概要
シェンウーモン所属のデーヴァ。干支は「子」の完全体であるデジモン。デーヴァの中では小柄で羽が生えている。
シェンウーモンと禅問答ができるほどの知恵者なだけあり、大抵の敵の攻撃は先読みして回避できてしまう。この為か性格はかなり皮肉屋で辛辣な物言いが特徴で、相手の次の行動を言い当てて相手の心をかき乱す戦術を得意とする。近接戦闘の際にはサイコキネシスを使って背中に背負った「宝杵(パオツウ)」を操って戦うが、何分、本体が非力なのが玉に瑕。
必殺技は分身で作り出した六芒星の結界に相手を閉じ込め、宝杵で潰す「クリミシャ」(ヒンドゥー教の地獄の名前に由来)。
口癖はやはりというか「チュ」。
活躍
デジモンテイマーズ
CV:宮田幸季
スーツェーモン所属のデーヴァ。新宿中央公園のマンホールからリアライズ。残像を作り出せるほどの高速移動ができるが、打たれ弱く、同じ公園内にリアライズしたレオモンに倒された。
デジモンリアライズ
こちらでも四聖獣配下のデーヴァという設定で、やはり人間の力を当てにするデジモンを快く思っていない。
しかしながら、デジタルワールドを守りたいという志は本物であり、ゴツモンの村でタイタモンの姿を模したスパイラルに苦戦していた際、自分とは本来無関係なはずのデジモンを助けようとする慧斗の姿を見て、かつての理想を思い出し、四聖獣のデジコアの力をグラップレオモンに与えてヘヴィーレオモンに進化させた。この戦いを経て人間への態度が軟化したらしく、どこかへ去っていった。
あんまりいいところがなかった初登場作から一転、スカルグレイモンやタンクモンを模したスパイラルと単騎で渡り合い、分身でヘヴィーレオモンをサポートするなどデーヴァらしい戦闘力の高さを見せる。
クンビラモンファンなら必見である。
進化
進化前は同じ齧歯類モチーフであるプレイリモンが置かれる事が多いが、中にはビットモンやブルモンといった他のデーヴァのモチーフと丸かぶりしているパターンやレオモンやランクスモンといったネズミの天敵であるネコ科から進化するパターンもあり、なかなかカオスである。チューモンが成熟期だったらよりそれっぽい進化ルートになったのかもしれないが。
進化元
- プレイリモン
- エアドラモン(デジタルモンスターディープロジェクト)
- ブルモン(Bo-558)
- オポッサモン/ガオガモン(Dα-588)
- ビットモン/ランクスモン/レオモン(St-951)
- ヨウコモン/アイスデビモン/キュウビモン(バイタルブレス)
進化後
ジョグレス進化
- ウォーグレイモンX(Sx-12(スカルグレイモンorマスターティラノモン+クンビラモン))
- シェンウーモン(DM02-100)
- グランディスクワガーモン(Sx-18(キメラモンorトリケラモン+クンビラモン))
- チンロンモン(Dα-595(DRかWG完全体+デーヴァ))
- バイフーモン(Dα-598(MEかNSp所属の完全体+デーヴァ))
- スーツェーモン(Dα-601(NSoかWG所属の完全体+デーヴァ))
余談
バトルスピリッツではCB07『デジモン 決めろ!カードスラッシュ』で系統:完全体・神皇・漂精、黄色属性のスピリットとして登場。系統と属性は干支の「子」をモデルとした『子の十二神皇マウチュー』から引き継がれた。
スーツェーモンや系統:「神皇」を持つスピリットが相手の効果で破壊された時、対象を披露状態で残す効果もマウチューの効果をアレンジしたもの。さらに完全体の軽減シンボルを黄属性としても扱う事により、デーヴァの召喚補助も行う。