「あ~あ ついに見つけちゃったね。よりによって一番僕と出会っちゃいけない君が」
プロフィール
身長 | 179cm |
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体重 | 64kg |
血液型 | 不明 |
生年月日 | 1/16 |
出身 | アイルランド |
趣味 | ドライブ、ご当地名物のスィーツ探し、初心者キットなのに良い音が出る楽器探し |
大切なもの | 執着心がないのでコロコロ変わる、今はどこかで拾ったおもちゃの宝石。全次元で5丁しか無いと言われている天界の銃「月の剣」(一丁だけ、もう一つはレプリカ)。暇な時間は大事にしている。 |
嫌いなもの | その時そうだと思ったもの。長い時間引きずらない。 |
CV | 高橋信 |
概要
『ギルティギアストライヴ』にて初登場した謎の男。
元聖皇アリエルスの肉体からイノに引きずり出される…という奇妙な顕現を果たす。
真っ青な地肌、額のツノ、天使のような光の輪と、いかにも人間ではないようだが…
陰気のようで軽快、人懐っこいようで破壊的、気まぐれのようでどこまでも見通す知性を持つなど不可解な精神性を有しており、その目的も不明であるが、何ゆえかイノを知っている素振りを見せる。
実は名前だけならXrd REVでレイヴンとジャック・オーとの会話に登場している。
長い名前の略し方には人によってバラつきがあるが、作中の対戦アナウンスでは基本的に「ケイオス」と略されている。
性能
2021年11月30日、アップデートにてプレイアブルキャラとしても追加実装。
エルフェルトに続く、GGシリーズでは2人目の拳銃使い。
必殺技もほとんどが銃撃に関連するもの。長距離からの素早い攻撃が可能であり、他の行動の途中でも銃撃出来るなど強力な射撃性能を備えている。
ただし強力な性能の代償としてか、銃撃には「残弾数」「集中力ゲージ」という2つの制約も課されており、ギルティギアの中でも特に操作が難しい部類のキャラである。
射撃を絡めればかなり好き放題にコンボや固めが展開可能な一方、攻撃系の通常必殺技が射撃しか存在しない都合上、どちらかのゲージが尽きていると、せっかく通常技を通したのに大した連携に繋げられない…という事態にも陥りがち。
これらのゲージを如何に上手く管理するかが勝利のカギとなるだろう。
壁を敢えて割らずにハメ続けるといった独特の性能の都合上、受けるプレイヤーによっては一方的なわからん殺しになりがちであるためネットワーク対戦では他キャラと比べて対戦拒否率が高い傾向にある。
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(以下ネタバレを含むため注意)
ネタバレ含む解説
情報世界「バックヤード」を発見した人間。法力という技術を生み出した男。
元老院そしてギア・メーカーの師。「慈悲なき啓示」の造物主。
全ての発端たる「第一の男」。
それが彼の正体である。
当然、元来の彼はこのような奇妙な人物ではなく、穏やかな心を持ち人類の安泰を真摯に考える、賢者と呼ばれるにふさわしい人格者であった。
しかし「人類のため」という理念は、とあるきっかけによって当初のものから歪み果て、「人類が人類らしくあるために、人類の人間性が凝り固まった時、それを攪拌する」というものに変貌。
高度な思考能力を維持したまま人類へ混乱をもたらす存在と化した彼は、歴史上の重大な事件を悉く陰から操ってきた。
これまでは「あの男」という胡乱な存在を隠れ蓑にすることで自分の正体を隠しており、ジャスティスの暴走と聖戦の勃発、日本壊滅などはギア・メーカーではなくケイオスが起こしたものだった。
(ソルを勝手にギアに改造する等、濡れ衣ではなく本当にギア・メーカーがやっていた所業も一部ある。)
ただし善悪の概念は彼にとって等価値であり、場合によっては正義の味方のような立場になる事もありうる。
そもそも彼の人格が変貌したのは、「慈悲なき啓示」が反乱を起こした時。
「慈悲なき啓示」は、造物主への直接的な攻撃ができないよう設定されていた為、彼の管理下にあった「イノの半身」を彼に融合させる、という形で間接的に造物主を攻撃。
あくまで常人であった第一の男の精神は、「イノの半身」つまり「全能に近い力の半分」と融合する負荷に耐える事が出来ず、完全に破綻してしまったわけである。
これによって彼はイノと同じく「全人類の生きる希望」を体内に宿してしまうこととなり、「いっぱい居すぎて自分が分からない」と語るほど不安定な状態に至っている。
あろうことか、彼が精神を破綻させた後に芽生えた「人類を攪拌させたい」という思考は、「慈悲なき啓示」とも利害が一致しており、彼女を取り押さえるどころか、彼女の精神に人間らしさを構築するプランに協力してしまっている。冒頭で彼女の肉体から引き剝がされたのも、彼女の精神と融合していたため。
最悪なことに、魔法使いの頂点と称されたギアメーカーに「有史以来最強」と評されるその実力は全く変わっていない。
さらに融合した「イノの半身」の力も合わせれば、現代のギアメーカーさえも容易に圧倒する。
ストーリーモードでもその力を存分に振るい、ソルやギアメーカーといったこの世界の頂点たるメンバーを相手に終始やりたい放題、最後も勝ち逃げ同然で退場という凄まじい暴れっぷりを見せつけた。
アーケードモードではパラドックスに飲まれた状態からスタートするが脱出方法を認知しており、復活を予期させている。
加えて次に起こる何かについても既に知っているような発言を残している等、その底が見える気配は一切ない。
ちなみにハッピーケイオスという名は、ギアメーカーの発言を盗聴していた時、たまたま耳にしたネーミングを気に入って名乗っているだけである。
(Xrd Revelatorのメインストーリーでも、レイヴンとジャック・オーの会話を盗聴しており、たまたま聞こえた「ハッピーケイオス」という単語のフレーズを気に入っている描写がある。)
そのため、作中の「ギアメーカーがイノの半身として機能するよう作っていたハッピーケイオス」はあくまで別のものを指す言葉であった。
余談
Xrdで描写された第一の男の時点ではフードを被り口髭と顎髭を生やした壮年の白人男性という完全に別人な容姿でアクセルに威厳のある口調で語りかけていた(Xrd時点での声は関智一氏が担当)が、XrdからSTRIVEまで3週間しか経っていないにもかかわらず口調も容姿も完全な別物に変わっている。(メタ的に言えばこの時点ではケイオスの設定が作られていないことと、STRIVEの劇中では容姿を自在に変えられることが判明している。)
彼の使用している銃「月の剣」はラウンド終了後のアニメーションで技で使用していない銃の方にわざわざ切り替えてガンプレイをしており、その際に5つに分裂していることから察するにそちらが本物と思われる。(その割に落っことしたり暴発させたりと酷い扱いだが)
ファウストのエキサイティング骨折を受けると普段のダウナーな声質からは想像できないほどハイテンションな声を出す。
試合がタイムアップ敗北で終わった場合、タイマーを月の剣で撃ち抜き「なんだよ偉そうに……」「邪魔しないでくれる?」等と不満を漏らす。
タイムアップ専用ボイスは他のキャラクターにもあるがメタ方面に干渉してくるキャラクターはケイオスが唯一である。
彼が好んでいる飲料であるミルピコの元ネタはカルピス。海外ではカルピコという名前で販売されており、それが元になっていると思われる。