概要
『ギルティギア』シリーズの五作目。
従来作とは異なる最大4人までの対戦に対応したバトルロイヤル型ゲームで画面手前と画面奥の2レーン存在するのが特徴。
また、振り向きが自動ではなくダストアタックボタンになっており、その兼ね合いでダストアタックはゼクスと同じS+HSで行うようになっている他、自身のチームメイトにも攻撃が当たる仕様で綿密な連携が重要となる。
4人のキャラを同時に描画する関係でグラフィックのクオリティは従来作と比べるとやや劣化している。
ATOMISWAVE基板を使用しており、カードを使用することで自身のプレイデータの確認やアーケード版で初めてEXキャラクターが使用可能であった。
ただし、一部操作の面倒さやリンチによる初心者狩りの横行、何故か全く語られないストーリー、4台なければゲームの真価が発揮できないコスト面での問題からすぐに筐体が姿を消してしまい、「対戦ツールとしては駄作」という評価を受けてしまった。
その後2004年にPS2/XBOX版が発売され、こちらでは新しくファイナルファイト形式の「GG BOOST」モードの追加や初参戦となる「A.B.A」と「ロボカイII」の追加、ロボカイIIをカスタマイズすることができる『ロボカイファクトリーモード』、キャラクターのカラーエディット機能等が収録され、XBOX版ではネットワーク対戦が可能であった。
特にカラーエディット機能に関してはこれを求めて買う層もいるほど。例えばソルをカイのカラーにしたり、その逆も可能で一部キャラクターの服のカラーを肌色にすることで裸に見せることが可能で女性キャラクターの服を無くしたり、全身タイツなエディは体のラインが見えている為、全裸にできてしまう。
ロボカイIIはファクトリーからスクランブルでGG BOOSTモードに移行し、クリアした報酬でもらえるポイントを使ってのカスタマイズが可能であり、従来キャラクターの技を搭載できる他、GG BOOSTとトレーニングモード限定で適用されるパラメーターを上げるキットを購入でき、時間はかかるものの、最大まで上げると通常のロボカイの6~7倍の火力が出る上で全く熱暴走しない最強のロボカイIIが出来上がる。
こちらはPS2のメモリーカードに保存でき、自身と友人が好きに作ったマイロボカイを持ち寄って対戦させることも可能である。
それらの要素も相まってかガチで格闘ゲームをプレイしない層にウケが良く、家庭用の土壌と合っていたこともあってかパーティゲームとしてみれば評価は悪くないものとなっている。
ただし、何故か#RELOADで使用可能だったパッドの『アナログスティック』には未対応でそちらでコマンド入力をしていた層にはその点が不評だった。(現在再版されているSteam版では逆に十字キーが使用できず、レバーレスアケコンにも非対応。)
関連タグ
『I Wanna Be The Guy』:本作の楽曲であるHome Sweet Grave、Hunt A Soul、 Might is Right but Tightが使用されている。3番目の楽曲はゲームオーバー時のBGMとして非常に有名。