概要
レベル | 完全体/究極体(※1) |
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タイプ | 合成型/マシーン型(※2) |
属性 | データ |
必殺技 | ヒート・バイパー |
得意技 | ハイブリッドアームズ |
勢力 | アンノウン、ナイトメアソルジャーズ |
データ容量 | 20.0G(※2) |
(※1)『アノードテイマー』・『カソードテイマー』、『デジモンワールド2』での世代。
(※2)ワンダースワン「デジモンアドベンチャーアノードテイマー」特製カードダスより。
生物系デジモンの体の一部を合成して誕生した、完全体デジモン。
ムゲンドラモンのプロトタイプとも対になる存在または対抗手段とも言われ、機械系パーツで構成されたムゲンドラモンとは対照的に生物系パーツで構成される。キメラモンとムゲンドラモンのジョグレス進化によりミレニアモンが誕生する。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
手、足、体、尾など全体を構成する各パーツが、様々なデジモンの合成で組み合わされ創られている合成型デジモン。何故このような合成が行われたのか、それは謎に包まれている。
数種のデジモンのメタルパーツを合成したムゲンドラモンに対し、生身のパーツで組み合わされており、ムゲンドラモンの試作型なのか、対ムゲンドラモン用に造られたデジモンなのか、その真相は未だ解明されていない。ただ一つだけ分かっていることは、キメラモンの恐るべき闘争本能、そして強大な破壊力だけである。
必殺技は四本の腕から放出される、死の熱線『ヒート・バイパー』。この熱線を受けたものはキメラモンの呪いのごとく、見るも無残にバラバラに四散してしまう恐ろしい技である。
活躍
アニメ
デジモンアドベンチャー02
CV:平田広明(第21話)
デジモンカイザーが各地で(主に他の選ばれし子供のパートナーデジモンと自分が操ってきた)デジモンのデータを集めて作った合成獣デジモン。
ディグモン(アルマジモン)曰く、「あんなデジモン見た事も聞いた事も無い」
あまりの強さと移植したデビモンの腕の暗黒の力で暴走を始め、カイザーの基地を破壊しつつエネルギーを消耗したマグナモンを苦しめるが、ワームモンの犠牲により強化されたマグナモンのエクストリームジハードを受けて倒される。
なお、作中ではデジモンカイザーが考案し初めて作り出した素振りを見せているが、一乗寺賢に暗黒の種を植え付けカイザーにしたのはキメラモンとムゲンドラモンのジョグレスしたミレニアモンである。
暗黒の種を通じて洗脳することで、自身の素材としてのキメラモンの記憶を植え付けていたのかは不明だが、02前の時系列であるデジモンアドベンチャー及び『アノードテイマー』・『カソードテイマー』の時点でキメラモンは存在していた事から、カイザー製のキメラモンはオリジナルを基に作られた人工デジモンという位置づけになる。
基本的に咆哮と唸り声しか上げないが、第21話では素体となったデビモンの声で笑い声や断末魔の叫びを見せている。一方、オリジナルのキメラモンは今までの敵ボスデジモンと同様に、流暢に人語で話している他、非常に狡猾な知恵者である
デジモンアドベンチャー:
中盤から黒幕ミレニアモンの存在が再三言及されており、第46話では選ばれし子供達の前に現れたセフィロトモンが太一&アグモン、ヤマト&ガブモン、光子郎&テントモン、タケル&パタモンを監禁し、彼らが戦ってきたデジモンのデータを収集。
閉じ込めたパートナーデジモン(の進化形)含めキメラモンの素材となるデジモンは大体登場しており、
第49話ではそれらの回収したデータを元にし、自らキメラモンに進化(ただし、テロップが表示されず、終始白い泡のような物質に包まれて眠っていたままであったが)。
自分の素材以外のデータから作り出したと思われるグリフォモンを産み落として戦わせることで時間を稼ぎ、メタルガルルモン、ガルダモン、アトラーカブテリモンの攻撃を寝たまま跳ね除け、そのままムーンミレニアモンに吸収されミレニアモンの完全復活の生贄となった。
コミック
デジモンクロスウォーズ(漫画)
