城戸丈

きどじょう

アニメ『デジモンアドベンチャー』シリーズのキャラクター、複数の作品に渡って登場している。

歴代の担当声優

デジモンアドベンチャー／デジモンクロスウォーズ (02及びアニメをベースにしたゲーム作品含む)	菊池正美
デジモンアドベンチャーtri.	池田純矢/小松準弥(舞台版)
デジモンアドベンチャー：	草尾毅

1999年に選ばれた8人の選ばれし子供の一人。『tri』の第2部の主人公の1人兼ヒーロー。

パートナーデジモンはゴマモンで、灰色の誠実の紋章を手に入れる。

ファンからの愛称は「丈先輩」、「JOOOOO」など。

人物

デジモンアドベンチャー(無印)

• お台場小学校6年生で、メンバー最年長。眼鏡をかけている。その立場からか責任感が強く、自分がなんとかしなければならないという強迫観念に駆られて空回りすることの方が多かった。よく仲裁に入る。
• 気弱なガリ勉タイプで、優柔不断でムキになりやすい所があり、デジタルワールドに来たばかりのときは空回りする一面も見せていたが、旅の中で最年長者としての自覚と、広い視野を持つようになり、立派な保護者役へと成長を遂げる。また、最年少のタケルを身を挺して守るという勇敢さも見せた。
• 一応、メンバーの中では屈指の常識人である。ただ、飛ばされた所が常識外のデジタルワールドだったので常識に囚われ過ぎたり、場当たり的な行動を取ってしまったりといった面が却って仲間達を足を引っ張っている(デジタマモンのレストランではドルしか対応していないのに日本円で支払ってしまった為に無理やり働かされる羽目になった)。
  • 星座の位置から方角を特定しようとしたり、医学の道に進んだ事から筋金入りの理系人間かと思われがちだが、意外にも宗教を馬鹿馬鹿しいと切って捨てるような事はなく、バケモンに襲われた際には祖母から教わったというお経を唱えている。
• 序盤の頃から誠実さは描写されており、温泉地にポツンと立つ冷蔵庫から太一達が卵を失敬しようとした際には人の物を盗ってはいけないという正義感や毒があってはいけないという懸念から、食べるのを遠慮していた(結局、止むを得ずに食べたが)。
• はじめは「親が医者だから」という理由で医者を目指して勉強に励んでいたが、デジタルワールドでの冒険を通じ、自らの意思で医者になりたいと考え、勉強に打ち込むようになった。
  • なお、城戸家は江戸時代の城戸燐光から続く医者の家系であるとされる。
• 現実世界から持ってきた荷物はキャンプ用の非常食だったが、後にゴマモンが全部食べてしまった(当然ゴマモンは丈の八つ当たりをくらってしまう)。お台場帰還後は治癒道具(包帯がわりにトイレットペーパーを入れている)を所持する。
• 一人称は「僕」であるが、太一とヤマトの喧嘩に怒って、「俺」になったことがある（7話より）。
• 目玉焼きには塩胡椒派(第7話より)。
  • 同回では「目玉焼きに何をかけるか」の話題が挙がっており、太一は醤油、ヤマトはマヨネーズ、空はソース、光子郎はポン酢、ミミは砂糖+納豆と解答。これには丈も「日本文化の崩壊だ」とショックを受けていた(ミミだけでなく、太一達の嗜好を含む)。
• ちなみに家族の声も全員菊池正美氏である。両親、長男のシン、次男のシュウの5人家族。
  • このうち、医学の道に進んだのは丈やシンである。
  • 次男のシュウは高校で陸上部として活動後、京都の大学に進学、『02』時点では武之内教授の影響で医学部から純文学部に移り、映画製作も行う多才な人物として描かれる。
• 劇場版ぼくらのウォーゲームでは事件発生日と中学試験の受験日が重なっていたため、太一からの連絡が届かず、戦闘に参加していない。だがクラモンの影響で停車したバスの扉が開かずに乗り遅れ遅刻、そのまま大慌てで試験を受ける羽目になってしまった。事件終結後の子供達の様子を描いたEDのスナップでは案の定へろへろになっている。
• デジモンクロスウォーズでは他の子供達と共にデジクオーツに召喚され、クオーツモンの配下と交戦するも、置いてけぼりを食らうといういつもの丈先輩っぷりを発揮している。

