高石タケル
たかいしたける
アニメ『デジモンアドベンチャー』、『デジモンアドベンチャー02』、『デジモンアドベンチャーtri.』の登場人物。『デジモンアドベンチャーシリーズ』のもう1人の主人公ともとれる人物で、『tri』では第3部の主人公の1人となっている。
下記のとおりデジモンシリーズのキャラの中で唯一、作品に出る度に演じる声優がみな違うキャラである。
そのためtri.の際にはパタモンの声優の松本美和に「パタモンにとって「タケル」は(ゲームをいれると)4人目」と言われたことも。
その後に放送されたデジモンアドベンチャー:でPSP版で演じた藩めぐみが再び起用され、2023年に行われた共闘ことばRPGコトダマンのデジモンアドベンチャーコラボでも藩めぐみが担当したことでタケルを演じた回数が一番多くなったといえる。
1991年度(平成3年度)生まれ。家族構成は父・母、3歳年上の兄だが、両親が離婚しているため、母親との2人暮らし。兄は同シリーズに登場する石田ヤマト。
父親はヤマトと暮らしており、母方の祖父がフランス人で、タケル本人はフランス人のクォーター。
父の裕明は島根県出身らしく、劇場版『ぼくらのウォーゲーム!』では、島根にある祖母宅で、兄と共に春休みを過ごす様子が描かれている。
公式でのキャラクター名は『高石タケル』だが、02の1話と50話で名前を『高石岳』と漢字で表記しているシーンがある。「ヤマト」「タケル」という兄弟の名前は、日本神話に登場する『ヤマトタケル』から採られたと思われるが、公式での言及はされていない。
また、なぜか一部のファンの間で8月3日生まれといわれているが、『デジモンアドベンチャー』の登場人物のなかに、公式で誕生日を設定されているキャラクターは存在しない。
幼少時に両親が離婚し、母親に引き取られたため、父や兄とは離れて暮らしている。
メインキャラクターの中では唯一違う三軒茶屋にある河田小学校に通っているが、夏休みを利用して兄・ヤマトが住むお台場地区のサマーキャンプに参加していた。ちなみに名字が違うため、当初は事情を知らない太一や光子郎から、ヤマトの実弟ではなく従弟ではないかと思われていた。
同い年のヒカリが加わるまではメンバーの中で最年少で泣き虫な所がある。
そのためデジタルワールドに迷い込んだ当初は、兄をはじめとする他のメンバーに何かと気遣われていた。
本人は、足手まといになることを嫌い、弱音をはかずについていこうととするのだが、年齢差ゆえの体力・運動能力の低さはいかんともしがたく、結果的に足を引っ張る事もしばしばだった。中でも第3話では見張りを率先するも、ヤマトにゆっくり休むように注意され、第19話では太一達と共に空の愛情の紋章探しに参加したがったら、ヤマトに我儘言うなとたしなめられた。
初期の言動の端々に、他のメンバーに迷惑を掛けまいと、「手のかからない良い子」を演じている節が見受けられる。
両親が離婚した経験からか、深刻な喧嘩を嫌っており、兄・ヤマトと太一が対立したときも、困惑した様子で止めようとする(しかし第23話では逆にヤマトに叱られた)。
また、敵に対してもはじめの頃は「戦うのは嫌だ」と言っていた。しかし、旅を続けるうちに「他者と争ってでも大切なものを守りたい」という強い意志や 自立心が芽生え、たくましく成長していく。
タケルの紋章である「希望」は、デジタルワールドでは「光」とともに特殊な位置づけであり、他の6人の「精神的特性をあらわす紋章」とは異なる分類に属する。しかしながら、タケルは「何があっても諦めない性格」だとヤマトに評されている。
なお、作中で彼は成熟期デジモンである豚型の「タブンコンナモン」(必殺技:ブーブーアタック)とカバ型の「キットコンナモン」(必殺技:ヒポポタバキューム)を妄想しており、前者はゲーム「デジモンクルセイダー」で本当に登場した(どう見てもただの豚なのは内緒)。
