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目玉おやじ

めだまおやじ

目玉おやじとは、『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するキャラクター。
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概要

水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(旧題:『墓場鬼太郎』)の主人公・鬼太郎の父親。
目玉に体の付いたユーモラスな外見。身長9.9cm で体重は33.25g(DVD2枚分とされることも)。
非常に博学で知識面で鬼太郎たちをサポートしている。かつて地上を支配していた種族である幽霊族の生き残り。
年齢は、本来の鬼太郎の父親としては500歳以上。幽霊族は地球の先住民でもあり外見は人類と似ていたので、鬼太郎の父親も元々は人間とほぼ同じ姿だったが、不治の病である“溶ける病”を患い、鬼太郎誕生直前は全身を包帯で覆ってミイラ男のような風貌をしていた。
身籠った妻の岩子とひっそり暮らしていたが、妻ともども病死。しかし、鬼太郎を案じて自らの遺体の眼球に魂を宿らせて分身のように生き返り、現在の姿となった。

「目玉おやじ」という名前は最初から定着していたわけではなく、アニメ第1期の際は単純に「鬼太郎の父親」という認識であり、名前は不明だった。アニメのクレジットも「父親」である。関連書籍でも「鬼太郎のお父さん」などと記されていた。
現在の「目玉おやじ」と言った名前が彼の名前として定着したのは、第3期頃である。が、その頃もクレジットでは「目玉」だった。
正式に「目玉おやじ」と最初から表記されるようになったのは4期から(4期は劇場版にては「目玉のおやじ」表記だった)。自身も「目玉のおやじじゃ」と名乗っている。
なぜか鬼太郎誕生以前の本来の姿で永い年月親しいはずの妖怪たちも、現在の姿であるとはいえ、「目玉のおやじ殿」や「目玉」、もしくは「鬼太郎のおやじ」などと呼び、作中で本来の名前にて呼ばれる事が一度もない。そのため本来の本名も不明である。

特徴

普段は鬼太郎の左眼の眼窩に入っている。アニメ版でも描かれないだけで基本は同じだが、髪の毛に潜り込んでいるよう描写変更された。

幽霊族においても正当な王族の末裔である。
鬼太郎が誕生する以前は、病気になるまで妻と世界中を放浪していたため、世界中の妖怪について博学。海外まで大半の妖怪の種類や性格を知っており、日本妖怪では彼と面識のない者が珍しいくらいであり、稀に「わしにもあの妖怪の正体は判らんな」とか「わしも見たことない妖怪じゃ」などと彼が発言すれば、仲間から「親父殿でも知らんとはな」と驚かれる程。閻魔大王とも旧知の仲。

趣味は茶碗風呂。アニメ第3~5作では風呂のバリエーションが増え、ワンカップ風呂、湯飲み風呂、紅茶風呂、コーヒー風呂、砂風呂、酒風呂、茶碗ではなくイチゴパックを使った炭酸水プールなどと多彩。入る理由は、きわめて清潔好き・涙を隠すためなど。
第4作では、茶碗風呂をベッド代わりもにしていた。

まぶたがある。原作者水木しげるは「泣いたり寝たりするのだからまぶたがあって当然」とし、原作でも眠る際や思案する時などは、まぶたを閉じている(結膜炎を患ったこともある)。
一方でまぶたを開いたまま眠ってた時もある。
目玉の状態でも喜怒哀楽は判別でき、怒った時の皺寄せまぶたや、笑ったにこやかな目もとなど、変化が見られる。怒って青スジが眼球に浮かぶ場合もある。

口は非常に小さいが、眼球の前下方に存在していることが小学館『鬼太郎大百科』で水木しげるが描き下ろした体内図解イラストで明らかにされた。ただし、原作やアニメでは曖昧にされている。
アニメ4期までは食事シーンが滅多にない。好物はカエルの目玉スープ、サクランボ、梅、ハチミツ。朝食には朝露を夜食には夜露を飲み、身体の大きさからは考えられないほど酒も飲む。
アニメ5期では割と食事シーンが描かれ、の目玉スープやそうめんも好んで食べるようになったが、腐るくらい大量にそうめんをもらって連日鬼太郎とそうめんずくしの食事になった時は、さすがに閉口していた。さらに大天狗よりも多く酒を飲み、いくら飲んでも体型が変わらなかった。馴染みである人間界の高木洋菓子店のシュークリームを食べた際は、鬼太郎が絶句するほど肥大化した
また、5期ではくしゃみをして鼻水を噴き出すシーンもあり、気管支も持っていることが判明。

