ここでは主にギルティギアストライヴ(GGST)での設定や事柄をまとめています。
過去作や経歴などの詳細は「あの男」を参照。
プロフィール
身長 | 167cm |
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体重 | 57kg |
血液型 | 今はAB型(5回目) |
生年月日 | 10月01日 |
出身 | アメリカ合衆国 |
趣味 | ルーブ・ゴールドバーグ・マシンで蕎麦を打つこと、盆栽(多肉植物専門) |
大切なもの | ソル、アリア |
嫌いなもの | 生焼けのステーキ、(食べ物としての)魚介類 |
所属 | なし |
武器 | 魔法 |
キャッチコピー | 願うのは善意の集積 贖罪のギアメーカー(飛鳥=R♯とで表記が変わる) |
声優 | 杉田智和 |
優秀な人間が多い魔法使いの中でも最高峰の力を持つ青年。
科学者でもあり、法力学においては並び立つ者のいない、いわゆる「天才」。
基本的に丁寧な物言いで腰は低いが、彼なりに考えた結果の発言がかえって波風を立てることもしばしば。
優れた頭脳に反して体力は低く、わずかな時間の運動でも息があがってしまう。
そのため身の回りの力仕事はもっぱら自作したビットに任せている。
世界平和の実現のため、今日も飛鳥は宇宙から「透明な数字」を発信し続けている。
"GGSTキャラクター紹介より引用"
概要
飛鳥=R=クロイツ(Asuka R.Kreutz)は『ギルティギアシリーズ』に登場する黒幕の1人・「あの男」の正体。物語の鍵となる生体兵器GEARを生み出した。通称「ギアメーカー」「魔王」。GGXrdRのストーリー最後で主人公・ソル=バッドガイが口にしたことで本名が判明、同時にこれまで目を隠すようにしていた素顔も見せている。
魔法(もとい法力)に関しては並び立つ者のいない天才だが運動はもっぱら苦手らしく、ソル曰く「肉弾戦ではその辺の爺さんにも負けるレベルだが、魔法使いとしては頂点」らしい。また「特殊な装置で眠りにつき定期的な若返りを行うことで寿命をのばしている」らしく、人間ではあるが150年以上生きながらえている。
STRIVEストーリーモード後はティル・ナ・ノーグで月に移住している。地球にいる他キャラとは視覚情報の共有および衝撃のフィードバックなどの脳内同期(いわゆる白昼夢・幻覚のような存在)で交流・対戦している。また彼曰く「言語以外の意思伝達ツールを研究している」らしい。
性格
GGSTでは性格もだいぶ素を出しており、ホワイトハウスの内部を珍しそうに見ていたり、やたら腰が低く会ってそれほど時間が経っていないヴァーノン大統領から「善人」と言われたりしている。
が、「合衆国投降を公にするため、了承を得ずにメディアに勝手にリークする」「隠匿性の確認とはいえ周辺機器を無言で法術により強制ハックし、周囲に睨まれて謝罪する」など、表現下手なのも相まって、善人は善人なのだが傍からみれば迷惑極まりない行動を度々とっている。
また飛鳥アーケードモードでは「人の気持ちがわからない」「尺度が人とあわない」などの理由から、自身に嫌気が差しているらしいことが分かる。
【アーケードモード会話抜粋】
R♯ | 「(省略)最後は仮説だけど……君は君自身が嫌いだ」 |
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飛鳥 | 「それは仮説じゃないよ」 |
R♯ | 「本題は『何故か』だ」 |
飛鳥 | 「……何故か、か。僕には人の気持ちがわからない。それが腹立たしいのは確かだ。どうしようもない科学オタクだし、尺度が人とあわないからな」 |
(ちなみにこの後R♯から「オタクはただの呼称だ。友達が少ない理由じゃない。人の気持ちが分からないのも嘘。ここまで戦った人たちを見たろ?自分で言うのもなんだけど、見事なシミュレートだ」と指摘されている)
「飛鳥=R♯」について
(以下、飛鳥=R=クロイツを「飛鳥」・飛鳥=R♯を「R♯」と記載)
飛鳥=R♯は飛鳥が創り出した人造人間である。
見た目や能力は同一であり、飛鳥=R=クロイツの記憶を保有している。
対戦前の会話からソル、ジャック・オー、ケイオスは彼らの違いを見抜いている。
- ソルはR♯について「手の込んだ悪戯」「兄弟みたいなもの」「類似品」と述べている。
- 彼の師であるケイオスはR♯を見たのち、飛鳥を「ナチュラルボーンクレイジー」と表現している。
【ラウンド前掛け合い抜粋】
ケイオス | 「……バックアップ。飛鳥飛鳥飛鳥く〜ん!君はナチュラルボーンクレイジーだ」 |
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R♯ | 「師匠、少し黙りなよ」 |
飛鳥とR♯の違う点
- 右目の羽とアイカラー(飛鳥は赤色・金色、R♯はピンク・エメラルドグリーン)
- 誕生日(飛鳥は10月01日、R♯は11月10日)
- 体重(飛鳥は57kg、R♯は58kg)
- 一人称(飛鳥は「僕」、R♯も基本「僕」だが飛鳥アーケードモードにおいて一瞬「俺」を使うシーンがある)
- 大切なもの(飛鳥は「ソル、アリア」だけなのに対し、R♯は「ソル、アリア、飛鳥」を挙げている)