CV:山本泰輔
前作に登場したキャラクターは、基本的に同じ声優が引き続き担当しているが、タケルのみ『変声期を迎えた』という設定のためか、女性の小西氏から、男性の山本氏へ交代している(ただしこのキャスト変更については小西氏の事務所側より、本人や事務所の意向ではないという旨の説明がなされている)。
劇場版『デジモンハリケーン』にて他の選ばれし子供と共に幼くされてしまった際、前作の姿で山本氏の声が当てられていた。
兄ヤマトのことは前作と同様「お兄ちゃん」と呼んでいるが、劇場版『ディアボロモンの逆襲』では「兄さん」と呼んでいる。
第一話で、引っ越しに伴い、三軒茶屋にある河田小学校から、お台場にあるお台場小学校に転入。
お台場小学校では大輔やヒカリと同じ5年A組に在籍することとなる。
基本的に前作と同じように明るく前向きなキャラクターではあるが、かつてと比べると慎重さも目立ち、ぐっと大人っぽくなっている。
前作の冒険を通じてヒカリとは特別仲が良く、彼女に好意を抱く大輔からは嫉妬を向けられることも多いがそれでも大輔からは大切な仲間だと認識されている。タケル自身は太一に通じる部分を持つ大輔に好感を抱いているが、悪戯好きであまり因縁を引きずらない大輔に甘えているのか、ヒカリ達と共謀して大輔を騙したり、からかったりする事もしばしばであるが、大輔を含めた全員で行動する姿勢を崩さない等、大輔に対しては一応彼なりの信頼を寄せている。普段は年の割に大人びた一面を持つタケルだが、ヒカリや大輔に対して言いたいことを言える辺り、友達とまではいかなくても心許せる間柄であると言える。
しかし、一方で、好意でした事が裏目に出てトラブルに発展して結果的に大輔を不幸な目に遭わせてしまった事があったほか、深刻な喧嘩を好まないのは相変わらずで慎重さと引き換えに他人や自分を信じる勇気が薄れている部分もあり、改心後の賢を警戒したり(後に改善されたが…)、「Vテイマー01」では、仲間を大切に思う気持ちが強すぎるあまり大輔を傷つけてしまった事もあったため、大輔の事さえも完全に信じ切れず、つかず離れずの距離を保とうとしている節も窺える。
完璧主義なきらいもあり、他人に弱さを見せるのを嫌がり無理をしてしまう事もある。
前回の冒険で、一時的とはいえパートナーデジモンを失った経験から、パタモンを非常に大切にしている様子が随所で描かれている。
また、パートナーを失うきっかけとなった『暗黒の力』をもてあそぶデジモンカイザーや、地球を侵略しようとする暗黒系デジモンに怒りをあらわにする描写も目立った。しかし、本人は闇の力そのものが憎いのではない。
デジモンカイザーに怒りを見せた際には「もうやめだ。これ以上つきあってらんねえ!ケリつけてやる!」と兄を思わせる荒っぽい口調に変化した。仲間への情ゆえに戦意が鈍った大輔と喧嘩になっても口調は基本的に変わらなかったので、相当頭に来ていたのだろう。
デジモンカイザーとの直接対決では、口で言い負かし相手に暴力をふるわせた挙句の果てにムチを素手でつかむ等、デジモンカイザーを一方的にボコボコにする圧倒的な口撃能力および戦闘能力を発揮。強烈なインパクトを残し、公式ランキングでの「最強だと思うキャラ」で堂々の一位を獲得している。口撃能力については、すでに前作にてピノッキモンに対して友達がいない事を指摘して動揺させるなど、その片鱗を見せていることが窺える。普段、大輔達の前で穏やかに振る舞っているのはおそらく、その真実を明かす事での現状の変化を恐れて、嘘を必要な事だと割り切っていると思われる。
なお『バスケットボールをしている』という公式設定があるが、作中ではほとんど活かされていない。
