「ギンギーン!」
プロフィール
概要
忍術学園一ギンギンに忍者している生徒。口癖は「バカタレ」。アニメ版では頻繁に「ギンギン!」「ギンギーン!」と叫んでおり、後に原作でも言うようになった。
たとえ敵であっても説教をするほど真っ直ぐな性分で、短気で熱血漢な性格の最上級生。いついかなる時も鍛錬を怠らない努力家で、忍者としては優秀。
悔しい事があると所構わず頭をぶつけ、その度に壁を損傷させている。実戦では暖かい飯にありつけないという理由から、食事も冷や飯しか食べない。
頻繁に徹夜を行うため目の下にクマがあることが多く、実年齢よりも高齢に見られがち。しかし、同級生からは目の下にクマがないと不気味と言われている。一方で年相応な面もあり、山田先生の女装姿を見て自分のほうがマシと茶化したりもした。
同じ六年生の食満留三郎とは犬猿の仲で、顔を合わせるとすぐにいがみあう。が、時に協力しあうことも。
忍たま長屋では同じく六年い組の立花仙蔵と同室。
かつては体が弱かった仙蔵を実習訓練で助け続けており、彼に遠距離攻撃ができる火薬の使い手になるよう薦めた。仙蔵は文次郎の言葉を受けて修練を積み、忍術学園一の火薬の使い手と言われるようになった。現在は対等な関係を築いているがそれらの経緯から仙蔵からは兄のように想われている。
同学年の七松小平太と中在家長次は鍛錬仲間であり、彼らで一年は組の後輩・きり丸のアルバイトを手伝う事も多い。
本気で怒った長次は苦手としており、彼が怒った際には平然としている小平太と違い必死になだめる側に回る。
自身が委員長を務める会計委員会では「帳簿がそろうまで三日でも四日でも徹夜だ!」と学園に泊り込んだり、後輩がヘマをするとすぐ鍛錬を強制するため「地獄の会計委員長」と呼ばれている。
ただし、四年の田村三木ヱ門以外はついていけていない節があり、徹夜の時も三木ヱ門以外はほぼ寝ている。鍛錬の一環として委員会メンバーは全員重さ10kgのそろばんを肌身離さず所持させている。委員会中に仮眠を取る際にはそろばんを持ったまま池に入り立って寝るよう命じるなど常軌を逸している部分がある。
三木ヱ門は文次郎の秘書的存在であり、普段のおちゃらけた雰囲気は少なく、予算案の不備を指摘するなど適格に補佐している。また、文次郎がいない際には三木ヱ門が会計委員会を取り仕切る。
容姿
右目が松の実、左目がアーモンドの形と左右で異なる目の形をしている。先述の通り徹夜作業が絶えないため、常に目の下にクマがある。
アニメ版では隈がシワに見えるせいか、おっさん扱いする者もいる。
- 原作でも山賊から先生と間違えられた。
- 尼崎で偶然文次郎を見かけた乱きりしんに文次郎本人とは思わず「潮江先輩にそっくりなおじさん」と言われる(31期11話「尼崎にご招待の段」)
- Twitter(現X)の公式アカウントでは、文次郎が紹介された際には15歳を強調される(参照)。
- 余談だが、2014年12月03日放送の22期49話『責任感の強い富松作兵衛の段』において、「潮江文次郎少年だ…」と発言した際にはTwitter(現X)でトレンド入りした。
一年生の頃は、さすがに隈は無い上に柔らかい表情もする。体格が良く身長は食満と同じだった。(参照)
能力
接近戦に秀でた袋槍(※)の達人。戦闘スタイルは防御寄りで、槍を回転させる事であらゆる攻撃をはじき返してしまう。
- ※袋槍(ふくろやり):矛と同様に穂先の根本がソケット状になっている「袋穂」という形になっており、そこに柄を差し込む形状の槍の総称。別称「かぶせ槍」「袋穂槍」とも。
また、会計委員会で使用している鉄製の10キロそろばんも武具として活用しており、敵の攻撃を自在に跳ね返している。忍術学園一忍者していると言われるだけあり、あらゆる技能や術に秀でており総合的な強さを誇る。
食満留三郎とはライバル関係にあり、同じ接近戦を主とするスタイルやけんかっ早い性格も相まって頻繁に対立している。力量的にはほぼ同等だがあえて言えば文次郎がやや優勢に描かれる事が多く、決着後に留三郎だけが手当を受けている場面がある。
本人は自信を持っているが女装は苦手。
余談
上記の通り、アルバイトシリーズがメインだが、厳禁シリーズと同室シリーズにも登場したことがある。