「教科も優秀ながら、過激な火器にかけては忍術学園ナンバーワン!学園のアイドル!田村三木ヱ門!」
プロフィール
概要
忍術学園四年ろ組の生徒で、火器の腕は学年一と豪語する自称「忍術学園のアイドル」。アニメには1期から登場している古株である。
人物
持ち前の豪快な性格や自信家な所が災いして失敗する事も多いが、その欠点を直すための努力も怠らない。
ナルシストの度合いは同学年の滝夜叉丸に引けを取らず、彼とは仲の悪いライバルであり、互いに良きライバルならぬ「悪しきライバル」と称している。
過激な武器マニアであり、自前の火器には女の子の名前を付け恋人の様に接している。
火縄銃の名手である照星を心から尊敬しているが、当初は照星と虎若に横槍を入れる強引な三木ヱ門という印象であり、殆ど独り相撲の様相を呈していた。しかし、三木ヱ門の慢心が解け始めてからは正式に火器の扱いを教授される様になる。
照星も表には出さないものの、虎若の父・佐武昌義に「田村という優秀な生徒がいる」と話しており、三木ヱ門がスランプに陥った際にはわざわざ忍術学園に出向くなど良好な師弟関係を築く。近年では上級生らしく、虎若よりも一歩上を行く描写をされる事が多い。
同じく照星に憧れている一年は組の虎若とは張り合う事もあり、当初は前述の様なその強引さで困惑される事も多かった。しかし、物語が進むにつれ虎若を良き後輩として認め親切に接する様になり、彼と照星の関係性も考慮して3人集まった際には、三木ヱ門が一歩引いた態度を取る様になった。
会計委員会に所属しており、ここでも石火矢を常に持ち歩いており、仕事が終わるまでは部屋の外に石火矢を待機させている。
委員長の潮江文次郎は彼が本気で畏怖する数少ない存在。当初、3年の神崎左門とは仲が悪いという設定だったが、こちらも物語進行と共に互いに助け合う様になっている。会計委員会に5年生はおらず、文次郎がいない際には三木ヱ門が会計委員会を取りまとめる。この時は普段と口調が変わり、非常に真面目で低い声になる。既に文次郎の代わりに後輩達を仕切り帳簿付けを回す力量は持っており、文次郎も自分がいない際の会計委員会の働きぶりに満足していた。
在籍する四年ろ組は長いあいだ彼以外の生徒が不明だったが、編入してきた浜守一郎が同じ組と知った際は「私とクラスメイトじゃないか!」と嬉しそうにしていた。また、忍たま長屋でも同室である。
何だかんだで付き合いが長いが故か、32期原作者プロット回である『喜八郎と滝夜叉丸の段』では、滝夜叉丸と喜八郎の関係性についてかなり深い所で理解を示している様子が終始描かれ、タカ丸と守一郎に過去の話を交えつつ解説していた。
容姿
アイドルを自称するだけの顔立ちはしているらしく、街中で芸能関係者に声をかけられている。滝夜叉丸も声をかけられようと奮闘したが声をかけられなかったので、三木ヱ門が明確に滝夜叉丸に勝っている部分でもある。顔立ちからしてそれなので女装の質は高め。本編ではギャグ描写でケバい女装を披露したりするが、公式グッズなどでは1人だけ完璧な女装をしていたりもする。
原作とアニメとではデザインが異なり、原作では前髪が外側に広がっているのに対し、アニメでは向かって左側に流れている。加えて髪全体の長さも短くなっている。またアニメ内でも時を経るごとにビジュアルが変わっていき、鼻の形や目の色(黒→赤)など放送初期と現在とで、かなり容姿に差異が見られるキャラクターである。また全体を通して、シリーズが進むごとに童顔化している。
能力
これまでの記述の通り火器の扱いに長けている他、火縄銃も得意で照星からも認められる腕前だが、実は狙撃は彼の趣味から外れた分野であり、火縄銃にメロメロな姿は見られない。
三木ヱ門が愛する石火矢達
- ユリコ(小型カノン砲)…持ち歩いてる時はこれ。
- さち子(木製)…撃ちすぎるとよく爆発する。現在3世(1世はぶどう弾発砲と同時にバラバラ、2世はくせ者を倒すために砲撃を連発し壊れた)。
- 春子(ファルカン砲)…しんべヱのリンスの秘密を探るために登場。その後タカ丸救出大会の時、万人敵(ばんじんてき)によって壊れた。
- 鹿子(カノン砲)…上記の作戦で本当は使いたかったらしい。重くてでかい。
- ユミコ(小型火砲)…くせ者が侵入してた事件の時暴発した。
- お軽(カルヴァリン砲)…委員長改選時に登場。
- ナツコ・エリカ(?)…虎若の口から。何なのかは不明。
余談
20期~23期は定期的に彼と照星を巡るストーリーが展開された。この時期は非常に厚遇されており、オープニングのサビ部分で同ストーリーがピックアップされている。特定のストーリーを意識した一場面でサビを独占するのは未だに唯一の事例である。なお、23期『三木ヱ門と虎若の段』において精神的に成長した三木ヱ門が描かれ、この回を区切りに三木ヱ門と照星をめぐるストーリーには事実上の終止符が打たれている。
しかし、劇的に取り上げられた一方で以降はメインを張る事は稀になり、更にDS版ゲームでは四年生代表からただ1人ハブられる(守一郎はまだ未登場)、初春の陣では四年生でただ1人ベスト5入り出来ず(守一郎はまだ未登場)と、何かと不遇だったりする。