更に秘めたその口撃能力からもわかるように時として相手の地雷を踏んでしまう事もあり、(自分自身が過保護なヤマトから自立しようとしている事もあり)ダゴモンの海に誘われて精神的に追い詰められたヒカリに「何かあるとすぐに太一に頼ろうとするからダメだ」と指摘、より追い詰めてしまう結果を作った。皮肉にもこの事に責任を感じて「ヒカリを守ってあげなくちゃ」と考える彼の心情は正しく3年前の兄の姿そのものであった。
また、キメラモンの圧倒的な強さに簡単に屈し諦めそうになったり、ベリアルヴァンデモンの凶悪な殺戮を目の当たりにして心が折れたりと、大輔に比べると挫折を知らない分精神的には打たれ弱い部分もある。
大輔とは性格が正反対ながらも、タケル達が剛ならば大輔は柔といった感じで、さまざまな困難を乗りきっている。
本来、今回のデジタルワールドの危機に際しての『選ばれし子供』では無かったが、パートナーのパタモンが古代種の遺伝子データを持ち、アーマー進化が可能だったため、突発的に再び選ばれた。
D-3(デジヴァイス)の色は緑(ジョグレス進化時は黄と白)。希望のデジメンタルを手に入れた後は、パタモンをペガスモンに進化させることができるようになる。
前作から共に『選ばれし子供』として登場するヒカリは 無印後半からの参入だったため、タケルは無印・02の2作通してメインで戦った唯一のキャラクターとなる(最初の劇場版を除く)。
母のルーツはフランス、父の実家は島根なのだが、フランス語と島根弁は話せない。一方でドラマCD『未知へのアーマー進化』では何故だか広島弁は話せるという意外な特技を持っている(これは山本泰輔氏が広島県出身である為)。
CV:榎木淳弥
太一達と同じくお台場中学校に進学し2005年、中学2年生になる。
tri.では「僕」から「俺」に一人称が主に変わっているが、兄ヤマトに対しては甘えから猫被りしているようで時々、「僕」口調に戻る。
ヤマトの事は人前では「兄貴」、ヤマトに甘える時は「お兄ちゃん」と呼んでいる。
また普段の日常描写が無いのでバスケットボールを続けているかは不明。
tri.第1章「再会」
ヤマトのライブに誘われて行くなど、02と変わらず兄弟仲が良い様子。
また兄ヤマトより女の子慣れしているらしく女の子に気が使えるプレーボーイに育つ。
ここ1年、原因不明な磁気嵐の歪みが発生しており、D3はデジタルゲートを開けないくらい不調の様で、羽田空港で起きた歪みによるクワガーモン事件で集まったパートナーパタモン達と再会し喜んでいる。
tri.第2章「決意」
選ばれし子供達で望月芽心&メイクーモンの歓迎会を開くことになりお台場大江戸温泉に行く。
新しく入った芽心を気にかけている。
月島総合高校の文化祭にヒカリと一緒に行き芽心達の出し物のカフェでお茶し、芽心のチアガール姿をケータイの写真で撮っている。
インペリアルドラモンvsヴァイクモン達が戦う歪みの亜空間に入れず外から応援していた。
tri.第3章「告白」
パタモンが感染し、腕を噛まれたにもかかわらずパートナーの事を先に心配していて無理矢理、連れ帰る。
ヒカリと共に田町にある一乗寺賢の家を訪れる描写がある。
パタモンが感染による暴走をしてしまう事を危惧し「僕を倒して…」と言う発言を聞いた時には抱き上げ一緒に涙を流したのだが、後からマンションに来た兄 ヤマトには心配掛けまいと何事も無かった様に振る舞うなど二面性を持つ。
パタモン達がメイクラックモンを戻そうとホーリエンジェモン達で応戦し奮闘するが皆次々、感染しホメオスタシスの決定でぬデジタルワールドをリブートとする。
リブートの影響でデジタルワールドに戻らざるをえなかった際は、人目を憚らず兄 ヤマトに抱き着き後悔の念から涙を流している。
再びデジタルワールドに行く為に芽心を誘うが、芽心が隠していた真実を聞かされ拒否される。
