これはキミのデジモンがリアライズする物語
概要
2018年6月25日から配信されたデジタルモンスター(デジモン)シリーズのアプリゲーム。スマホユーザーを対象にしたデジモンシリーズのゲーム展開を行っていく。
ジャンルは「友情進化デジモンRPG」。
また、アニメデジモンシリーズに関わったスタッフおよび声優が作品製作に参加。中鶴勝祥氏がキャラクターデザインを担当。スーパーバイザーとして角銅博之氏や関弘美氏。そしてアグモン役の坂本千夏氏、ガブモン役の山口眞弓氏らがそれぞれ参加している。
2022年4月21日をもってサービス終了となった。
ストーリー
デジモンが認知され始めた“少し未来の日本”。
主人公(キミ)のスマートフォンの中にもプスリモンが住み着いていた。
突如起こり始めた異変。
キミは謎の敵、スパイラルに襲われる。
ーキミを助けたい。
その一心で現実化(リアライズ)した”プスリモン”。
そして共に戦うため、エリスモンへと進化する!
テイマーとしての成長ー
デジモンとの絆ー
仲間達との出会いー
ここから、キミとデジモンたちの新たな冒険が始まっていく・・・。
登場キャラクター
CV:なし
プレイヤーの分身。男の子か女の子は判断出来ないが、どちらでも設定は可能である。パートナーデジモンはエリスモン。
名前については、チャットネームとしても設定されており、変更が可能である。
CV:種田梨沙
主人公のパートナーデジモン。リアルワールドの知識は殆どない無垢な存在。“パートナー”という言葉を胸に、未知なる敵に共に立ち向かっていく。たい焼きが大好物。
実は、スパイラルが己の存在を示すために産み出されたデジモンであり、物語が進むにつれてその影響が大きくなっていく。
- 柊拓己(ひいらぎ たくみ)
CV:内田雄馬
他人を寄せ付けず、近寄りがたい雰囲気を持つ口数の少ない高校3年生(シーズン2から大学1年生へ進級)。パートナーデジモンはドルモン。
一歩引いて周りをよく見極めてから行動するタイプで、思い立ってもすぐに行動せず冷静で慎重な対応を取る。
CV:江口拓也
拓己のパートナーデジモン。ひたむきさや真面目さを持ち、「タクミのためになろう」という気持ちが強くい。だがその一方で多少無理している所があり、本当はエリスモンやプロットモンたちと遊びたいと思っている。
- 新城ミチ(しんじょう -)
CV:高橋李依
天真爛漫な高校2年生(シーズン2から高校3年生へ進級)。パートナーデジモンはプロットモン。
やりたいと思ったものに対してはとことん貪欲。「よく働きよく遊び、よく休む」がモットー。
CV:高森奈津美
ミチのパートナーデジモン。ミチに似て非常にノリがよく、おしゃべりで盛り上がっていることが多い。そんなこともあり、ミチとの息の合い具合は一級品。
- 小日向真由(こひなた まゆ)
CV:田中美海
おっとりとしていて穏やか、そして思いやりの心を持つ専門学校1年生(シーズン2から専門学校2年生へ進級)。パートナーデジモンはクダモン。
少し周りにの状況に流されやすい所があり、いつもクダモンに心配されている。お菓子作りが得意。
CV:伊瀬茉莉也
真由のパートナーデジモン。しっかり者で教養のあるデジモンで、ふわふわした真由をしっかりサポートする面倒見の良さがある。
- 玉田慧斗(たまだ けいと)
CV:入野自由
シャイで照れ屋な大学1年生(シーズン2から大学2年生へ進級)。パートナーデジモンはエレキモン。
1人でいることが好きな性格で、人懐っこいエレキモンとは正反対。ビッグバンドのジャズサークルに所属している。
CV:畠中祐
慧斗のパートナーデジモン。マイペースで純朴な性格だが、少し甘えたところがあり慧斗の影に隠れる癖がある。慧斗の頭の回転の良さを、本気で凄いと思っている。
- 月守千尋(つきもり ちひろ)
CV:森下由樹子
テイマー達が集まるカフェ『トラッフル』のマスター。パートナーデジモンはロップモン。
主人公たちのよき理解者であり、大人の視点で彼等とデジモンたちをサポートしている。
CV:山下七海
リアルワールドで雨に打たれていた所を千尋が保護したデジモン。トラッフルで入れてくれたコーヒーが好きになったのがきっかけで、以降千尋のパートナーデジモンとして共に過ごす事になった。
相棒としてテリアモン(CV:山下七海)がいる。
シーズン1のエピローグで、トラッフルの副店長に就任する。
- 玉田のぞみ(たまだ -)
CV:田中あいみ
