は回想で描かれた科学者時代の頃に近いデザインに先祖返りしている。(ただし、髪はそのころと比べると若干短くなっている。)

また、服装も下は道着と修道服を混ぜたようなデザインで上着は装飾のない白いシンプルなローブになるなど、大幅なデザイン変更がなされた。



三人の側近編集

側近としてイノレイヴンジャック・オーを従えている。レイヴンは忠実だが、イノはとても気まぐれで命令を聞かないこともしばしば。

当初はイノもレイヴンと同じく忠実という設定だったが後に気まぐれという形に変更された。

Xrd以降はイノは「あの男」に従っているというよりは利害一致の関係に近い模様。


Guilty Gear BIGINS編集

ギルティギアシリーズは多くの設定が途中で変更されているが、あの男も例外ではなく小説Guilty Gear BIGINSにて大幅な設定の変更が観られている。


フレデリックにGEAR細胞を移植した経緯も

  • 医療目的で研究していたGEAR細胞の研究が兵器転用されそうになり抵抗する
  • 抵抗虚しく米軍により研究の接収と研究所の抹消が決定。職員は飛鳥を除き皆殺しにするという決定がなされる。
  • 何としてでもフレデリックとアリアを救いたい飛鳥は二人に原初のGEAR細胞である『背徳の炎』と『ユノの天秤』の移植を決意。
  • フレデリックには事前に弾に偽装したアンプルを打ち込みGEAR化。アリアは移植後『人体実験の被験者である』ということを盾に生存を了承させる。

と、精一杯抗った結果であることが書かれていた。


また、初期設定では自律型ではなかったとされていたソルの設定も小説ではきちんと自我があったと描写されている。



天然?編集

STRIVEではを含めたGEARの起源にまつわる人物たちの決着が着けられるが、そこで明かされた彼の素は、「合衆国投降を公にするため、了承を得ずにメディアに勝手にリークする」「隠匿性の確認とはいえ周辺機器を無言で法術により強制ハックし、周囲に睨まれて謝罪する」、挙句には時系列的にストーリー後になるアーケードモードでは趣味が高じて「倫理観が全壊してる」ことをやるなど、表現下手なのも相まって、性格は上記の通り「善人」なのだが傍からみれば迷惑極まりない行動を度々とっている上に、善かれと思ってやったことが悉く裏目に出ている


聖戦の切っ掛けとなったジャスティスやGEAR製造も、元はといえばアリアを不治の病から救う為(とGEAR化したフレデリックが再会できるように)、軍事兵器を求めた軍からの介入に抗しきれず、ならば司令官型でGEARを強制的に止めることで平和を維持できるようにと考えたことにある。


更に日本上空にバックヤードの存在が現出しかけた際にガンマレイ最大出力で照射を決断した際にはすべての罪を自分が背負うと強制的にジャスティスを操作した結果、何も知らされず大量殺戮をしてしまったアリアの精神が崩壊、結果ジャスティスも乗っ取られてしまう。STRIVEではこの時点でアリアの魂は引き裂かれたと言及されている。


トドメに、I-Noの干渉が無かった場合アリアは死亡、更にフレデリックとアリアの娘であるディズィーも母を殺された怒りで人類抹殺を引き継いでしまう上に自身も囚われ幽閉されてしまい親友が恋人を殺し、親子で殺し合うという飛鳥にとって最悪の未来が待っているのである。


総じて「科学や法術に全能力を割り振ったコミュ障オタク」という、シリーズ初期の黒幕というイメージからはいろんな意味でかけ離れた残念な性格が露呈している。

とはいえ、フレデリックも「人に教えることが下手で預かった子供が残念なことに」、「高性能、だが中二病満載の兵器や必殺技を開発」と、ぶっきらぼうなところを除けば根本は似ている。

かつて友人だったのも、似た者同士だったがゆえかもしれない・・・



関連タグ編集

ギルティギア / 飛鳥=R=クロイツ / 飛鳥=R#

ソル=バッドガイ / フレデリック=バルサラ / アリア

ジャスティス

イノ / レイヴン / ジャック・オー / ヴァレンタイン


ハッピーケイオス もう一人の「あの男」。

ギアプロ組 フレデリック・アリア・「あの男」の3人組を指すタグ。のちに人類の生体強化を目的とした通称GEAR(ギア)計画に深く関わっている。

ラグナ=ザ=ブラッドエッジ ギルティギアと双璧を成すアークシステムワークスの対戦格闘ゲーム『ブレイブルー』の主人公。声優を同じ杉田智和氏が担当している。

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