姫川マキの手伝いで8人の紋章とデジヴァイスを使いリブートされたデジタルワールドに行く。
tri.第4章「喪失」
リブートされたデジタルワールド世界で記憶を無くしたトコモン達と再会する。
ムゲンドラモンに襲わられ「はじまりの街」に辿り着く。
足を怪我をするが、記憶のない「はじまりの街」の保護者エレキモンに助けられる。
歪みを通り選ばれし子供達と再会後は、戦えない空や後から呼ばれた芽心たちを守る為、氷雪の洞窟内で誘導役に回る。
パタモンを究極体セラフィモン(02劇場版 前編 デジモンハリケーン上陸!!/後編 超絶進化!!黄金のデジメンタルより2回目)に進化させる事に成功し、協力してムゲンドラモンを撃破する。
tri.第5章「共生」
再び再会を果たした選ばれし子供達と行動し、イグドラシルの意思によってデジタルワールドから先を阻まれ拒絶される。
襲ってきたデジモンから逃げるが足場がコロコロと場面転換し、偽ゲンナイが用意した落とし穴の歪みから現実世界に戻る。
事件の元凶であるデジモンを連れてた事で職質を受けて連れていかれるが、西島大吾が圧力をかけ夏休み期間で人気の無い月島総合高校に匿われ保護されてる。
メイクラックモンが世界中で起こした破壊活動を知りショックを受ける。
夕食後は怪談話を提案しオバケ嫌いな兄 ヤマトをからかっており、ジャーナリストの母に状況報告の電話をしている描写がある。
助長の引き金であるメイクラックモンの暴走を止める為にオメガモンがデジタルワールドに追い込みセラフィモン達で応戦するが、イグドラシル陣営 アルファモン,ホメオスタシス陣営 ジエスモンの三つ巴になりメイクラックモンと兄 太一を失い闇落ちしたヒカリのパートナーテイルモンがジョグレス進化し、オルディネモンに究極進化してしまう。
tri.第6章「ぼくらの未来」
現実世界に終焉の時をもたらすオルディネモンが誕生し、現実世界が破壊されていく。
前に進む決意をした兄 ヤマト達と一緒に歪みから現実世界に戻り、高熱で倒れたヒカリを看病する為、ヒカリと共にオフィスに残る。
オルディネモンに操られ襲ってきたデジモンを撃退し仲間と合流する。
芽心がリブートされた記憶を取り戻すパスワードの解読に成功した事で、パートナーセラフィモン達な記憶も戻り、メイクーモンの善の心のロックが解錠され、ヒカリが芽心のデジヴァイスに集まりオメガモンに新たな慈愛のチカラ、オメガモンマーシフルモードが誕生し、オルディネモンを撃退する。
3ヶ月後の12月24日には、兄 ヤマトでも気付かなかった空が散髪し髪が短くなった事を当てており、選ばれし子供達全員で集まっている。
鳥取に戻った芽心へのクリスマスプレゼントをみんなで宅配で送った描写が見られる。
演:野見山拳太
tri.終了後の夏時期に8/1計画でサマーキャンプのやり直しをする事になった選ばれし子供達。
バンド活動を続けているヤマトにはタケルが声をかけにいくことになり、タケルに一緒に行こうと頼まれ断れないヤマトは渋々ながらキャンプへ行く準備をはじめる。
キャンプに行く事にやる気の無い兄 ヤマトは寝袋等の準備をタケルに任せ、ピンクの寝袋を用意する。
奥多摩にあるキャンプ場に1泊2日の予定で、初日はてんやわんやしながらも仲間とキャンプを楽しんでいたのだが、2日目に時間の異変を感じ兄 ヤマトや光子郎と共に奥多摩にあるキャンプ場の出口に向かうと結界が張られ外に出れなくなっていた。
エテモンの策略により時間と空間を歪められ、あの頃の冒険出来た自分に戻りたい…と言う念に苛まれるが、模試の為に一時的に帰った丈に兄 ヤマトが叱責されたのを受け、立ち直り未来に向かってココから出る決意をする。
100時間を超え空間が歪み壊れ始めてきた影響でデジモンが出現したらしく太一達が進化したラスボスヴェノムヴァンデモンをオメガモンで討伐している間に、襲ってきた雑魚敵をエンジェモンで討伐していたらしい。
