概要
チンロンモン所属のデーヴァ。干支は「寅」の完全体であるデジモン。背中に翼が生えた虎の姿をしており、見た目通りの荒くれ者でありながら、森林に平原、雪原などで狩りを行う虎のように地の利を活かした戦術を得意とする頭の切れる戦士でもある。優れた体躯と翼の働きにより走力や飛行スピード共にデーヴァの中でもトップクラスを誇り、爪と牙で敵を迅速に仕留める。必殺技は尻尾を三節棍に変形させた「宝棒」(パオバン)で衝撃波を起こす「ヴィモーハナ」だ。
活躍
デジモンテイマーズ
CV:田中正彦
作中で最初に登場したデーヴァ。山木満雄が起動させたシャッガイシステムを逆に利用してゲートを開き、リアルワールドの新宿都庁屋上に現れた。他のデーヴァの例に漏れず、人間の力で進化するデジモンを快く思っていない。
ガルゴモン、キュウビモンを簡単に倒し、グラウモンのゼロ距離エキゾーストフレイムを物ともせず、量子崩壊寸前まで追い詰めたが、初めての完全体進化に成功したメガログラウモンのゼロ距離アトミックブラスターを浴びて倒された。
デジモンリアライズ
デーヴァの一体として登場。強さこそを信じ、勝つ為には手段を選ばない性格。
かねてよりヴァジラモンが進化の力を与えた真由とクダモンに興味を示しており、人間達が信頼するに足るか見定める為、不意打を行った。
ミタマモンの戦いではあえて無抵抗の真由を狙ったが、迷いのない攻撃を浴びて彼女らの信頼を実感し、響香水月で回復させられると他のデーヴァらと同様に人間達に協力する事を誓った。
進化
進化前は成熟期相当のデジモンに虎モチーフがいないので、同じネコ科モチーフのランクスモンから進化する。一方でガルルモンは虎柄である事には違いないのでそちらから進化するルートや、ウサギモチーフのビットモンから進化するルートもある(姿形的にどうしてそうなると突っ込みたくなるが、よく考察してみると干支の順番を遡る形になっている事がわかる)。この他、ハヌモンやホルスモン、バードラモンから進化するルートもあるものの、先述の3パターンよりも繋がりが見えにくい(一応、干支に対応する動物モチーフである事はわかるのだが。)
なお、他の猫系デジモンから進化するルートは未確認。
進化元
- ランクスモン
- ハヌモン(Bo-530)
- ビットモン(Bo-560)
- ガルルモン(Bo-930)
- バードラモン/ホルスモン(Dα-591)
- デビドラモン/グラウモン/グラウモン(橙)/シーサモン(バイタルブレス)
ジョグレス進化元
以下はいずれもデジモンペンデュラムプログレスでのもの。
進化後
- ベルゼブモン(Bo-821)
- デュークモン/デュークモンX/デュークモン:クリムゾンモード/メギドラモン(バイタルブレス)
- ホウオウモン(Bo-783)
- メタルガルルモンX(デジモンペンデュラムプログレス)
ジョグレス進化
- チンロンモン(Dα-595(DRかWG完全体+デーヴァ))
- バイフーモン(Dα-598(MEかNSp所属の完全体+デーヴァ))
- スーツェーモン(Dα-601(NSoかWG所属の完全体+デーヴァ))
- シェンウーモン(Dα-597(DSかJT所属の完全体+デーヴァ))
余談
必殺技の「ヴィモーハナ」はヒンドゥー教の地獄に由来する。
TCGバトルスピリッツではCB07『デジモン 決めろ!カードスラッシュ』で系統:完全体・神皇・皇獣の赤属性スピリットとして登場。アタック時にデッキから1枚オープンして「完全体/究極体」だった時にBP6000以下の相手スピリットを3体破壊する効果やネクサスの破壊効果は干支の寅をモチーフとしたスピリット『寅の十二神皇リボル・ティーガ』に由来する。