データ
概要
初登場はソーシャルゲーム『デジモンリアライズ』。
究極体の獣人型デジモンで、スティフィルモンが正しい心を持ったまま進化した場合、この姿になるという。見た目は刺々しいが性格は優しく、仲間の思いを吸収してパワーに変えるという「善意」と連動した特殊能力を持つ。兎に角どこぞの螺旋力じみた必殺技が多い。天を貫くそのパワーに貫けぬ邪悪などいないだろう。
必殺技は腕のブレードを高速回転させて放つパンチ「ジャイロスマッシュ」、さらに高速回転させたブレードから螺旋エネルギーを発する「クオリアライズブラスト」(名前に「リアライズ」が入っているという小ネタも…)、全身の棘を合体させたドリルで敵を貫く「スパイラルヴァニッシュ」。
デジライズでは左腕に激昂モード、右腕に通常形態の力を込めた「スピナス・クオリアライズブラスト」を習得している(ユーザー全員に配布された超勇敢ラセンモンの必殺技に設定されており、ストーリーの終盤でラセンモンがパワーアップした状態という設定であった)。
ラセンモン:激昂モード
初登場はソーシャルゲーム『デジモンリアライズ』。
悪意が増幅された状態で進化するとこちらの姿になる。その姿は原種以上に怪物じみた凶悪なものに変化していて、自分の中に渦巻く負の感情への拒絶と葛藤が凶暴な性格を形成する原因となってしまった。
必殺技は尻尾で敵を滅多刺しにする『デスペレイトボルテックス』と、敵のデジコアに食らいつく『プレデターズバイト』。そして腕のブレードを回転させて竜巻を起こし、周囲一帯を破壊する『スパイラル・ヘル』。
亜種にオリジナルと同じカラーリングになった「ラセンモン(Anniv.)」が存在している。
デジモンリアライズ
最初は激昂モードの姿が登場。
スパイラルの器となったスティフィルモンがアグモンに主人公のパートナーの座を奪ったとスパイラルに吹き込まれ、周囲のスパイラルを吸収して変異した姿で、体の主導権はスパイラルが握っているが、エリスモンの意識も少し残っている。
人間やデジモン達に排斥されたスパイラルらの強い憎悪の心のままに破壊活動を続けたが、その本質は破壊を以って自分たちの存在を世界に認めさせる事にある。
デジタルポイントから独力で出られる上に、ガイオウモンやウォーグレイモン、完全体が纏めてかかっても攻撃を回避するのがやっとなほどの戦闘力を有し、スパイラルを吸収する毎に回復とパワーアップを繰り返す。
最後はこれまでの冒険で得たものを伝えるべく、己の中のエリスモンの心が進化したラセンモン(通常形態)に一撃を見舞われて消滅した。
転生したエリスモンは当初は究極体になる事に迷いが生じていたが、シーズン2第13話では仲間達の思いを受けて通常形態に進化できるようになった。ラセンモンの拳は単なる戦いの道具ではなく、思いを伝える為の手段となったのだ。
スパイラル・オリジンとの決戦ではデジモンたちとの共存を望んだスパイラル各個体の力を集める事でパワーアップし、新必殺技「スピナス・クオリアライズブラスト」で野望を打ち砕いた。
主人公のパートナーデジモンがラスボスになるという展開は歴代シリーズでも珍しく(パートナーデジモンがラスボス化という意味でならメイクーモンの前例があったが)、おまけに究極体は暗黒進化の方が先に登場したというのも珍しい。
進化ルートの一例
プスモン→プスリモン→エリスモン→フィルモン→スティフィルモン→ラセンモン
『デジタルモンスターX Ver.2』では激昂モードルートを採用。マメティラモンからも進化する他、ディアボロモンXや通常形態のラセンモンに進化する。また、通常形態のラセンモンはブラックウォーグレイモンXからも進化が可能。