オメガモンが歪みの原因であるラスボスデジモンを討伐した為、歪みが戻るが、実はtri.第4章時点のデジタルワールドが見せた幻想だった事が判明し、芽心を探すような描写が見られる。
78話で世界中に現れたクォーツモン討伐の助っ人として、八神ヒカリのパートナーエンジェウーモン,デジモンテイマーズの秋山遼がパートナーサイバードラモンと共にマトリックスエボリューションし究極進化したジャスティモンと共にエンジェモンで戦う影絵シーンがある。
影絵からして本宮大輔や一乗寺賢と同じ、02時代の小学5年生のタケル。
デジモンアドベンチャー 1999年の八神太一や城戸丈も同じ世界の違う時間から助っ人として参戦してる事から、タケルや八神ヒカリはこのレジェンド大戦に2度、助っ人として参戦している可能性がある事を示唆しておきたい。
CV:潘めぐみ
PSP版で代演した潘めぐみが続役、ある意味前シリーズとを繋ぐキャスティングと言える。
台詞付きの登場は第3話からで、服装も他の子供たち同様簡略化されており、帽子についていた宝石が無くなっている。
ほとんどのシーンで影の中におり、何処か不穏。
第1話から選ばれし子どもたちのメンバーとして登場していた原典と違い、今作では序盤で冒険に参加するどころかデジタルワールドに現れる様子も無かった。
その反面第2クールED「Q?」のアニメーション内では大きく取り上げられているが、当初からデジタルワールドを冒険している6人とは別軸かのように描かれていた。
そして、なんと第19話ラストにてバルブモンに運ばれていた『聖なるデジモンに関する積荷』としてカプセルに収められているのを太一・ヤマト・レオモンに発見される。
第20話では彼を巡りベルグモンと争奪戦になるが、聖なるデジモンの介入もあって救出され、それと同時にデジヴァイスを発現させ名実ともに「選ばれし子供たち」のメンバーとなった。第22話では太一達の協力でパートナーデジモンを入手する。
第45話にてガルルモンとマッハモンによるデスレースの際には女性陣3人と共にリリモン風のチアガールの格好をさせられ紅潮していた。
ベリアルヴァンデモンの幻覚に惑わされず、デジモンシリーズ(5作目まで)の歴代主人公では暗黒進化しなかった大輔の影に隠れがちだが、実は天使系パートナーデジモンを持つテイマーの中で唯一、パートナーを暗黒進化させなかったキャラクターでもある。
とこのように天使型デジモンはパートナー次第で闇落ちしやすく、過半数が闇堕ち経験者という実績(?)があり、タケルは派生作品を含めてもずっと正統進化を保ち続けていたのである。さすがは「希望の紋章」に選ばれたというべきか。(進化ルート的には李小春のロップモンも最終的にはケルビモンに進化するようだが、作中ではアンティラモンまでしか進化しなかったので含まない)
彼は家庭環境から暗黒進化させてもおかしくなかったキャラクターではあるのだが、やはり無印での成長によるところが大きかった事がわかる。デジモンカイザーをフルボッコにしたシーンから、ファンの間ではむしろ暗黒進化したのはパタモンではなく、タケル本人ではないかとネタにされる事もある。
なお、エンジェモンやセラフィモンの同種族が堕天したデビモンやデーモンはパタモンとは別に登場している。詰まる所、パタモンの別側面とは何度も対峙しては闇の力に屈さない強い意思が育っている為、暗黒進化する余地がないのかもしれない。(とは言いつつも、ベリアルヴァンデモンの幻覚には引っかかっているが。)
余談だが、ホーリーエンジェモン、セラフィモンが闇堕ちしたのはパートナーの存在しないデジモンフロンティアとデジモンネクストぐらいである。
デジモンアドベンチャー デジモンアドベンチャー02 デジモンアドベンチャーtri.
