概要
CV:大友龍三郎(OVA・ドラマCD)/杉田智和(ネットフリックス版)
主人公ダーク・シュナイダー(以下「D.S」)の四天王として登場。
クラスは僧侶(クレリック)。暗黒神の力を根源とし、不死怪物によって構成される「腐敗の軍団」を擁する。
前大戦でD.Sを失った四天王は世界制覇を企む過程で、旧世界の破壊神「アンスラサクス」を復活させ、これを操ることで現体制の反対勢力を一掃しようと画策した。このためアビゲイルは真っ先に征服したジューダス王国の守っていた第一の封印を解除するが、それが精神の封印であったため、目覚めた破壊神に肉の芽を植え付けられて操られてしまう。以後、彼が解除したのは破壊神の肉体の封印だという嘘の情報に乗せられたまま四天王達は破壊神復活のために動かされ、D.Sと対決していくことになる。
実働部隊を指揮するアーシェス・ネイやニンジャマスター・ガラとちがってD.S四天王の参謀役を担い、D.S亡き後にはカル=スの側近くにあって彼を補佐する。同時に前述の通り破壊神の代理人的役割も果たしており、最後にはメタ=リカーナ王国に直接乗り込んで「闇の反逆軍団編」のラスボスとなった。
この時はよく言えば理知的、悪く言えば冷酷な性格をしていると思われたが、実はこの性格は破壊神に操られていたためであり、本来ははっちゃけた性格であることが復活後に判明した。
D.Sに破れ、重傷を負ったものの破壊神の呪縛から解き放たれたアビゲイルは、瓜二つの侍「アンガス・ヤーン」として侍屋敷に潜伏し、傷が癒えるのを待っていた。この時、2年間ほどティア・ノート・ヨーコと仲間として過ごしていたが、アンガスの殻が真ん中から割れてその正体を現すまで幸いにして彼女には正体がバレなかった。
(映画「トータル・リコール」のパロディ。それ以前に一度アンガスの身体で死亡→復活しているが、D.Sの復活とともに他の「侍」も復活したため正体の露見には至らなかった)
この後は、本来の四天王としてD.Sの参謀兼サポート役に回るのだが、レギュラーキャラの中でギャグ担当(被害者はたいてい、D.S)となる。怪しげなマジックアイテム(?)を使い、仲間の援護を担当した。
メイン脳(頭部)を破壊されてもまだ生きており、サブ脳(場所はヒミツ)によって思考可能。
しまいにはアッビゲイルクリスタルパゥワー!メイクアッープ!で傷ついた頭が引っ込んで新しい頭が出てくるトンデモボディ。
マジックアイテム例
「マジックモーニングスター 一番星君グレート」…眠っている者を叩いて起こす。対象者が「狸寝入り」している場合は、『死あるのみ!』
「マジックハンマー打ち出の小槌君グレート」…小人化している者を元の大きさに戻す。但し、かなりの痛みを伴う。
以下、ネタバレ要素あります
実はアビゲイルは、法の守護者を自認する「エウロペアの十賢者」の一人であり、その十賢者の正体はこの世界の創造主ともいえる400年前の旧世界の科学者達で、D・Sの生みの親でもある。
アビゲイルは彼らと袂を分かち、単独で行動するうちにD・Sと合流したのだった。