慧斗の妹で小学3年生(シーズン2から小学4年生へ進級)。パートナーデジモンはパンプモン。
人懐っこさと屈託のない天真爛漫な性格。慧斗のお下がりである携帯用クラシックゲームが好きで、よく遊んでいる。
CV:梶裕貴
のぞみのパートナーデジモンで完全体。のぞみとは同年代の友達の様な関係。遊ぶことや楽しい事が好きなデジモン。
サイドストーリー1話で、ノーブルパンプモンに究極進化する。
シーズン2から登場
CV:石川由依
主人公やミチ達の前に突如現れた謎の少女。常に無表情かつ寡黙で、口を開いても機械的な応対が殆ど。
自らを「デジタルワールドの使者」だと名乗っており、それ以外の素性は一切明かされていない。
CV:梅原裕一郎
もんのパートナーデジモン。冷静沈着でもんのことを細かくサポートしている。もんとの関係はパートナーデジモンである以外不明であり、多くは語っていない。
- 夏八木カズマ(なつやぎ -)
CV:斉藤壮馬
第4章から登場。拓己のバスケ部の後輩で、高校2年生。拓己を誰よりも尊敬している。思い込んだら一直線な熱血漢。
バスケ部のOBが来る練習日に来なかった拓己を探し、トラッフルを訪れたのがきっかけで、主人公達と出会う。
CV:西山宏太朗
カズマのパートナーデジモン。元はデジタルワールドの『はじまりの街』にデジタマの状態で住んでいたが、スパイラルが襲撃した際に生じた空間の歪みによって、リアルワールドへと迷い込んでしまう。
そこを偶然現れたカズマに助けられ、孵化した後は彼を気に入りパートナーとなった。
- 双見英司(ふたみ えいじ)
CV:駒田航
第5章から登場。トラッフルに新しく入ったアルバイトの青年。物腰が柔らかく、落ち着いた雰囲気の持ち主。
- 新海沙羅(しんかい さら)
CV:久保田未夢
第5章から登場。優雅さと気品を合わせ持った少女。常に礼儀正しく、誰に対しても一定の距離感で接する。
CV:上田麗奈
沙羅のパートナーデジモン。沙羅とは非常に長い付き合いらしく、いつも彼女の側に寄り添っている。
ゲストキャラクター
CV:坂本千夏
少し能天気な所があるデジモン。普段はデジタルワールドに住んでおり、パートナーとの隔たりなく友好性を持てるようにしている。スパイラルと交戦中だったエリスモンを援護し、その出会いがきっかけで仲良くなる。食いしん坊。
パートナーは不明で、アニメ『デジモンアドベンチャーシリーズ』の主人公、八神太一のアグモンと同一なのかは分からない。時々ウォーグレイモンにワープ進化して、エリスモン達に特訓をする。
CV:山口眞弓
アグモンの親友で、お菓子を一緒に食べる仲間。メタルガルルモンにワープ進化して、プレイヤーとエリスモンに特訓してもらう。
なお『デジモンアドベンチャーシリーズ』のパートナー、石田ヤマトのガブモンと同一なのかは不明。
CV:野田順子
ダークマスターズとの交戦中に、デジタルポイントに飛ばされてきたアグモンの親友。ダークマスターズとの戦いの後、マグナモンやインペリアルドラモンに進化してエリスモン達の特訓をしてもらう。ラーメンが好きな様で、後にブイモンを主役とした最高のラーメンを作るための材料探しに出掛けるという内容のDFQが、配信されている。
なお、デジモンアドベンチャー02に登場するブイモンと同じ声優が担当しているが、本宮大輔のパートナーデジモンであるかは、アグモン、ガブモンと同じく不明である(しかし前述のラーメン好きという設定は、大輔が02の最終回で世界に名だたるラーメン屋になった事が元ネタとも考えられる)。
もともとデジモンリアライズ本部が行ったアンケートにてトップを取り、それがきっかけで出演が決まった。
その他
- スパイラル
デジタルポイントと呼ばれる空間に発生する、一見テクスチャー状のデジモンの様にも見えるが、似て非なる存在。正体も目的も不明。
様々なデジモンの姿を模している事から、ケラモン型スパイラルなど、「~型スパイラル」と呼称されている。
- ナレーター
CV:平田広明
デジモンアドベンチャーシリーズでは、成長した高石タケルが大人になったものと言われているが、アグモン、ブイモン、ガブモンと同様に、アニメとの関連性は不明である。
余談
この他にも過去作のアニメをオマージュしたと思しき部分があり、四聖獣の進化ルートが『デジモンアドベンチャーtri.』準拠になっていたり、以下のデジモン達の性格や関係性がアニメシリーズ準拠になっていたりする(ただし、本編とはあくまで別人である)。特にフィーチャークエストに登場する個体はその傾向が強い。
