萩原一至の漫画「BASTARD!!」の登場人物。
メタ=リカーナの第一王子にして救世の勇者。「竜王子」の異名を持つ。
竜族のみに伝わる秘剣「封神剣」の使い手であり、超絶聖剣「ヘヴィメタル」を振るう。
名前の由来はメタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒ。
フルネームよりも、概ね「ラーズ」と呼ばれる。
CV:菊池正美(ドラマCDの3巻は草尾毅)
概要
「魔操兵戦争(ゴーレム・ウォー)」でダーク・シュナイダー(D・S)の軍勢と戦い、「五英雄」の一人として伝説的な存在となった。
最後には竜戦士となってD・Sと刺し違い、戦いを終わらせた。
人々からはラーズはこの時に死亡したと思われたが、肉体のみが竜戦士に閉じ込められただけだった。
本体から吐き出された魂は「仔竜」の姿となって現世をさまよい、ニンジャマスター・ガラの元に身を寄せていた。
ガラと転生したD・Sの戦いを見届けた後に姿を現し、D・Sと行動を共にするようになる。
週刊少年ジャンプで連載されていた「闇の反逆軍団編」では、可愛いチビ竜の姿をしたマスコットキャラ、狂言回し、D・Sへの突っ込み役などを兼任した。
ジャンプ黄金期世代にとっての「ラーズ」のイメージはだいたいこう。
年月が経過した「地獄の鎮魂歌編」でも、しばらくは仔竜の姿のままだったが、復活したアンスラサクスが竜戦士を破壊したことで肉体が解放され、人間の姿を得て完全な復活を果たす。
その後は、ヨーコや魔戦将軍とともに天使の軍勢に立ち向かうが、上位天使の前に敗れ死亡。
しかし「救世主」と呼ばれる少年の奇跡で蘇ることとなる。
その後は「汎人類連合」をまとめるべく、カル=スを「預言者(エリヤ)」と認めるなどして、さまざまな種族の元を奔走しているようだ。
龍の気を自在に操り、己の戦闘力を最大で百倍にまで高めて戦う。
作中で見せた最大の技は「封神剣極限奥義 秒殺閃空地獄極楽断」。文字のインパクトが凄いが、見開きで繰り出される凄まじい迫力と熱量を持った作画もまた見事である。