人物
2006年に開催された「第19回ジュノンスーパーボーイコンテスト」で準グランプリを受賞して芸能界入りし、2007年にTVドラマ「わたしたちの教科書」で俳優デビュー。
「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」などにも出演していたが、
pixivでは「海賊戦隊ゴーカイジャー」の伊狩鎧・ゴーカイシルバー役として知られている。
なお、デビュー時の芸名は「池田純」で現在の芸名への改名は2011年3月。
演じた伊狩鎧に負けず劣らずの生粋の戦隊オタであり、ゴーカイジャーのオーディションでは歴代戦隊の名乗りと変身ポーズをほぼ全部やってのけたらしい。
幼少期の夢は「キバレンジャーになること」で、ゴーカイジャーでのダイレンジャー回では、見事念願のキバレンジャーに変身し、夢を叶えた。
極真空手7年の経験があり、顔出しでのアクションは本職のスーツアクターも『参考にしたい』と語るほど。
2018年7月18日に、2016年にすでに結婚していたことを公表。
相手が一般人であり、妻には連れ子がいたため継子への配慮から公表を遅らせており、実子がその下にできたのを機に公表したのだが…(※後述)。
不祥事
2023年10月30日、特殊詐欺の受け子として警察官になりすまし被害男性からキャッシュカードを騙し取ったとして詐欺罪で逮捕されていたことが公表された。所属事務所は事案の重大性に考慮し同時に契約解除を発表した。事務所によると、接見禁止処分が出されており、本人への接見が出来ず公表が遅くなったとのこと。
更に、2023年11月17日。仲間と共謀し、東京・江東区の男性のキャッシュカード3枚を使い、口座から現金150万円を不正に引き出した疑いで再逮捕されたことも報道された。
最初の逮捕報道から約1年が経った2024年10月12日、Xにて本人のコメントが掲載された。一部を抜粋すると「裁判の結果、受刑者となった」「親類や身内の居ない天涯孤独の身になった」等の内容が書かれており、妻子とは離別し執行猶予が付かない判決を受け、現時点では東京拘置所に留置されている模様。また、本名も公開している。
一応、ファンに対する後悔と自身を心配する声への想い等をコメントし面会や手紙に関しても規制せずむしろ積極的に勧めるなど配慮しているものの、刑期を「休養期間」と表現する、実際に面会したファンを「一人で来るよう」呼びかける(該当ポストは削除)等、「本当に反省しているのか」「面会を利用したファンミーティングじゃないのか」「その面会したファンを一人で呼び出してどうするつもりだ」と批判的な指摘も多く挙がった。
更に22日には手紙で励ましてくれたファンにお礼参りをしたい、24日には「勝利宣言」と題した手紙をポストする等、これまで彼の出演した作品のファンから「罪を償ってくれ」「作品とキャラクターを汚さないで」と悲嘆の声が上がった。
その後、11月9日にXが更新され現在は山形刑務所に服役していることが明かされた。
影響
『はめつのおうこく』のオズ・ゴージャス役、『あんさんぶるスターズ!』シリーズの天満光役を降板することが作品公式サイト、並びにX(旧Twitter)で発表された。前者は勝杏里に引き継がれ、後者についてはアプリ内のキャラクターボイスの無音化対応を順次進めていくことになった(流石にYouTube等にアップロード済みのMV、過去実施済みのライブ映像などについてもアーカイブ扱いとしてそのままとなる)。配信音源も後任声優版の楽曲の準備ができ次第、各配信サービスの仕様に応じて順次差し替え(もしくは現行版の音源を非公開としたうえでの新規公開)を実施することも発表された。
素性と背景
この様に特殊詐欺容疑で逮捕された池田だが、後にドラマ共演者や芸能関係者から取材で彼の複雑な幼少時代やデビュー時代からの素行不良が明らかとなった。
かつて親交のあった俳優の中山優馬によると彼は幼い頃に両親に捨てられ、フランス人の祖父の元で生活していたという。その祖父が他界した後は大阪府内の児童養護施設に預けられ、誰も親身になってくれない寂しい生活をしていたという。更に池田本人はそれが故なのか、小中学校にイジメに遭い次第に性格が荒れ始め、地元の不良仲間と共に素行不良に走っていたと明かした。そんな惨めな想いを払拭させる為に14歳で芸能界入りし、中学にも通わず施設を出て一人暮らしを始めた。
