概要
ネットワーク上に構築された疑似電脳空間。
現実世界(リアルワールド)と同様海や陸地、大気が存在しネットワークの進歩に伴い現在進行で拡大している。『デジモンフロンティア』では惑星のような形状をしているが、公式設定でも同様。
デジタルワールドの全てを司るとされるホストコンピュータ「イグドラシル」の下、ロイヤルナイツや四方を守護する四聖獣によってデジタルワールドの管理が行われている。
デジタルデータが集まって構築されたとも(「バンダイ公式 D-3 VERSION3」より)、複数の人物や団体によって管理されている(公式サイト「デジモンウェブ」での解説文より)とも言われている(なお、デジタルワールドが人工の物とされているメディアは他に『デジモンテイマーズ』、『デジモンストーリーロストエボリューション』が該当する)。
実際にプレシオモンが「イギリスの未確認生物研究所のコンピュータ内」、トゥルイエモンが「中国深山省の奥地」、ハヌモンが「中央アジアのネットワーク圏」で発見された等の公式設定が存在するので、大雑把に「電脳内に広がる世界」(ハードやソフト、規模を問わない)の総称という認識で良いのかもしれない。こうした特性上、様々なコンピューターデータの影響を受けやすい。
ただし、『デジモンリアライズ』や『デジモンネクスト』などの作品では所謂「VR空間」とは別物として扱われている(前者ではVR空間でもデジモンは誕生しているが)。
その存在はデジモンキャプチャーによって発覚したとされ、起源はデジモンの元となったプログラムを組み込んだソフト「ライフシミュレーションワールド」であるとされる。
一度は膨大なデータからデジタルワールドを守ろうとするイグドラシルの自我の覚醒により、外界とは一時的に遮断されるが、クラウド技術の導入によってイグドラシルはオープンソースとなった。
その後、位相のズレやデータの消失(古代種の絶滅や四聖獣の誤植など様々な災厄をもたらした)、イグドラシルの独断による「プロジェクト・アーク」などを経て、位相のズレを防ぐ要石「ホーリーストーン」の配置や各デジタルワールドの並列化を行い、現在に至る。
また、ネットワーク上に構築された空間という設定を取っている作品では記憶媒体と同様に『容量』があるという設定が登場し、その削減の為にデジモンの消去を目論む勢力が暗躍することがある(『デジモンクロニクル』のイグドラシルや『デジモンストーリーロストエボリューション』のカーネルなど)。
この設定はシリーズごとに変わったり追加されていった結果生まれたものである。
現在知られているデジタルワールドの地図は『究極対戦!!デジモンバトルターミナル』で公開されたもの。
なお、当初の名称は『デジモンワールド』だったのが、『デジモンアドベンチャー02』時点でデジタルワールドの名称が生み出され、現在はこちらで統一されている。バンダイ公式監修である育成ギア「D-3」関連書籍(『バンダイ公式 D-3 VERSION3』(集英社)や『D-3完全大百科』(ケイブンシャ)など)にも「デジタルワールド」の記載があり、統一される前はメディアによって表記がバラバラであった。
作品ごとの扱い
アニメシリーズ
アニメシリーズではネットワーク上の電脳空間とも異なる異世界と設定されることが多く、こちらでの災いが現実世界に影響を及ぼす事もある。
『デジモンアドベンチャー』および『Vテイマー01』では「デジモンワールド」と呼称されていた。しかし同名のゲームが発売されたこともあってか、次回作『02』や『デジモンアドベンチャー:』などの作品では使われなくなり、現在の呼称が定着した。こちらではイグドラシルではなく、ホメオスタシスが同格の存在として登場(tri.では両者は対立関係にあるとされた)。
なお、こちらでは『火の壁』の概念があり、アポカリモンはその外側から来たという設定。
『デジモンフロンティア』においてはデジコードと呼ばれる情報体で構成されているという設定である。こちらには宇宙空間が存在し、地球に当たる星の外には月が浮かんでいる。