八神太一 石田ヤマト 武之内空 泉光子郎 城戸丈 太刀川ミミ 八神ヒカリ
氷見友樹:『デジモンフロンティア』の登場人物の一人。最年少であると同時に泣き虫であるという共通点を持つ。
木村輝一:友樹と同じく『デジモンフロンティア』の登場人物の一人。幼少期に両親が離婚したことで自身は母親に引き取られ、父親に引き取られた生き別れの兄弟(そのキャラクター性もヤマトと似ている)がいるという点に加え、仲間たちの中でも指折りの実力を持つ点でタケルと共通している。
パートナー
ポヨモン トコモン パタモン エンジェモン ホーリーエンジェモン セラフィモン ペガスモン
家族・血縁
コンビ・グループタグ
選ばれし子供達 高石田 / 高石田兄弟 / 高石田家 希望の光コンビ シャッコウ組
カップリングタグ
- 乾青宗:tri.、LAST EVOLUTION版の声優が演じたキャラクターで、第2子である点で共通(こちらの上のきょうだいは姉であるが)。さらに、ヤマトのパートナーであるガブモンとある意味共通する部分がある。
- 虎杖悠仁:tri.、LAST EVOLUTION版の声優が同じ2020年ごろにヒットした漫画の主人公。また、ヤマトの親友役の声優も、この時期にヒット漫画の主人公役に起用されていた。
以下ネタバレ
02最終話で、無印・02のナレーション(CV:平田広明)は、大人になったタケル本人であった事が判明する仕掛けとなっている。
元々1作目の『デジモンアドベンチャー』最終回は、「大人になった選ばれし子供のひとり(タケル)の回顧録であった」というオチにする予定だったが、1作目が人気だったため続編が制作され、そのラストシーンが02に繰り越されたという(しかし02でもタケルがレギュラーで登場していたため、結果的によりタケルの方が回顧録を語るのにふさわしい形になった)。
実際、デジモンアドベンチャーシリーズのサブタイトルで一人称が使用されているのが、無印第12話「冒険! パタモンと僕」と02最終話(50話)「ぼくらのデジタルワールド」だけだったり(「僕」はタケルの一人称。この理屈だと劇場版2作目の「ぼくらのウォーゲーム!」も該当するか)、02冒頭の演出・描写がタケル視点だったりと無印から02にかけていろいろな伏線を張っていたことが確認できる。
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見るヒカリちゃんには、気付かれてるんだろうな
期待してなかったデジモン舞台がすごく素敵で、ヤマタケ熱が再燃した。 triのタケルは僕なのか俺なのかお兄ちゃんなのか兄さんなのか兄貴なのか、キャラがブレブレで面白いですね! 周りに格好つけてるだけでヤマトの前では甘えたの弟で、そんなタケルに気付いてるヒカリちゃんきっといる!と思った結果のお話。 ヤマタケは最高の兄弟、SUKI…4,345文字pixiv小説作品センチメンタル・未来予想図
デジモンアドベンチャー。『センチメンタル』は、02メンバーの恋の行方の話。大輔→ヒカリ→タケルで、賢→京で、ほんのり伊織→タケルの話です。この話のタケルは、ヒカリに友人以上の感情を持っていないので、タケル☓ヒカリではないのでご注意ください。『未来予想図』は、『センチメンタル』の後、02最終回へと続く、子どもたちが未来の自分を語る話となります。多分、最後に出したデジモンの薄い本でした。16,472文字pixiv小説作品タケヒカへの愛、赴くまま。
タケヒカは、自分にとって特別な存在です。 何せ、カップリング道という修羅道を歩む原因ですからね。とてつもなく大好きです。 じゃあこんなの書くなよ! と内なる声が聞こえるぐらい好きですよ。 あと、とりあえず大輔とウォレスごめん、特にウォレス二重にごめん。1,610文字pixiv小説作品- おれとぼくらのあどべんちゃー
おれとぼくらのあどべんちゃー 第11話 ちびっこ探検隊その1
タケルと大輔が仲良くなるイベント開始 前→http://touch.pixiv.net/novel/show.php?id=7320870 次→http://touch.pixiv.net/novel/show.php?id=736493120,085文字pixiv小説作品 - 傷跡
傷跡3
