概要
国連が聖戦中に発見された神器を所持しており、聖騎士団の管理下に置いている。
カイ=キスクが与えられた封雷剣、ソル=バッドガイが持ち出した封炎剣、御津闇慈が持つ絶扇の他に、閃牙、益篤、湖上白が元老院によって所持されている。
本来は8つが存在し、全てを統合すると神器アウトレイジとなる。
ただし、残り二つに関してはデザインはおろか名称も不明である。
アウトレイジはギアプロジェクトの再開に対抗すべく槍状の武器で法力を増幅する装置として作られ、2073年にフレデリックにより開発されたが、強大な力に比例する制御の難しさから開発者の手により8つに分割され、その後散逸した。
神器と呼ばれるのは、突如現れた未知の武具として神聖化されたため。
外形よりも内部のコードが重要なためか、神器の形状はまちまち。
アウトレイジそのものも神器を組み上げただけの「仮組物理形態」と槍状の「実用形態」に変形する。
後年のソルの目的の一つとして神器の回収が度々上がっている。
いくつか手元に残しておくべきだったのでは?と突っ込んではいけない。
また、なぜ再開発しなかった(できなかった)のかは不明である。
封炎剣(Fireseal)
ソルが一作目から使用している赤いZippoライターのような剣。
元々はソルがアウトレイジを分割して手放してからは使用しておらず、代わりに鉄塊と呼ばれる鉄板(もしくは岩かコンクリート?)をパイプでつなぎ合わせた間に合わせの武器を使っていたが、必要になったため保管している場所から無理矢理借りた。(ただし、クリフが元から渡す気だった模様)
結果、長きに続くカイとの人間関係の亀裂ができてしまっている。
その後目的であるジャスティスを打ち倒すことに成功したが、結局返すことは無くそのまま自分の物にしてしまった。(ただし、元々はソルが開発したものであるため、本来の持ち主の手に戻ったといった方が正しい。)
『2』のバプテスマ13事件では更に改造を施したようでZippoのようなシンプルな形状から一転してチェーンソーのような意匠のデザインに変わり、レベルを上げていくことで徐々にデザインが変わるようになった。
その後『ヴァステッジ』にてアウトレイジを単純化するコンセプトで更に改造を施した大剣であるジャンクヤードドッグMk.IIという大剣兼砲に作り直されたものの、設計上足りない点があり、不完全なものとなっている。(なお、こちらはパチスロの役物になっている。)
また、剣ではあるものの、刀身が全く露出していない特異なデザインである。(ほぼ鈍器)
名前の由来は恐らく同名のアメリカ人プロレスラー。
なお、Mk.Iが存在していないようにみえるが、上記のソルが聖騎士団時代に使っていた鉄塊の銘がジャンクヤードドッグであり、その後継ということでMk.IIとなっている。
『Xrd』では『ヴァステッジ』で元老院から奪い取った閃牙を組み合わせ遂に完成形である「ジャンクヤードドッグMKIII」となり、このZippoをモチーフとした原点回帰のデザインとなった。
その後『XrdRev2』のアフターストーリーにて本気を出したカイにバラバラに分解されてしまった。
詳細は不明だが『STRIVE』にて更に改良と改修を重ねて新たに作られた大剣である「アウトレイジ.MkII」となり、イノとの戦闘では砲としての役割も果たした。
ちなみにソル曰く「半世紀趣味をお預けにされた結果出来上がった力作」で「扱いを誤れば山を吹き飛ばす」ことも言及されており、とてつもないエネルギーを持った代物であるようだ。
また、デザインに関しては全体的にヒビが入っていたり、持ち手に包帯が巻かれていたりと何処か聖騎士団時代の鉄塊を想起させるフォルムになっている。
封雷剣(Thunderseal)
カイが一作目から使用しているメカニカルな印象を持った青い剣。
雷の法力の実力やリーダーシップを認められ、クリフに与えられたものである。
小説『白銀の迅雷』では一度ソルに奪われたものの、後に返却されている。
その後はカイの剣として長らく使用されたが、バプテスマ13事件の際にディズィーの消滅を防ぐべく、時間を停止するためにエネルギーを使い尽くし破損、使用不能となる。
そのため『2』では「アクイラ」と銘が彫ってある装飾品の大剣、『ヴァステッジ』では新たに「マグノリア・エクレール」というマスケット銃をモチーフとした剣となった。
その後『Xrd』では新たに「マグノリア・エクレールII」という封雷剣に近づけたデザインの後継種を使用している。
神器でなくとも遜色なく戦える点は流石天才といったところだろう。
『XrdRev2』のディズィーのストーリーモードでは封雷剣が再生段階であることが明かされ、ここで初めて封雷剣の外装を分離した内部のメカメカしいデザインが判明した。
次作の『STRIVE』にて全体的に新しいデザインに打ち直された封雷剣が遂に再登場した。
Rev2の時点では通常の封雷剣と同じデザインであったにもかかわらず、何故ここまでデザインが変わっているかは不明。
また、過去のデザインと比べるとかなり厚みが減り薄くスリムになった。
ロボカイは封雷剣のレプリカを使用している。(立ち絵では本物と同じ青だが対戦画面では差別化のために黒配色。ロボカイIIは赤。)
こちらは本家のような強大なパワーを持つ武器ではないが、物理法則を無視してハリセンになったりとこれはこれで凄い代物である。
絶扇(Zessen)
風のエネルギーを増幅するものであるが、元々は保護された日本人が住むコロニーの次元結界を保つために使用されていた。
後に闇慈に奪われたが、本人曰く「拾った」らしい。
なお、こちらに関してはほとんど詳細が明かされていない武器であり、拾った経緯も未だに深く掘り下げられていない。
閃牙(Flashing Fang)
元々は元老院の手にあったがソルに奪われ、ジャンクヤードドッグに組み込まれた超巨大な電球の形状をした神器。
デザインは判明しているがどのようなものであるか詳細は不明。恐らく光の法力を増倍する物と思われる。