『デジモンセイバーズ』では異なる次元にある異世界として登場。デジモンたちは人間の情念に引き寄せられ、電子機器を媒介に現実世界にリアライズする。
『デジモンクロスウォーズ』では過去に起こった災厄の影響で草原地帯のグリンゾーンなどの複数の世界「ゾーン」に分かれており、コードクラウンと呼ばれるSDカードを入手することでそのゾーンが入手した者の統治下に置かれる。2期では全てのコードクラウンを手に入れたバグラモンによって、デスジェネラルと呼ばれるデジモンが支配する7つの王国「ランド」に分裂したが、クロスハートの勝利に伴い、統合・再建が行われる事となった。以降はシャウトモンがデジモンたちの王として統治を行っている。
漫画版ではイグドラシルは破棄され、ホメオスタシスが統治している。
なお、『アドベンチャー』での通貨はドルらしい事が判明しており、デジタマモンの店では円で支払うと無銭飲食と看做される。ゲーム作品では「bit」が採用される事が殆どである。『デジモンネクスト』でもツルギがトレイルモンの運賃をデジヴァイスicにあるデジタルマネーで支払っていたあたり、通貨の概念はあるらしいが、深くは描写されず。
『デジモンゴーストゲーム』では深くは描写されないものの、多くのデジモン達がゲートを通って人間界へ迷い込んできていることが語られている。彼ら曰く頭の中に響いた「声」に導かれる形で来てしまったと言う。
しかし物語終盤、ガンマモンの中に潜むグルスガンマモンが流したGRB因子によってあらゆる生態系や自然が破壊され、その影響で狂暴化したデジモン達が暴れ回る無法地帯と化し、デジタルワールドが消滅したも当然な状態に陥ると言うシリーズを通しても最大級の事件が発生した。
しかも、デジタルワールドと人間界の繋がりがぷっつりと遮断された事で、人間界にいるデジモンはデジタルワールドを一時的に感じ取ることができなくなっている。
ゲームシリーズ
『デジモンストーリー』第1作時点では既に人間が当たり前に存在し、テイマーとなっている。
そんな人々を支援する為にテイマーユニオンという組織が結成されており、第2作時点ではサンシャインCITYとダークムーンCITYという二つの都市が完成、ライトファングとナイトファングというテイマーチームが互いに競い合うようになった。
DSで展開されたシリーズでは冒険の舞台となるマップとは別に共通して『デジファーム』というデジモン専用の農場があり、ここで特訓や武器の作成などを行う。
『デジモンストーリーサイバースルゥース』では物語の終盤訪れることになるが、侵略を受けて壊滅状態に陥っている。
『デジモンサヴァイブ』ではデジタルワールドに当たる世界は「異世界」とだけ呼ばれ、電脳感は全くない。これには理由があるが、ネタバレになる為、ここでは言及しない。
生態系/自然環境
基本的にはデジモンによって生態系が構築されている自然豊かな世界である。
『デジモンアドベンチャーシリーズ』では海中に魚が住んでいたり、薬草が取れるなどデジモン以外の生物の存在も確認できる。また、星の配置も現実世界とは異なっており、丈が星から方角を割り出そうとした際には失敗していた。中には超巨大サボテンなど現実世界ではあり得ないような動植物も存在している。
『セイバーズ』ではよりデジタル感が増しており、空には基盤が走っている他、立体ディスプレイが浮遊している。
『アドベンチャー』や『セイバーズ』を見るに、この世界を訪れた人間が病気に罹る事もある。特に後者では未知の病原体が登場しており、感染した対象には紫色のデジソウルに似たバグエフェクトや高熱が発生する他、患者に触れた人間にも感染してしまうという恐ろしい特性を持つ(現時点ではデジタルワールドで生活していた人間が作ったワクチンしか解毒手段はない)。
『デジモンネクスト』では心臓病を患っていた乾ユウが体調不良を訴えないなど作品によっては人間の体調にも影響するようである。