レインゾーンにて、ダークナイトモンによってダーククリスタルパレスに封印されていたデジモン達が、天野ネネと融合したシェイドモンによる連続強制デジクロスによって誕生。
同じ経緯で誕生したムゲンドラモンと強制デジクロスして、後の展開に重要な役割を担うミレニアモンとなる。
その後ジュピターゾーンの決戦にて、ムゲンドラモンとあわせて四百体以上登場し、クロスハートとブルーフレアの連合軍やバグラ軍に襲い掛かった。
この光景にアルフォースブイドラモンは、「こっ…この数を揃えるのに何体のデジモンが犠牲になったんだ…!?」と発言していた。
集められたデジモンのデータから誕生した02とは違い、クロスウォーズのキメラモンは強制デジクロスによって誕生する事を考えると、彼でなくともそう叫びたくなる。
ゲーム
デジモンストーリー
かつてデジタルワールドで混乱と破壊を巻き起こした邪悪なデジモンで、パグモンことアンティラモンが人間のテイマーと共に立ち向かうも敗北してしまう。やがて主人公に巡り会い、かつての姿を取り戻したアンティラモンに敗れた。
本作ではボスとしての登場で、種族は「キカイ・ヘンイ」となっている。2作目からは育成可能デジモンとして登場し、種族も「アンコク」となっている。
第3作ではイレイザーズの使役する序盤ボスとして登場する格下げを食らう(尤も、第3作では育成が楽になっているというメリットがあるが)。
元となったデジモン一覧
普通、こうしたデジモンの合成はジョグレス進化で行うのが普通だが、ジョグレス進化は異なるデジモンが2体で合体進化する現象の事を言うので、キメラモンはジョグレス進化ではなく、5体のサイボーグ型デジモンのパーツを合成されたムゲンドラモン同様に人為的に合成されたか、データのバグで様々なデジモンが合わさったと考えるのが自然だろう(合体する数の多さではむしろ後年に作られた『デジクロス』やアルティメットカオスモンに近く、漫画版クロスウォーズではデジクロスして生み出しているのも納得である)。
(※3)02ではメタルグレイモンのパーツとして扱われている。ただしメタルグレイモン自体がグレイモン・エアドラモン・デビモンの三体をミックスしたデザインのため、エアドラモンの髪≒メタルグレイモンの髪という認識も間違いではない。
進化
進化元
デジタルモンスターカードゲーム
ポケットデジモンワールド
ポケットデジモンワールド ウインドバトルディスク
ポケットデジモンワールド クール&ネイチャーバトルディスク
デジモンアクセルジャスティスゲノム
デジモンストーリーサンバースト・ムーンライト
デジモンフォーチュン
デジモンペンデュラムZ
- アルゴモン(成熟期)+ワクチン種orデータ種
- ウィッチモン+データ種orフリー種
- スティングモン+データ種
- デビモン+ワクチン種orデータ種
- ドーベルモン+データ種orウィルス種
- フレアリザモン+データ種
- モジャモン+データ種orウィルス種
デジモンリンクス
バトルスピリッツ
バイタルブレス
進化先
デジタルモンスターカードゲーム
- ヴァルキリモン(St-340)
- グランディスクワガーモン(SX-18)※トリケラモン、クンビラモンとジョグレス進化
- クロスモン(Bo-882)
- クロスモン(Bo-31)※メタルグレイモンとジョグレス進化
- スーツェーモン(St-956)※完全体とジョグレス進化
- ミレニアモン(Bo-193)※ムゲンドラモンとジョグレス進化。
ポケットデジモンワールド
ポケットデジモンワールド ウインドバトルディスク
ポケットデジモンワールド クール&ネイチャーバトルディスク
デジモンアクセルジャスティスゲノム
- メタルエテモン
- タイラントカブテリモン※メタリフェクワガーモンとジョグレス進化。
デジモンストーリーサンバースト・ムーンライト
デジモンフォーチュン
デジモンペンデュラムZ
バイタルブレス
デジクロス
デジモンクロスローダー
余談
こう見えてデータ種だったりする。
(合成素材にウィルスもワクチンも混ざっているのでデータやフリーでもある意味違和感は無いが…亜種のマリンキメラモンはワクチン種。)
関連イラスト
関連タグ
暴君怪獣タイラント…恐らく元ネタ。