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概要編集

三途川(葬頭河)の岸にある衣領樹の下にいて、三途川の渡し賃である六文銭を持たずにやってきた亡者の衣服をはぎ取り、樹上にいる懸衣翁に渡すという老女の鬼。


奪衣婆が剥ぎ取った衣類は、懸衣翁によって衣領樹にかけられ、亡者の衣の重さにはその者の生前の業が現れ、その枝の垂れ具合で死後の処遇を決めるとされる。

奪衣婆と懸衣翁は、35日目の閻魔大王の裁判に陪席し、亡者が嘘の申告をできないようにしている。


脱衣婆、葬頭河婆(そうづかば)、正塚婆(しょうづかのばば)姥神(うばがみ)、優婆尊(うばそん)とも言う。

俗説ではあるが、奪衣婆は閻魔大王の妻であるという説もある。また閻魔信仰とならんで奪衣婆信仰には「咳」に対してご利益があるといわれている。


創作における扱い編集

鬼灯の冷徹編集

あれで昔はなかなか


CV:真山亜子

三途之川で亡者の服を剥ぎ取る老婆。

金に汚く「賃金上げろ」とキレて、賄賂問題を起こしたこともあった。

かねてからの念願を叶え、ヌード写真集を自費出版した。夫は、マキオタクの獄卒・懸衣翁


ゲゲゲの鬼太郎編集

センシティブな作品

原作「奪衣婆」を脚色した『3期鬼太郎』第39話「三途の川のだつえばばあ」に登場。

葬頭河婆とは別のキャラクター。

美しい和装の女性に化けて、惑わされた男を地獄に連れ去り、煮込んで若返りのスープを作ろうとした。

地獄から自由に行き来できる万有自在玉を持ち、玉の力で獄卒ケルベロスを操り鬼太郎を苦戦させたが地獄針で玉を破壊され敗れた。

最後は閻魔大王により裁かれ「生き地獄人間界送り」として人間に転生させられてしまった。

6期鬼太郎』では第7話「幽霊電車」に登場した。


源平討魔伝編集

安駄婆

詳細は安駄婆を参照。


女神転生シリーズ編集

センシティブな作品

初出は『真・女神転生Ⅲ』で、姿は頭に卒塔婆を括り付けた長い髪を持つ痩せ細ったメカクレ老婆。

種族は”鬼女”で序盤のシブヤやギンザに出現し、不気味な声を上げ攻撃してくる。

真・女神転生IMAGINE』では、レベル高めの「幸運のダツエバ」、低い「未熟なダツエバ」が登場する。

3Dデータが共通のものにヨモツシコメがいる。


新桃太郎伝説編集

三途の川のボス「脱衣婆(だついばあ)」として「けんね翁」とともに登場。

伝承のとおり桃太郎たちの装備を次々と脱がせ守備力を下げてしまう。


Fate/GrandOrder編集

紅閻魔の(元)ブラック上司。

閻魔大王との夫婦説が存在し、型月ではこれを採用している。


釣りバカ日誌ファイナル編集

スーさんこと鈴木一之助 が生死の境を彷徨い、三途の川に辿りつくも渡りの船賃である六文銭を持っていなかった為に連れていかれた先にいたのはハマちゃんによく似た正塚の婆だった…。


関連タグ編集

三途の川 懸衣翁

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