来訪する方法
大抵の作品では簡単に来訪する事が不可能で、選ばれた人間だけが行き来出来るという場合が殆ど。
『デジモンアドベンチャー』では電子機器が全くないキャンプ場から転移させられたり、『デジモンアドベンチャー02』ではD2とデジタルゲートをオープンできるパソコンさえあれば簡単に行き来出来たり(ただし、ポータルとしてデジタルワールド側にモニターが存在している事が必要)、『デジモンフロンティア』や『デジモンネクスト』ではトレイルモンに乗って来訪、『デジモンクロスウォーズ』ではクロスローダーを手にした事で招かれるなど一口に選ばれた人間がデジタルワールドに来訪する方法と言っても色々ある。
『デジモンテイマーズ』や『デジモンセイバーズ』ではギルモンの掘った穴がゲートになったり、次元振動爆弾で次元の壁を壊したりと何らかの外的要因でゲートを開通させるという方法が取られる事も(後者に関しては転送装置でデジタルワールドに行くという方法もあった)。この方法の場合はデジタルワールドに行く為に特別な資格は求められない。
また、『セイバーズ』では不必要にデジタルワールドに入ることはなく、DATSメンバーはリアライズしたデジモンをデジタマに還し、転送装置でデジタルワールドに帰している。また調査などで赴く必要が出た際には超空間通信機と帰還用の座標を設定する転送マーカーを持っていく(イクトのブーメランが命中し、霧散してしまった為、湯島の手引きで漸く現実世界に帰れたほど、セイバーズ世界のデジタルワールドは人間界への帰還が難しい)。
帰還する手段が来訪した手段とは全く異なる例も存在しており、『テイマーズ』ではディーアークに似たアーク(箱舟)が帰還手段となった。
逆にヴァンデモンが自分の館のゲートから現実世界に来訪する(『アドベンチャー』)など、これらとは逆にデジモンが現実世界に来る手段というのも勿論存在している。
なお、『デジモンチャンピオンシップ』ではデジタルワールドに行くのではなく、歴代でも珍しいニンテンドーDSを使ってアクセスしているというケース(なので、プレイヤーはDS内にあるケージにデジモンを飼育したり、デジタルワールドの各エリアにアクセスしてデジモンを捕獲するという育成方式を取っている)。
また、魂だけでデジタルワールドを訪れた人物もおり、『フロンティア』の木村輝一が該当。
移動手段
基本的に人間がデジタルワールドを探索する方法は徒歩かデジモンに乗るかのどちらかである。
後者はパートナーを任意のタイミングで様々な姿に進化させられるようになった『02』で多く見られた。一方で、水上や水中を移動するにはそういった場所を泳げるパートナーデジモンや野生デジモンの力を借りるか、現地にあるものを使って移動するなどの方法をとる必要がある(『デジモンワールド3』でもサブマリモンやディグモンの力を借りて探索を行う)。
デジモン達の中には固有の乗り物でデジタルワールドを移動する者も存在する。一例としてはモノクロモンが引くトレーラーに乗るエテモンや意思を持ったバイクに乗るベルゼブモン、バギーに乗るアルケニモンやマミーモンなどがそれである。
『デジモンワールド2』では探索用の乗り物としてデジビートルが登場している。
『フロンティア』ではデジタルワールド中に線路が開通しているのでトレイルモンが長距離の移動手段となる。ただし、トレイルモンの設定も作品で一貫しているわけではなく、『ネクスト』ではトレイルモン自身が乗客を指定した場所へ乗降りさせる事ができる設定である為、敷設された線路以外の場所も進める設定となっている。
『デジモンストーリーシリーズ』ではポータルを使って各エリアに行くという方式が取られ、ゲートディスクがあなぬけのヒモ枠となっていた。『ロストエボリューション』以降は各エリアにポート(空港)が存在し、『ロストエボリューション』はデジシップという飛行艇、『超クロスウォーズ』ではパロットモンに乗って各エリアのポートに行くという方式が採用された。
