CV:色川京子
概要
通称「ユメコちゃん」。第2話で鏡じじいから鬼太郎に助けられた事が縁で友達になった小学生。
『人間と妖怪の共存』をテーマとした第3作を象徴する人物で、本来のヒロインであるネコ娘よりも登場頻度が多い。一方で毎回出番がある訳ではなく、出ない時はしばらく連続で未登場になる事も多かった。
人物
身長138cm、体重32kg→身長143cm、体重39kg(設定変更の為)。
両親と弟の4人家族で、家は結構なセレブ。将来の夢は絵本作家。品行方正な優等生で、弟の星郎は優秀な姉を慕うと同時にコンプレックスにも感じている。
明確な年齢は定かではないが、学年は4年生なので9~10歳と思われる。
年齢の割に大人びた顔の美しい外見と夢見がちな心に加えて、人間に害を為す妖怪と敵対する事の多い鬼太郎と親しい関係から、妖怪の標的にされる事も少なくない。
自分を襲った妖怪(朱の盆が代表例)をも思いやって改心させる事もある、優しく理性的な性格も持ち合わせている。
また、自分より小さい子供が妖怪に襲われると我が身を挺して庇い、鬼太郎がピンチに陥った際には、たった1人で誰も味方の居ない敵地に赴くなど、無謀ながら勇敢な行動力も持っている。更に上述にもある通り、かつて自分を襲った事もある鏡じじいを信じる芯の強さも見せる。
しかし完全に純朴な訳ではなく、かなり現代っ子な面も多い上に怒らせると怖い面まであり、時に理不尽な怒り方をする事も少なくなかった(劇場版では一本だたらをゴルフクラブでボコボコにした事も……)。
鬼太郎とは互いに憎からず想う間柄で、初対面で鬼太郎は不可抗力だがビンタを喰らい、第48話でいやみにやられた時には思いっきり欲情していた。49話ではロマンチックなムードに呑まれてキス未遂にまで至っている(※小学生です)。
鬼太郎を巡るネコ娘との三角関係は微妙なところ……、とはいえ決してユメコとネコ娘の仲が悪い訳ではなく、むしろ互いに良き友人として接している。
普段でも目立つが、ネコ娘がいる時は特にその美貌を周囲に評価されて、ネコ娘が憤慨するのもお約束描写となっている。自分が美少女であるという自覚も強い。
ただし、小学生だけに体型面はまだまだ幼く、自身も大人になりたい願望を抱く時もあった(バストがCカップでもあるネコ娘の方が、お色気の点では成人に近かった)。とはいえ、第25話や第107話の入浴シーン、78話の下着姿、93話で自らスカートの裾を裂いて短くする(更には知恵の実を服の下に隠し、突如巨乳化したフリをして持ち出そうとした)といったお色気シーンも披露しており、劇場版では鬼太郎達の前で妖怪反物の浴衣を脱いで、裸身を一反木綿に隠して貰うといった大胆な格好まで見せている。
その一方で、ロリコン趣味に走り出したねずみ男にも気に入られて、やたらと付きまとわれていた。ねずみ男自身にユメコへの悪意は無いものの、結果的に妖怪出現に巻き込まれるなど迷惑を被る事も頻繁だった。
しかし状況次第では、そんなねずみ男の気持ちを利用して、漁夫の利を得ようと企てるちゃっかりした思考や、そう仕向けようとする計算ずくな行動面も見受けられるので、総じて見ればどっちもどっちである。
正義感よりも好奇心優先で独自行動を躊躇いなく起こす事も少なくないため、鬼太郎やねずみ男達までユメコに呆れる事もあった。
その他
- 第3期のレギュラーキャラにはそれぞれイメージソングが作られているが、ユメコの歌『オ・ト・メチックな恋』(作詞・浦川しのぶ、作編曲・川崎真弘)は第41話でミュージック・ビデオ風にオンエアされている。
- 第89話で5年前に行方不明になっていたモモコという少女と再会しており、彼女とは「幼稚園の時一緒だった」と語っている。
- 第3期の事実上の最終作である地獄編のエピローグでは、ゲゲゲの森で目覚めたユメコは鬼太郎の家が無くなっているのを見て、鬼太郎達の存在は「子供の優しい心だけが見れる夢……大人になったら忘れなくちゃいけない夢」と最終回である事を意識したかの様な寂しげな台詞を呟いている(直後に本人の切望で鬼太郎達と再会出来たが)。
- ゲーム『復活!天魔大王』ではOPに「1999年の未来のユメコ」が登場する他、EDに現代のユメコも登場するが、ゲームの発売がアニメ放送終了から5年後であるためか相応に成長している様にも見受けられる。
- 『最新版ゲゲゲの鬼太郎』にアニメから漫画へ逆輸入する形で登場。この時は、中学生になったと思わしき描写である。水木御大も一度だけ鬼太郎達と一緒にいるユメコを描き、後年の妖怪画集の鬼太郎編に何回か収録されている(最初は岩波新書のカラー版『続 妖怪画談』であった)。また実写映画でも、小説版にて3期設定を踏まえた後年の存在として登場している。上記のゲームの設定も踏まえると、3期以外のシリーズや原作でも3期から年月を経て存在はしているかの様な示唆が為されており、6期の第67話でもそれが確認出来る。
- 歴代の人間ヒロインでゲゲゲの森に出入りしているのは、アニメでは永らく彼女のみだったが、6期第37話で犬山まながゲゲゲの森に入った事で、森に出入りしていないのは4期の村上祐子だけになった。他には5期の劇場版『日本爆裂!!』の風祭華は、妖怪横丁に一時的に避難している。それ以外に実写映画の三浦実花や、続編の『千年呪い歌』の比良本楓、ゲーム作品『異聞妖怪奇譚』の暁光寺ルカが何度か出入りしている。ただ、出入りするだけではなく飲み食いまでしているとなると、恐らくユメコだけと思われる。
関連イラスト
関連タグ
天童夢子(表記揺れ)
TVシリーズに登場した人間側ヒロインの後輩達。
劇場版に登場した人間側ヒロインの後輩達。
猫娘の前身的存在にして人間側ヒロインの始祖的存在。
原作に登場する鬼太郎に恋心を抱く人間側ヒロイン。
原作から登場しているキャラ。アニメでユメコの幼馴染という設定が追加された。