概要
アークシステムワークスの対戦格闘ゲーム『ギルティギア』シリーズの、一撃必殺技の通称。
技が発動された後「DESTROYED」と画面に表示され、システムボイスも言うために、この通称が定着している。
ゲームシステムとしての一撃必殺について
初代
ポスターで「一発逆転の快感」というキャッチコピーを謳っただけあり、ぶっ飛び度では全シリーズでトップクラス。
『236+攻撃ボタン2つ同時押し』で発動する「殺界攻撃」がヒットすると自動発動。ラウンドはおろか一試合をそのまま勝利できるというトンデモない仕様となっていた。
しかも、特定のゲージを消費する必要もなく、試合中は何度でも使用可能。
CPUも平然と使用してくる為、初見で開始2秒で死ぬということも珍しくない。ただし、受けた側も素早く『214+攻撃ボタン2つ同時押し』と入力することで回避可能。
CPUは即座に回避する場合もあるが、上手く刺さればラスボスのジャスティスすら一撃で葬れてしまう。このシステム前提のゲーム性だったことが窺える。
X~XX
『攻撃ボタン4つ同時押し』で発動準備状態に入り、そこからコマンド入力することで発動する形式に変更された。
使用中はテンションゲージが専用のものに切り替わり、一撃必殺技を放つまで自動で減少し、さらにそれが尽きると体力が代わりに消費されるようになる。準備状態は再度同時押しで解除できるが、その場合ゲージは0になる。
さらに、一撃必殺技を発動させるとヒットしたかにかかわらずゲージそのものが無くなり、ラウンド終了までゲージを消費する行動が一切できなくなる。
Xrd
特定条件を満たした際、コンボに組み込んで発動できるようになった。
STRIVE
システムごとリストラ。
コンボゲーであるギルティギアにおいて「発動準備のたびに隙だらけになり、失敗すれば半分以上の行動を制限される」というシステムは、『REVELATOR』~『REV 2』でわずかながら改善を見せたとはいえ、CPU相手でもなければほぼ死に技(死にシステム)と化していた。あまりにもハイリスク・ローリターンだったがゆえ致し方ない面もあるが、一方で演出面を惜しむ声もある。
特殊仕様
- メイは文字表示が専用。初代ではひらがなで「ですとろい」、以降は「DESTROYED」表記だがフォントがやたらポップ。
- ディズィーは参戦当初、一撃必殺技そのものが使えない仕様だった。
- XXACの家庭版でようやく実装。準備状態が不要な代わり、ゲージ100%でないと発動できず、コマンドも通常とは別。
- Xrdでも準備状態が不要な仕様は継続。また技の特性上、決まった際の表示が「SURRENDERED」(降参)となっている。
- XrdシリーズではDLCで各キャラのシステムボイスが用意されており、一部のキャラはデストローイ時に専用の言い回しがある。
関連タグ
デストローイ…表記揺れ。タグとしてはこちらのほうを使用したイラストが多い。