食べ物
デジタルワールドには可食植物が存在し、現実世界と特性が良く似た物から、焼くと肉の味に変わる『肉リンゴ』(『フロンティア』)やどう見てもスナック菓子に見えないが木になっている『デジノワ』(『クロスウォーズ』)など現実世界の食べ物と見た目が似通っているだけで特性を異にする物も存在する。
デジモン達はこのほかにも、肉をゲーム作品で食べる事があり、そちらはデジモンを屠殺して手に入れるものではなく、畑から取れるものとなっている(実質的には大豆に近い)。
中にはデジモンを捕食するデジモンもいるようである。
デジモン達の野生的なイメージに反して、アニメや育成ゲームなどでは「料理」の概念が存在し、料理店を開いているデジタマモン(『アドベンチャー』)や車内販売をしているバーガモン(『フロンティア』)、泥団子を作って食べているツチダルモン(『テイマーズ』)のような例も確認されている。
これらの食べ物は人間が食べても全く問題ないようである。これらの事からもわかるように食べ物は基本的には現地調達なのだが、『デジモンネクスト』ではデジヴァイスicから食べ物を発生させられる為、そこまで子供達は食べ物には困っていない(セイバーズの『デジヴァイスic』にはない機能である)。
オブジェクト
デジタルワールドは基本的に大自然が広がる世界となっているが、ネットワーク上に構築された世界というだけあって、自販機やスワンボートなど文明的なオブジェクトや都市、遊園地も存在する。といっても、必ずしも、あるべき場所に置かれているわけではなく、不条理な場所に置かれていたりする事が多い。例えば『アドベンチャー』では温泉の近くに卵の入った冷蔵庫があったり、地上を走る豪華客船があったり、湖の近くに電車が存在し、線路もなしに動くといった物理法則を無視した現象を引き起こす事も(最終話で子供達が帰還する手段になった)。
この他、『アドベンチャー』に登場したスパイラルマウンテンにある都市(ニューヨークやパリなどを合成したような外観)の病院には人間が作ったとしか思えない治療薬まである。この薬はデータが自然に集まって形成されたのか、それとも、デジモンが作ったのか詳細は謎に包まれている。
『02』の設定では7つの要石として『ホーリーストーン』が存在し、これが壊されるとデジタルワールドに災いが起こるという。
星の砂や貝殻に当たるものがアルファベットなどの文字だったり、ビルが絶壁の側面に無数に生えている谷があったり、流れ者の岬の館は崖下に建っていたりと『セイバーズ』ではより不条理さが際立っている。
『超クロスウォーズ』のエルエストウゾーンではエリアの各部にテントポイントが設置されており、テントを展開する事で内部で休憩やセーブが可能。
地理
公式設定
デジタルワールドの南西部に浮かぶ島。
詳細はリンクを参照。
- フォルダ大陸
『デジモンペンデュラム』、『デジモンペンデュラムZ』の舞台である大陸。デジタルワールドの北西部に浮かぶ。
主にデジモンは自然環境に合わせた6つの勢力に属しており、ファイル島産のデジモンよりも段違いの強さを誇る他、テクノロジーも上回っている。
四聖獣の一体であるバイフーモンが住まうコーデック遺跡がある。
公式設定以外では『デジモンアドベンチャーVテイマー01』で言及。
- 神の森
デジタルワールド北部に浮かぶ緑豊かな島。
四聖獣の一体シェンウーモンの住まうスクリプトの森がある。
- WWW大陸
デジタルワールド東部に浮かぶ最大級の大陸。
北部にはチンロンモンの住まうアセンブラタワー、北西部にはダイナモ発電所、北部中央にはハングアップ遺跡がある。
中央部に見えるのはクラック湿地帯。橋で本土と結ばれた砂漠島にあるのがオアシスシティ、南部にある火山帯がスーツェーモンが住まい、ゴクウモンの生まれ故郷とされるブート火山である。
DCD『究極対戦!!デジモンバトルターミナル』(初登場)や携帯機『デジモンツイン』、『デジモンジントリックス』の舞台となった。
