ティア・ノート・ヨーコ
てぃあのーとよーこ
萩原一至の漫画『BASTARD!!~暗黒の破壊神~』および、その前身である読み切り作品『WIZARD!!~爆炎の征服者~』のヒロイン。
メタ=リカーナ王国の大神官ジオ・ノート・ソートと女魔導師シリン・テンペストの娘。
主人公ダーク・シュナイダー(D・S)の仮の姿「ルーシェ・レンレン」の保護者的存在なボクっ娘。
大の男相手にも物怖じしない強気、かつ面倒見のいい性格。また可憐な容姿から人気も高い(読者含む)
精神的に幼いルーシェを叱咤しつつも愛情を持って見守り、それが幸いしてか極悪非道の魔人であるD・Sが解放された後も彼の中の「るーしぇクン」に(肉体言語も含めて)語り掛ける事で窮地をしのいだ。
父が高位の神官、かつ屈強な修道僧-モンク-という事もあり、物語の序盤にはニンジャマスター・ガラに三発ほど打撃を喰らわすという格闘家ぶりを見せつけた。
第二部以降は高僧-ハイプリースト-として結界・回復・祝福などの魔法を駆使し、パーティをサポートする。
「週刊少年ジャンプ」連載当時は、メインヒロインであると同時に、専ら「読者サービス」という名のセクハラ被害担当要員をつとめ、あの手この手で男子たちをドキドキさせた功労者(性的な意味で)の一人である。処女。
処女である事をD・Sにいじられたり、処女の香りに惹かれた筋肉モリモリマッチョの変態吸血鬼に迫られたり、服がスライムに溶かされたり、服がキューティーハニーよろしくビリビリに破れたり、あと取り合えずおっぱい揉まれたり、散々な目に合い続けた。
ちなみに萩原一至はコミックス14巻で「この物語の本当の主人公は、あのケダモノ野郎じゃなくこの娘(ヨーコ)」と明確に記しており、本来の予定通りならば1993年の時点では、BASTARD!!はとっくに最終章に突入しており、真の主人公として彼女が大活躍しているハズだったそうである。
そうならなかったのは、諸々の大人の事情によるものらしい。
「背徳の掟編」以降は登場しておらず、その後の行方は不明である。ベルゼバブのもとにいるリリスという少女がヨーコと瓜二つであり、同一人物と思われる。リリスは前世の記憶が失われており、水晶越しにD・Sを見た時には初対面のような口ぶりであった。