- 嫌いなもの(飛鳥は「生焼けのステーキ、(食べ物としての)魚介類」、R♯は「ケイオス」)
嫌いなものについて、R♯はケイオスに対し「師匠、すこし黙りなよ」「不死身とはどこまで厳密に不死身か検証しますね」「悪魔の証明は可能です。あなたが最も恐れる結果だ」「ストレンジレットなら貴方を消滅させられる」など辛辣・物騒かつ攻撃的な発言をしている。
なおオリジナルである飛鳥はケイオスに対して特に嫌悪感を抱いてないので、R♯独自の判断でケイオスを嫌っていると思われる。
飛鳥がR♯を作った理由
飛鳥は「慈悲なき啓示が作った生命体・ヴァレンタイン姉妹に感銘を受け、自分も生命体を作ってみたくなったから(これに対しR♯は「倫理観が全壊してるな」と指摘)」と述べ、R♯は「ただ話し相手が欲しかった」と確信し述べている。またGGSTゲーム内にある設定資料集には「自らの存在に答えを出すために生み出した」と記載されている。
これらに対しR♯は「飛鳥の『存在したい』という意志を証明する。それが僕の存在意義だ」と述べている。
【アーケードモード会話抜粋】
R♯ | 「どうやら、僕の願いが叶ったようだ」 |
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飛鳥 | 「聞いてもいいかい?それが何だったのか」 |
R♯ | 「自分の使命と、世界を混沌に陥れたことへの自戒。君はその両立しない二つに行き詰まってた。科学者としても、人としても。では僕を作った理由は?怖い考えも浮かんだけど、君は戦いに勝ってくれた。存在したいんだよ」 |
(省略) | |
R♯ | 「僕はそれを君に証明する。多分、それが存在意義だ」 |
その他
飛鳥アーケードモードでは、感情が表面に現れない飛鳥の代わりにR♯が彼の感情の一部を吐露している。
【アーケードモード会話抜粋】
R♯ | 「君は僕をおしゃべりにした。興味や関心事が増えて、楽観的になって、なんでかって思ったけど、すぐに気付いたんだ」 |
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R♯ | 「僕は………俺はっ、ぶっちゃけ当事者じゃないんだって!それを解らせたかったんだろ?でもさ、君が感じた歴史は、僕だって忘れられないんだ!内向的で、協調性が無くて、一番興味のある現実や真実は、誰もが楽しめる話じゃなかった!それがどうにも居心地の悪い世界で、人のせいにもできなくて!世界も、好きな人も、全部自分が壊してっ!」 |
飛鳥 | 「………わかった、わかったよ。そんなことを君に言わせてしまって、申し訳ない」 |
R♯ | 「0点だ!そんな返事っ!」 |
飛鳥 | 「え?」 |
R♯ | 「自分を肯定できないのは知ってる。でも振り返っても、立ち止まっても、歩き続けると宣言しろ。君を気にかけてくれる人が一人でもいるなら、その人を悲しませないことには充分すぎる価値がある」 |
他キャラとの関係
-ソル=バッドガイ
大切な人の1人。ソルが人間だった頃は飛鳥と同僚の研究者であり、親友関係にあった。ソルの意志とは無関係にGEARのプロトタイプに改造した際は彼から恨まれたりもしたが(当たり前)、GGSTストーリーモードではなんだかんだ和解に至っている。
【専用掛け合い抜粋】
飛鳥 | 「新しい趣味を見つけたんだ」 |
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ソル | 「研究以外の趣味も探せと言いてぇが、まぁ変わりねえようだな」 |
飛鳥 | 「言語以外の意思伝達ツールを研究してる」 |
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ソル | 「宇宙一貴重な『本』もお前のおもちゃってわけか……」 |
【専用勝利セリフ抜粋】
飛鳥勝利 | 「さて、未練が強くならないうちに帰らないとな」 |
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「そう頻繁には来れないけど、君の顔が見れてよかった」 |
ソル勝利 | 「今のはアリアの分だ。俺の分はまだ終わってねぇ」 |
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-アリア
大切な人の1人。研究室時代の同僚であり、親友関係にあった。当時の医学では治せない病に侵され、コールドスリープにより長い眠りにつく。その後、飛鳥の手によりGEAR計画の被験者となるが、バックヤードから介入した「慈悲なき啓示」に予期せず侵食され破壊神・ジャスティスとして変貌する。
-ハッピーケイオス
情報世界「バックヤード」を発見し、「慈悲なき啓示」や法力技術を生み出した「第一の男」。元老院と飛鳥の師でもある。GGSTストーリーモードでは飛鳥と対立関係にあった。
【専用掛け合い抜粋】
ケイオス | 「君のラジオさ、もうちょ〜っとだけ面白くしない?」 |
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飛鳥 | 「脚色はおろか、制作意図すら言及しないのが僕の番組ですから」 |