- ネットの海
デジタルワールドの大半を占める海。
詳細はディープセイバーズを参照。
デジモン達にとって墓場・地獄に相当する場所。
詳細はリンクを参照。
- カーネル(神の領域)
デジタルワールドの中心部。
詳細は三大天使を参照。
アニメ・ゲームオリジナル
- サーバ大陸(デジモンアドベンチャー)
- スパイラルマウンテン(同上)
- ディレクトリ大陸(デジモンワールド2)
- アキバマーケット(デジモンフロンティア)
- トレイルモンのターミナル(同上)
- ザガンダ大森林(デジモンセイバーズ)
- 流れ者の岬(同上)
- 無限氷壁(同上)
- ゾーン/ランド(デジモンクロスウォーズ)
- アニメ版はグリンゾーン/アイランドゾーン/マグマゾーン/レイクゾーン/サンドゾーン/ヘブンゾーン/フォレストゾーン/ダストゾーン/シノビゾーン/ディスクゾーン/スイーツゾーン/ソードゾーン/ドラゴンランド/ヴァンパイアランド/ハニーランド/サイバーランド/ゴールドランド(元はゴールドランドゾーン)/キャニオンランド/ブライトランドが登場。
- スノーゾーン/スタジアムゾーン/リバーゾーン/レインゾーン/コリドーゾーン/スタディゾーン/コロシアムゾーン/ファクトリーゾーン/バンブーゾーン/ミストゾーン/ジュピターゾーンが漫画版限定として登場。
- クラウド大陸(デジモンアドベンチャー:)
- 無限大陸(デジモンアドベンチャー:)
- デジモンワールドのファイル島
ムゲンマウンテン/はじまりの街/迷わずの森周辺/ビートランド/ドリルトンネル/トロピカジャングル/ダイノ古代境/闇貴族の館/グレートキャニオン/ミハラシ山/ギアサバンナ/フリーズランド/アイスサンクチュアリ/ファクトリアルタウン/ミスティツリーズ/おもちゃのまち
- デジモンチャンピオンシップのデジタルワールド
- ダイナそうげん/モジュラのもり/ヌルヌルぬま/ブートジャングル/ゲスイロード/ジリジリさばく/ドライブサバンナ/サウスブリッジバレー/ドルビプラント/スノーランド/ウェーブコースト/クロンマインズ/マグママウンテン/クリアーオアシス/クラックロック/スリンカいせき
- デジモンストーリーのデジタルワールド
- データもり/とっくんマウンテン/はいすいトンネル/むしむしジャングル/ぜっぺきバレー/クロンこうざん/パケットぬま/マングローブもり/ふるぼけキャニオン/ジャンクこうじょう/カチコチさんみゃく/かいていドライブ/てんくうパレス/トロピカしょとう/ようがんリバー/コアフィールド/デストロイドベルト
- デジモンストーリーサンバースト/ムーンライトのデジタルワールド
- サンシャインCITY/ダークムーンCITY/デジコロシアム/スリラーいせき/ログインマウンテン/チップフォレスト/アングラトンネル/リミットバレー/レジスタジャングル/ループぬま/パレットアマゾン/アクセスひょうが/マクロのうみ/プロキシアイランド/カオスブレイン/トランスフィールド/シャドウヘル/タスクキャニオン/ハイライトヘブン/プロセスこうじょう/マグネこうざん
- マザボ大陸(デジモンストーリーロストエボリューション)
- デジベース/テイマータウン/ヘリテージみさき/パッチプレーリー/パケットコースト/ログインマウンテン/チップフォレスト/マグネこうざん/ラベルフォレスト/リミットバレー/ピクセルさばく/レジスタジャングル/ループぬま/パレットアマゾン/パレスラボラトリー/シャドウヘル/ノースケイプ/サウスケイプ/ノースマリン
- グラボ大陸(デジモンストーリーロストエボリューション)
- グラボセントラル/プロキシアイランド/タスクキャニオン/アングラトンネル/アクセスひょうが/スリラーいせき/ウィザードテンプル/クラスデザート/クロンこうざん/リスクファクトリー/リスクケイブ/グラボケイブ/グラボマリン/ノースシティ/サウスシティ/イーストシティ/ウェストシティ