傷跡3です。 読んで下さってる方、ブックマーク、評価ありがとうございます。 前回は話せるようになったタケルが 初めてあの事件の事を語り、 ヤマトも奈津子も大きくショックを受けました。 最後の質問に答えられなかったタケルは ドクターストップがかけられた直後、意識を失い、 その後しばらく入院生活を送っていましたが 見舞いに来た大輔と初めて言葉を交わし その後、ヤマトを交えて3人でアイスを食べる中 ヤマトと大輔はどうやら相性が合わないらしく…。 タケルの退院日、突然待合室のテレビ画面が砂嵐に変わり 怯えるタケル、車は一旦石田家へ向かったものの 雷雨がひどくなり… というような展開でした。 今回はヒカリが黒い影を見た事を太一に伝え、太一からヤマトに連絡します。 病院から戻ったヤマトは太一からの留守電の伝言を聞き、太一に連絡します。 ヤマトはタケルの様子がおかしい事とヒカリが見た砂嵐の黒い影が 関係してるのではと考え、どうにかして今日中に会おうとするも 雷雨でなかなか思うように動けずに居たら まさかのタイミングで光子郎から連絡が入ります。 光子郎の母親・佳江の運転する車で 太一とヒカリは光子郎と共に石田家に向かいます。 そして石田家の和室でゲンナイからメールが来た事と ヒカリが見た砂嵐の映った映像を再生していたら ヤマトの部屋で寝ていたタケルが怯えた様子でヤマトにしがみつき 最後の質問の答えを口にしますが…。 という感じなんですが、 もちろん大輔は登場します。 ちょっと読んでみようかなと思った方は是非お願いします。12,337文字pixiv小説作品 original story
リクエストをいただいた「タケヒカ結婚前夜」物語です。 少しだけパタテイルも登場します。 タケル視点。 本編の内容に勝手な解釈+勝手な思い出作りをしているので 苦手な方は読まないことをお勧めします。2,179文字pixiv小説作品- デジモン
【デジモン】図らなくても以心伝心
フォロワー様10人ありがとう企画!(たまたまです 拙い文章、挨拶回りにも行けないチキン作者ですが、フォローしてくださり本当にありがとうございます。 こちらにて、感謝の言葉をお伝えさせて頂きます。 だからと言って考えたわけではないですが(ヲイ アンケートでヤマ太好き、タケヒカ好きとお答え頂いてる方が多くいらっしゃいますので(アンケート解答くださり、本当に感謝感激でございます☆ 八神家&石田家ののほほん話をやりたいなと思った作品があるので、それをこちらにてUPさせて頂きます★(いかに跡づけだったのかがここにて判明/最低 でも、感謝の気持ちは本当にかわりません! もちろん、ブックマークしてくださった皆さん、評価(?10の位で点数つくやつ)をしてくださった皆さん、閲覧してくださった多くの皆さんも本当にありがとうございます!! これからも、好き勝手書いていきますが、よろしければお付き合いください☆★ ということで、前置き長くなりましたがしょうもない話にお付き合いくださるよという方はお進みください♪4,841文字pixiv小説作品 - 気がついたら僕は…
気がついたら僕は…2
気がついたら僕は…2です。 いつも読んで下さる方、ブックマーク、いいね、コメントありがとうございます。 1では飛び出したヒカリを追いかけて行く途中で転んだタケルが現実世界に戻り、 母親の奈津子にヒカリの事を聞かれた所まででしたが 今回はその続きになります。 デビモンも出しちゃいました。 :のデビモンはタケルよりエンジェモンに執着しているようでしたが やっぱりタケルを弱らせたい私としては黒い血=デビモンの象徴であります。 タケルがデビモンに飛ばされた場所は02でヒカリが居た暗黒の海という設定です。 よろしければまたお付き合い下さい。2,254文字pixiv小説作品 - 02
仮想世界に思いを馳せて現実世界に涙する
私の中の太一さんは勝つためには、自分の気持ちを切り捨てられる人。 ヒカリもタケルも太一さん個人には必要不可欠な存在。 でも、チームで考えるとヒカリもタケルも大輔側の人間。 大輔のチームにヒカリとタケルが居ないと勝てないことが判っているから。 なので、太一さん自身が何かを感じていたとしても、それすら振り払って二人を大輔の下に送り出します。 そして、それは送り出す相手が大輔だから、太一さんは黙って送り出せる。 これが、もし、縁もゆかりもない子だったら、果たして大事なメンバーである二人を預けることが出来ただろうかと考える。 でもって、太一さんが多大な信頼を置いてることなんて微塵も感じてない大輔。 でもそんな大輔が大好き。 光子郎さんに関しては、もう、アレです。 公式の「太一さん以外をリーダーとは認めない」っていうガチ発言が一生根付いていくに違いない。 光子郎さんは公式で太一さんのこと好きすぎる。 こっちがびっくりするくらい好きすぎる!3,220文字pixiv小説作品