例えば
- エテモン(デジモンアドベンチャー)
- ダークマスターズ(")
- ホークモン(デジモンアドベンチャー02)
- アルマジモン(")
- レナモン(デジモンテイマーズ)
- ベルゼブモン(")
- シャウトモン(デジモンクロスウォーズ)
などが該当する。
なおソシャゲという関係上、登場デジモンの数は限られている為、本来の進化ルートとは異なるデジモンが進化ルートに配置されていることがある(例として、ジュエルビーモンの枠がオオクワモンになっているなど)。
本作初出のデジモン
本作が初出となったデジモン達。後にエリスモンは『デジモンゴーストゲーム』、オメダモンは『バイタルブレス』に登場している。
世代 | デジモン | 備考 |
---|---|---|
幼年期Ⅰ | プスモン | |
幼年期Ⅱ | プスリモン | |
成長期 | エリスモン | |
成熟期 | フィルモン | |
完全体 | スティフィルモン | |
究極体 | ラセンモン | |
究極体 | ラセンモン:激昂モード | |
究極体 | オメダモン | メダロットコラボで登場 |
究極体 | ガイオウモン:厳刀ノ型 | |
究極体 | ノーブルパンプモン | |
究極体 | ヘヴィーレオモン | |
究極体 | ミタマモン | |
究極体 | ラブリーエンジェモン |
新たに3Dモデルが作られたデジモン達
本作登場デジモンの中には『サイバースルゥース』や『デジモンリンクス』では3Dモデルが作られず、本作で初めて3Dモデル化されたデジモンも一定数存在する。また、これらのデジモンの必殺技モーションも1から制作されている。
特にデーヴァにはアーマー体が進化先に据えられた上で全種実装されており、アーマー体にこれ程までに力を入れたRPGはデジモンの歴史上でも珍しく、デーヴァのストーリー中の扱いも良い方である。
ちなみにアーマー体の参戦数はデーヴァに進化する12体、ラピッドモン、マグナモン(通常種と黒の2体存在)、フレイドラモン、ゴールドブイドラモン、サブマリモン、シュリモンの19体とかなり充実している。
世代 | デジモン | 備考 |
---|---|---|
成長期 | エレキモン(紫) | |
" | ベアモン | ベアモン系譜ではマルスモンのみが未参戦 |
" | ムーチョモン | ペンモンを差し置いて参戦 |
成熟期 | アカトリモン | コカトリモンを差し置いて参戦 |
" | オメカモン | |
" | グリズモン | |
" | タスクモン | |
" | ディノヒューモン | コテモン系譜では唯一の参戦 |
アーマー体 | プレイリモン | クンビラモンに進化 |
" | ブルモン | ヴァジラモンに進化 |
" | ランクスモン | ミヒラモンに進化 |
" | ビットモン | アンティラモンに進化 |
" | クアトルモン | サンティラモンに進化 |
" | サジタリモン | インダラモンに進化 |
" | シープモン | パジラモンに進化 |
" | オポッサモン | マクラモンに進化 |
" | スワンモン | シンドゥーラモンに進化 |
" | ライドラモン | チャツラモンに進化 |
" | ボアモン | ヴィカラーラモンに進化 |
" | ゴールドブイドラモン | |
完全体 | オロチモン | |
" | メイクラックモン | |
" | ローダーレオモン | |
" | ワルシードラモン | |
" | クンビラモン | |
" | ヴァジラモン | |
" | ミヒラモン | |
" | マジラモン | |
" | サンティラモン | |
" | インダラモン | |
" | パジラモン | |
" | マクラモン | |
" | シンドゥーラモン | |
" | チャツラモン | |
" | ヴィカラーラモン | |
究極体 | シェンウーモン | |
" | スーツェーモン | |
" | チンロンモン | |
" | バイフーモン | |
" | ファンロンモン | |
" | バンチョースティングモン | |
" | バンチョーゴーレモン | |
" | バンチョーマメモン | |
" | バンチョーゴーレモン | |
" | サクヤモン(巫女モード) | |
" | ラジエルモン |
育成キャラとして実装されなかったデジモン達
一方でモデルが作られながらも、ストーリーだけの登場に終わったデジモンも一定数いる。