- エルエストウゾーン(超クロスウォーズ)
- フォートヤード/スカイフォート/ナックルかいがん/ぐるぐるアマゾン/くらやみトンネル/デジタルくうかん/フラワーそうげん/ドクロひょうざん/クモノスいせき/パピルスさばく/クリスタルかざん/ステルスけいこく/ロストスペース/クリスタルどうくつ/クリスタルこうざん/トコナうみ/トコナかいがん
- パケット島(デジモンフォーチュン)
その他のデジタルワールド
後述するウィッチェルニーを含めた別世界のデジタルワールドは従来のデジタルワールドとは別レイヤーに存在し、壁の役割を担う「ネットの海」によって各レイヤーが隔てられているとされる。
ニューデジタルワールド
『デジモンクロニクル』に登場。
表記揺れにNEWデジタルワールド。略称はNDW。
従来のデジタルワールド(旧デジタルワールド)のストレージ許容量超過による崩壊の危機を回避するべく、イグドラシルが別パーテーションに創造したものでデータの効率的な蓄積・管理を目的とした「クロニクルレイヤーシステム」によりウルドターミナル(過去)・ベルサンディターミナル(現在)・スクルドターミナル(未来)の3つのレイヤーに分かれており、旧デジタルワールドとは統合管理されている。
スクルドターミナルには空中秘蜜基地「ローヤルベース」が存在し、秘蜜部隊「ローヤルコマンド」のテリトリーとなっており、ウルドターミナルには「ローラン大陸」「ゴルディア大陸」「レムーア大陸」の3つの大陸が存在する。
ローラン大陸には『王竜伝説』なる伝承が語られており、ジャンパニクル地帯の水宝玉の滝には伝承に纏わる宝玉「アクアオーブ」が眠っている。
また、別次元のデジタルワールドと繋がっているフォレストリーフが採れる森林地帯が存在し、メディーバルデュークモンの目撃例が多発しているようだ。
デジタルワールド・イリアス
イグドラシルが管理するものとは別サーバーに存在するデジタルワールド。
ホストコンピュータ「ホメロス」とオリンポス十二神族によって管理されている。
『別次元のデジタルワールド』
ナニモン、オメダモン等の設定で言及される場所で、デジモンが他のゲームとコラボした際に設定される出身地。
当然それぞれで指している場所は異なり、ナニモンの場合は「たまごっち」、オメダモンの場合は「メダロット」のゲーム世界を指す。
ウィザーモンやウィッチモンの「ウィッチェルニー」(マジカルウィッチーズの世界)も事実上ここに分類される。
第3のデジタルワールド(仮称)
ゲームシリーズのプロデューサーをしているハブモンこと羽生和正Pの発言によれば、液晶ゲームとしての公式設定ではデジタルワールドは3つ存在するとされている。そのうちの二つは「イグドラシルのデジタルワールド」と「デジタルワールド・イリアス」なのだが、残りの1つは不明。
考えられるのはWS版に登場した「エニアック」が管理するデジタルワールドか、アニメ作品(『アドベンチャー』シリーズ、漫画版『クロスウォーズ』など)で度々言及される「ホメオスタシス」が管理するデジタルワールドだと思われるが、公式設定時点で魔法使い系の故郷である「ウィッチェルニー」、ナニモンの故郷である「たまごっちの世界」など多数のデジタルワールドが確認できる為、特定できないのが現状である。
ただし、「ウィッチェルニー」についてはこの3つのデジタルワールドとはまた別の世界であると言及している。
参考
- デジモンウェブ『デジモン図鑑』(9月14日閲覧)
- 『バンダイ公式デジタルモンスター 25th Anniversary Book -Digimon Device & Dot History-』(集英社)
- 3つのデジタルワールドに関する羽生Pの発言①(Twitter)
- 3つのデジタルワールドに関する羽生Pの発言②(Twitter)
- 3つのデジタルワールドに関する羽生Pの発言③(Twitter)
- 3つのデジタルワールドに関する羽生Pの発言④(Twitter)