手にはヤモリのような吸盤、足にはネコのような鋭いツメが隠されている。この吸盤とツメで人や物に捕まったりよじ登ったり上に乗ったりしたままの状態が維持できる(あまりも小さすぎるため、対象にツメで傷を付けたり痛みを感じさせることは全く無い)。
また、へそは危険を察知するとラッパの音が鳴る(アニメでは2期くらいにしか、へそは明確に描かれていない)。

ちゃんちゃんこなど、ご先祖様由来の物を大事にしている。そのため、鬼太郎がちゃんちゃんこを失くした際には自殺しようとしたこともある(参照)。

原作とアニメでは言葉づかいがかなり異なるのは有名な?話でもある。一人称は基本「わし」だが、時折原作では「俺」や「僕」と自称する時もあった。
原作では、バックベアードと戦った後に仲間となることもあり、直接的かそうでないかは別として、バックベアードによって色ボケした鬼太郎は2度も助けられている。
×迷作 ○名作『続ゲゲゲの鬼太郎』では、胎内回帰までやらかすほど(作者が)ハジけていた。

妖術と強さ

鬼太郎が目立つが、やはりかつての地球の支配者であった幽霊族、目玉のおやじも只者ではない。
身体を潰されても死なないし食べられると脳を支配される。鬼太郎親子を食べることは(敵にとっての)死亡フラグでしかない。鬼太郎が敗れた相手におやじがとどめを刺すという場合も少なくない。その中にはバックベアードも含まれる
また、骨女はおやじの顔を見て逃げ出したことも。(参照

武器は針を使う。特殊な針を使う前提だが、あの奪衣婆の道具を破壊したこともある。

指先から出す霊波で遠隔地の仲間と交信したり、テレパシーで子供の危機を察知することもできる。

鬼太郎や雨ふり天狗の義眼として機能したこともあるが、雨ふり天狗は視覚が機能しているのかは分からなかった。「鬼太郎大百科」の解剖図では、実は目の中に二つの目が縦に並んで一つの目を形成しているとされ、レンズが三重にもなっていて夜でも普通に見えるだけでなく、物の内部まで見ることもできる。

不死身性

本体の死後に目玉として分離再生しただけあって、鬼太郎同様に生命力が高く、石化しても、踏み潰されて紙のように薄くなっても、目玉部分を潰されたり突き刺されても、天ぷらにされて大やけどをしたり食われても、しばらくすると元通りになる。
胴体を釘で貫通されても大事には至らない。潰されても行動できるし空気入れで治る。体内にハート形の心臓があり、その気になれば水中でも昼寝が可能になるくらいタフな水陸両用である(ただし意識してモード切替が必要らしく、通常時は水の中では溺れてしまう)。

原作『鬼太郎国盗り物語』では、鬼太郎共々飲まず食わずで十年間もの間、活動できることが明らかになっている。
また、例えば体内電気などの鬼太郎の戦闘にも耐えられる事も、不死身性を示しているといえよう。

例外的に、雨ふり天狗騒動で今の頭部になる目玉部分を現在の胴体から切断されそうになった時だけは、「わしは危うく文明の利器とやらでチョキンと殺られるとこじゃったわい」と生命の危機を訴えていた。
また、霊力を極端に大量放出するとしばらく立ち上がれなくなり、寿命にも縮まる影響を及ぼしてしまい、回復するためには長い休養が必要となる。