デジモンアドベンチャー02

• 中学校3年生。他の4人とは別の中学(芝学園中等部?)に通っているため、基本的に青いブレザー制服を着ている。顔つきも頼りなさを漂わせていた無印から一転、頼れる先輩としての風格を表すようになっていった。
• 前作同様今作でも受験生で、私立中学合格後の02では慶早高合格を目指すため、再び勉強に励んでいる。ただし、ゴマモンのピンチに際しては塾を休む事も。
• 後にデジタルワールド初の医師となる。
• ドラマCD「未知へのアーマー進化」では大輔達の応援に現れるが、勢い余って大輔達にぶつかった結果、ディーターミナルが散らばってしまい、プクモンに真っ先に標的にされてしまう(結果的にそれが勝利に繋がったが)。ドラマCDの雰囲気故に退化してしまったのだろうか？
• 続編のtriによれば彼女ができているらしい。ファンの間では02の劇場版で出会った眼鏡の女の子なのではないかと噂されている。

デジモンアドベンチャーtri.〜LASTEVOLUTION絆

• 高校3年生(tri.)→医大5年生
• tri.では医大への進学を目指しているものの、成績面が伸び悩んでいる上に早く大人にならなければならないという悩みを抱えている。この為、なかなか感染デジモンとの戦いには参戦出来なかった。しかし、ヒカリの言葉を受けて感染インペリアルドラモンとの戦いに参戦する。
• LASTEVOLUTION絆では無事医大に合格し、現場研修に臨んでいる。この作品でも他の子供達よりも多忙な為、出番は少なめ。

デジモンアドベンチャー：

• 無印同様に小学6年生で台詞付きの初登場は第3話からで、太一達同様にサマーキャンプに参加していた。
• ただ、無印と違いサマーキャンプでの班は別々であり、太一からも同等の立場というよりも先輩という目で見られている点が異なっており、彼からは「丈先輩」と呼ばれている。
• 代々医者の家系で自分も医者にならねばならないという強迫観念が強くなっており、無印よりも受験勉強に追われているが故の余裕の無さを見せており、選ばれし子供の使命に関しては自分には関係ないとややドライに考えていた。最初は太一と同行する事を渋っていたものの、一刻も早く脱出するために太一と同行する事を決意する。
• 自分よりハイスペックな光子郎を見て自分の年上としての威厳に危機感を覚えたり、要塞のデジモン達に白旗を掲げるも攻撃されたり、症気の沼の危険性を確かめるためにミミに勝手に参考書を投げ入れられたりと、初代からの残念ぶりは健在。
• だがそのガリ勉キャラが功を奏したか、歴史の語呂合わせ・円周率・元素記号の周期表の語呂合わせを立て続けに暗唱する事でメフィスモンの呪文を打ち破るという、一風変わった活躍も見せた。特に円周率はかなり多くの桁数を覚えている様子。

余談

なお、triでのキャストはいずれもニチアサでヒーロー役で出演した俳優陣となっている(ただし、小松氏のみ後年になってからニチアサに出演している)。

奇しくも池田純矢氏が演じたヒーローは銀色の海賊ヒーローであり、丈もシンボルカラーが銀色である他、パートナーであるゴマモンの最終進化系がヴァイキングとなっているなど妙な所で共通点がある。

2023年に行われた共闘ことばRPGコトダマンが「デジモンアドベンチャー」とコラボし菊池正美氏が担当。

関連イラスト

JOOOOOOOOOOOOOObyもみたり

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やる時は時はやる男

加山シュウジ:彼をオマージュしたと思しきキャラクター。