ケイオス | 「今日はコッチね。喋らないほう」 |
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飛鳥 | 「貴方からお喋りは習わなかったので」 |
飛鳥 | 「師弟対決の続き、覚えてますか?」 |
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ケイオス | 「対決じゃない、これは実験だろ?さて、どっちがモルモットになるかだ」 |
飛鳥 | 「『存在』に『意思』が関与するか興味ありませんか?」 |
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ケイオス | 「『存在』って…すごい『上』の方の?それはちょっと興味あるな」 |
【専用勝利セリフ抜粋】
飛鳥勝利 | 「やはり貴方には偏見がないだけなのか。だとしたら貴方の行動原理は『上』に繋がる手がかりかもしれない」 |
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「なんというか お互い恰好つきませんね フィジカルな戦いは」(R♯共通) | |
「知識と経験でかなわないのなら非常識を用いるまでです」(R♯共通) |
-ジャック・オー
元側近の内の1人。アリアのコアダンプ(プログラムのエラーにそなえて保存されるバックアップ)から産まれた存在らしく、おそらくは最もアリアに近い人間性を獲得したヴァレンタイン。大人モードの性格で顕著だが、あくまでもアリアと同一ではない。
【専用掛け合い】
飛鳥 | 「君にはお見通しだろうね」 |
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ジャックオー | 「そうね、貴方は私の知ってる飛鳥君よ」 |
ジャックオー | 「お忍び?フレデリックには内緒にしましょうか」 |
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飛鳥 | 「助かるよ。説明は自分の口でしたいから」 |
-レイヴン
元側近の内の1人。戦闘時は変態ドMだが、普段は冷静かつ慇懃な忠臣。飛鳥自身は彼に友情のような感情を抱いてる。いつどこでどうして彼の配下になったかについては不明。
-イノ
元側近の内の1人。あくまで利害が一致するだけの関係であり心の底から忠誠を誓っている訳ではなく、気まぐれで暴走気味である。GGSTストーリーモードでは飛鳥と対立関係にあった。
-御津闇慈
ジャパニーズの青年。日本人を保護・管理するコロニーの出身だが脱走し、身分を偽り旅を続けている。目的はギアの成り立ち等を確かめるため、知的探求心のために「あの男」(飛鳥)を追っていた。またGGXXの闇慈アーケードモード分岐次第では、一時的にだが「あの男」に就きイノの後始末を任されていた(完全には信用されておらず、闇慈の方も分岐次第であっさり縁を切っている)。
【専用掛け合い抜粋】
闇慈 | 「よう優男」 |
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飛鳥 | 「また待ち伏せですか……」 |
闇慈 | 「あんたとの相舞とはな」 |
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飛鳥 | 「ダンスか。理論以外は全くわからないぞ」 |
飛鳥 | 「普通に声をかけてください」 |
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闇慈 | 「悪いね。追ってた時の癖で」 |
飛鳥 | 「収集を開始する」 |
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闇慈 | 「新しい企みなら一枚噛ませてくれよ」 |
飛鳥 | 「まだ知りたい事が?」 |
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闇慈 | 「天地万物。全てさ」 |
(すべてR♯と共通?)
ゲームでの性能
STRIVEのDLCシーズンパス2の大トリとして「飛鳥=R♯」という名前でプレイアブルキャラ参戦が決定、2023年5月25日配信開始された。カラー選択時に上下に入れると名前が「飛鳥=R=クロイツ」に変化する。
詳しい性能は飛鳥=R♯を参照。
余談
- GGSTにて飛鳥=R♯が実装される際、名前・ミドルネーム・ファミリーネームのイニシャルを繋げると「ARK(アーク)」になると一部で話題になった(なおアークシステムワークスのARCとは綴りが異なる)
- アーク開発者によると、飛鳥の誕生日は「10月1日」ではなく「10月01日」が正しい表記だとXで投稿されていた(現時点で詳細は不明だが、いわく「GGST開発陣が意図してこの表記にしています」とのこと)
関連タグ
ギアプロ組 フレデリック・アリア・「あの男」の3人組を指すタグ。のちに人類の生体強化を目的とした通称GEAR(ギア)計画に深く関わっている。