体内戦術

体が小さ過ぎて力そのものは非力に近いが、その小ささを活用して敵に呑み込まれたり自ら体内に侵入したりして内部から強烈に攻撃する事が可能。敵の脳に侵入して霊力で操ったり脳の養分を吸収して死に至らしめたり、顔のあらゆる穴から顔を出して撹乱させる、喉に入り行動不能にさせる、内蔵に穴を開ける、心臓を破裂させる、喉を塞いで窒息させる、女妖怪の子宮にしがみついて陣痛を起こさせる鬼太郎のアソコから女の敵の体内に侵入してかき回す、他者の体内に寄生している敵を撃退するなど、鬼太郎の妖気を溜めこんで膨れ上がったねずみ男の腹をぶちやぶる(3期)など、かなり恐ろしい光景を見せる事がある。分裂したバックベアードを同士討ちさせたこともある。なお、ねずみ男を操作していた際にねずみ男がおたふく風邪を引いたが、この事までも目玉おやじの影響なのかは不明。

肉体変形術

膨張して巨大なフロシキ状に変化(フロシキ目玉)したり(参照)、目玉の大きさでも無理そうな狭い隙間を通り抜けることができる。

逆モチ殺し

息子の鬼太郎が「世にも恐ろしい」と震え上がる技。作中では火車が「モチ殺し」でおやじを餅と一緒についた際に反撃として用いた。
餅が流星のごとく飛ぶ大量の目玉になって敵を追跡して捕縛する。
鬼太郎の「コブ落とし」にどこか近い見た目だが、そちらより少々グロテクスさが増している。

アニメ2期では、毎使用に5年の寿命を要するというリスキーな技と説明されている。
この技のおかげで、アニメ5期では、妖怪横丁の暴れん坊の火車も、目玉のおやじだけには頭が上がらない。

まぼろしの汽車

時間の航行が可能な汽車を召喚する大技で、鬼太郎への深い愛情がなせる技である。
乗客は自身の状態が逆戻りするため、吸血鬼ピーの策略で凶暴な吸血鬼にされた鬼太郎や人間を助けることができた。
ただし消耗は激しく、1ヶ月の寝たきり状態と10年の寿命を要するため、使用後は(おそらくは)恐山の妖怪病院に入院していた。

アニメでは原作に近い形で使用したのは初登場となる2期のみ。3期4期においては、閻魔大王様がまぼろしの汽車を管理しており、目玉のおやじがこの技を使用してもリスクがなくなった。

が、4期では原作ベースの吸血鬼ピーの話では普通の旧型汽車運行に差し替えられ、別エピソード(劇場版)において、この汽車を利用して西洋妖怪たち(リーダー格はピーと同じ吸血鬼のドラキュラ)が地獄から脱出を企てたこともある(5期ではベースとなった原作の吸血鬼ピーの話が更に人間界のトレイン急行使用にアレンジされたため、まぼろしの汽車自体が出なかった)。

霊素

「霊素」と呼ばれる物質を吹き付ける。
目目連の「幽素」で石化させられた息子に必死で吹き付け、両物質が混じり(アニメ3期では霊素が不十分であり)、鬼太郎が幽霊化し、後で特定の処置を経て元に戻った。
(アニメ2期では猫娘が「なんだか幽霊の素みたい」と、絶妙な感想を漏らしている)

妖力波放射

妖怪としては基本的な能力で、半妖怪でも使用可能。
自らの妖気を電気またはオーラのような形状のエネルギーにして発射し、様々な応用ができる(攻撃・防御・能力や技の強化・味方の補助など)。
目玉のおやじの妖力波は、まず両手から発射して、それを一つに収束させた電流という状態であり、妖気で作られた海流を逆流させるなどのことも可能。

魂の離脱

いわゆる幽体離脱で、精神だけで行動が可能。精神の集中を要する。

耳電話/霊波通信

どちらも、いわゆる遠距離にも対応可能なテレパシーだが、前者に関しては機械的な物質が耳の中にある。

願望実現化

貸本版の『ないしょの話』にてのみ言及されたもので、目玉のおやじに願をかけると三つの願いを叶えてくれるらしい。
鬼太郎が否定していたが、ねずみ男が人間 (山田家)にこの能力を教え、人間が願をかけたところ実際に全部叶った。
だが実際に、そういった潜在能力が目玉おやじにあったのか単なる偶然だったのかは、不明なまま該当作品は幕を閉じた。