しかし、上記の境遇からかデビューして間もない頃から仕事先の現場で粗暴な面が目立っており、デビュー間もないころから素行不良でマネージャーによく叱られていたという。その上、態度が大きく生意気な性格が原因で2、3歳年上の先輩俳優に目をつけられ、事あるごとに喧嘩をしては事務所から厄介払いされていた。
また女性関係にも問題があり手癖も悪く、かつての共演関係者によると、あるお気に入りの若手女優の携帯を勝手に持ち出して、自身の携帯に電話をかけて番号を入手し、それが主演俳優を通じて撮影現場で問題になってしまう。最後は先輩役者が間に入って、番号を消させるというプライバシー関係のトラブルを頻繁に繰り返していたという。
その女癖は結婚後も改善されず、「仕事部屋」と称したマンションの一室に妻とは違う女性を連れ込んでいた。
更に虚言癖もあったようで、「とある有名俳優と仲が良く大きなビジネスを展開する予定」と嘯いていたが、その俳優の所属事務所から「会ったことがない」と両断されている
これらの粗暴さ、不安定な精神もあって、無名時代の共演者によると後輩の間でも怖がってる人や嫌悪していた人は結構いたという。
また、自身のブレイク作でもあるゴーカイジャー終了後は基本的に特撮関係や再現ドラマ、舞台の脇役等とあまり目立たない仕事ばかりがメインとなり、かつての共演者が大舞台や俳優、声優、実業家、YouTuberとして大活躍する中、自分だけが裏舞台での活動ばかりに次第に不満を抱くようになってしまう。
プライベートも上手くいかず、子どもに触れようとした際「子供に触るな!」と妻に拒絶されていた。
更に、2020年頃からコロナ禍に入ったことから仕事が激減し、妻子持ちに加え役者としてブレイクした頃から豪遊や高級車を購入するなど散財を繰り返したことが故に生活が逼迫され、一連のストレスから鬱を発症。自ら命を絶つまでに追いやられる(未遂)。
精神が不安定のまま知人が紹介された闇バイトに参加した事がきっかけでズルズルと犯罪社会に引き込まれてしまった。
複雑な生い立ちが彼を形造ったのは否めず同情の声も上がっている一方、「きちんと自分に向き合っていればこんなことにはならなかったのでは」と指摘する声も多い。
アバレキラーが「人間なんてそんなもんだ。結局は他人同士。理解なんか出来ないんだよ。だから好き勝手、楽しむ。それが一番だろ?」と発言していたのはまさにこの事だと言えよう。
出演作
俳優
ドラマ・特撮
伊狩鎧/ゴーカイシルバー@海賊戦隊ゴーカイジャー | 蛇崩猛竜/炎刃騎士ゼン@牙狼〈GARO〉~闇を照らす者~ | 一ノ宮純@Cafe'吉祥寺で |
池田純名義
小林祐樹@わたしたちの教科書 ※デビュー作
楢原俊男@斉藤さん
映画・ミュージカル
ニコ@ライチ☆光クラブ | 潮江文次郎@実写映画版忍たま乱太郎 | 桧賀山純也@メサイア「漆黒ノ章」 |
藤堂平助@ミュージカル・薄桜鬼 | ||
声優
アニメ
ゲーム
天満光(初代)@あんさんぶるスターズ! |
関連タグ
市道真央……『海賊戦隊ゴーカイジャー』で俳優として共演、『デジモンアドベンチャーtri.』で声優として共演。また、二次元アイドルコンテンツでのアイドル経験繋がり
相葉裕樹……同じく戦隊出身で『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』で声優として共演(前述の勝杏里とはこちらでも共演している)
松田賢二……こちらは平成ライダーで著名だが、『TRIGUN STAMPEDE』にて声優として共演
濱田龍臣、鈴木福……特撮ファンかつヒーローになるという夢を叶えた繋がり。奇しくも前者はウルトラマンシリーズ、後者は仮面ライダーシリーズと日本三大特撮ヒーローが勢ぞろいした。
中川翔子……同じく戦隊ヲタクであり、戦隊オーディションで歴代戦隊の名乗りと変身ポーズをほぼ全部やってのけた繋がり(彼は受かり、彼女は落ちるという正反対の結果だが…)
外部リンク
池田純矢オフィシャルブログ「All the world's a stage」