アニメ版

基本的にキャラクター性は変わらないものの、時代に合わせていろいろと変更されている部分が多い。
所謂老人的な口調が中心になったのは、このアニメ版の影響もある程度ある。
鬼太郎と共にほぼ主役級の全話登場に近いが、例外的に1期と3期の「幽霊電車」の回のみ原作に合わせて未登場である。

第1期、第2期は、ほぼ同じで鬼太郎を強く思って、息子がかまぼこにされた際は借金までするほどだった。
反面、ねずみ男相手への言葉や態度は辛辣な場合が多く、これは後の期でもあまり変わらない。

第3期と第4期においても知恵物としての活躍が主であるが、声の変化自体はないため、それ以外のキャラクターと比べれば作品のカラーによる若干の差異はあれど、「息子思いな父親」で「知恵袋」という基本的な路線は変わらなかった。

第5期では、それまでに培ったマスコット性から、より現代社会の文化に染まったりする一面が顕著に見られた。

墓場版では、「ゲゲゲ」よりも若かかりし頃というためか、口調がやや乱暴な面も見られたが、それでも原作に比べればマイルドで、「ゲゲゲ」にも近いキャラクター性となっていた。
ただし、倫理観に関しては原作以上に差異を描いており、鬼太郎と同じく幽霊族のものが基本なため節々でドライにである。
一方で、鬼太郎と違い水木親子に鬼太郎を育ててもらった恩義を感じたり、水木母の親心に共感したりと、人間の感覚をある程度理解している部分もあった。
当時は5期の放送時でもあり、その5期ではマスコット化が進んでいたため、田の中氏は「(ゲゲゲでは)イジられるので疲れる、だからこちらの方がやりやすい」としつつも、いつもとは違う演技を求められ、大変な部分もあったという。田の中氏(と野沢氏)曰く印象に残った場面は水神襲撃の場面とのこと。

田の中氏担当時の主な口癖としては、鬼太郎を呼ぶ時の「オイ、鬼太郎」、落胆時の「トホホホホ……」。
他にも考え込んだ時の「フ~ム」、叱る時の「バカモ~ン」、目玉顔で脅かす時の「バァ……!」、首を振る時の「プルルルルルル……ン」、潰される時の「ムギュ~ン」などがある。
また、原作に併せて「イヒヒヒヒ」と甲高い声で笑うこともあった。
テレビ・ラジオ出演した際は「茶碗風呂はいいのう、いや~極楽極楽」という一節を演じることが多かった。

野沢氏が演じるようになった6期では、前述の鬼太郎が水木親子に育てられた恩を、鬼太郎が人間を助ける理由として挙げていた。
ドライな息子と違い、人間の世界に興味を持っているようで、初めて見るスマートフォンに人間の文明の進化を感じ、頬を染めつつ犬山まなに頼んで操作させてもらった。

コナミゲーム版

声:熊倉一雄
田の中勇氏が健在だった際、第2作目における代役を除けば唯一目玉おやじを演じなかった作品。しかし演じている熊倉氏は、アニメ版第1期・2期の主題歌「ゲゲゲの鬼太郎」を歌った歌手にして声優でもある。

PS2版『異聞用怪奇譚』では、周囲が妖怪のIT化に順応していく中、一人だけついて行けず四苦八苦し、時には苛立って声を荒げることもあった。戦闘にはほぼ参加しないため、ボイスで喋るパートは、ハードの制約からそもそもボイスパターンが少ないGBA版『危機一髪!妖怪列島』と同様、比較的少ない。

一方でPS版『逆襲!妖魔大血戦』では鬼太郎ともどもシナリオパート全般で登場し、しかもフルボイスであるため非常に多くの台詞を聞くことが出来る。

声の担当

目玉おやじ

生前の姿(目玉だけになる前)


余談

田の中氏没後初のテレビシリーズ第6弾では野沢氏が起用された事で、ゲゲゲシリーズだけでなく鬼太郎シリーズ全体で初の女性声優が担当する事になり、中の人が中の人だけに下のような所謂声優ネタ絵が次々と投稿されていく事になる。

『cv野沢雅子さん』と聞いて
目玉おやじ



関連イラスト

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